ゴルフで感じる肩の痛み。姿勢の崩れが隠れた原因かも?
「ゴルフをすると肩が痛くなる…」
「スイングは変えていないのに、最近肩の違和感が気になる…」ゴルフをされている方から相談をされることが多いことです。
20代から高齢まで幅広い年齢層で楽しめるゴルフですが、肩の痛みと聞くと「年齢のせいかな?」「スイングフォームが悪いのかな?」と思われがちですが、実は「不良姿勢」や「身体の使い方のクセ」が原因となっているケースが非常に多いんですよね。特に、猫背・巻き肩・体幹の不安定さなどの「姿勢の崩れ」は、スイング動作に大きな影響を与え、結果として肩に過剰な負荷をかけてしまいます。今回は・ゴルフで肩が痛くなる原因
・不良姿勢がスイングに与える影響
・肩の痛みを予防・改善するために青葉鍼灸整骨院で出来ることこれらを治療家の視点からわかりやすく解説していきます。
https://doi.org/10.1177/19417381231168832 .
肩関節とは?

肩関節は、上腕骨・肩甲骨・鎖骨の3つの骨から構成され、身体の中でもっとも可動域の広い関節です。腕を前に上げたり、後ろに引いたり、回したりと、多彩な動きを可能にする一方で、構造的には非常に不安定であり、筋肉や腱によるサポートが不可欠です。例えるなら、関節になっている部分の上腕骨の先端をゴルフボールとみて、そこにはまる肩甲骨の端っこをピンと見立てると、ピンの上でボールが動くのは安定していますが、少しでもボールの位置がピンからずれているとボールは落っこちてしまいますよね。このボールとピンとのズレが少なければ、肩関節周りの筋肉も均等に使うことができます。ズレが大きいと肩回りの筋肉の使い方がアンバランスになり、痛みを引き起こすことにも繋がってくるんですよね。わかりにくいかもしれませんが、それだけ不安定な関節ということです(笑)
また、肩の動きには「肩関節」だけでなく、肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)と呼ばれる、肩甲骨と肋骨の間の関節のような連携も重要です。これは、肩甲骨が胸郭(背中や肋骨)上をスムーズに滑るように動くことで、肩の動きを支える仕組みになっています。
この肩甲胸郭関節の可動性と安定性が失われると、肩関節に過剰な負荷がかかりやすくなるんですよね。五十肩になってしまった方は、この関節が全然動かなくなるんです。だから腕が上がらなくなるんですよね。
特にゴルフのような全身を使うスイング動作では、肩甲骨の動きが制限されるとフォームが崩れやすく、肩の痛みに直結します。プラス身体を楽に動かせないので、飛距離が出ないなどのパフォーマンスも落ちていってしまいます。
ゴルフと肩の痛みの関係

ゴルフは「肩のスポーツ」ではありませんが、スイングの際に肩の関節や筋肉、腱が大きく動員されます。特に、以下のような動作は肩に負担をかけやすいです。
・バックスイング時の肩の外転・外旋
・トップの位置での肩甲骨の固定不足
・インパクト〜フォローでの腕の振り抜き
これらの動作を不良姿勢のまま行っていると、肩関節やその周囲の構造(腱板・上腕二頭筋・肩峰下滑液包など)にストレスが蓄積され、痛みが発生します。
*腱板とは肩のインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・大円筋・小円筋)のことを指します。よく腱板断裂って言葉を耳にしたことはありませんか?腱板断裂ってこの筋肉のどれかが断裂しているということなんですよね。
不良姿勢が肩に与える3つの悪影響
① 肩甲骨の動きが制限される
猫背や巻き肩では、肩甲骨が前に引っ張られた状態になり、肩甲骨の「内転・下制」や「後傾」が起こりにくくなります。この結果、肩を正しく支えることができず、関節へのストレスが増大します。
② 胸椎・骨盤の可動性が低下し、代償的に肩を使いすぎる
本来、スイングの回旋動作には胸椎(背骨の上部)や股関節が大きく関係します。 しかし、不良姿勢(反り腰や猫背など)で骨盤の前傾しすぎたり、胸椎の後弯しすぎたりすることによって、回旋可動域の制限があると、肩や腕の力に頼るようになり、過負荷がかかります。
③ 上腕二頭筋や腱板に炎症が起こりやすくなる
不良姿勢のまま腕を上げようとすると肩甲骨が正常に動かずに、上腕骨が動いてしまい、肩峰(肩の骨の突起)と上腕骨が衝突しやすくなり、インピンジメント症候群や上腕二頭筋長頭腱炎などの障害を引き起こします。
ゴルフ肩のセルフチェック:あなたの姿勢は大丈夫?
次のチェック項目に当てはまる場合は、姿勢から見直すことが重要です。
・アドレス時に背中が丸まりすぎていないか
・バックスイングで肩が詰まる・重い感じはないか
・スイング後、肩に違和感が残る
・普段から「猫背・巻き肩」といった不良姿勢が気になっている
・背中が硬く、肩甲骨が動かしづらい
2つ以上該当した方は、肩だけでなく身体全体の使い方に課題がある可能性大です。
関連記事:「ゴルフのパフォーマンスに影響を与える姿勢とは?」
肩の痛みを防ぐために、千歳市の青葉鍼灸整骨院で出来ること

① 姿勢の特徴を分析し、それに合わせた治療やエクササイズの提供
まずはご自身の姿勢の特徴を知っていただくことが一番大切となります。1つ2つのエクササイズを適切に行えると、それだけでも姿勢は変化します。それを継続し、変化した姿勢で新しい運動パターン(今までにない身体の使い方)を覚えていくことで、姿勢改善とゴルフのパフォーマンスを両立させることが可能となります!
② 体のバランスを整える
いくら動かしたくても柔軟性が低下していることで、可動域を獲得できないことが多々あります。そのような場合にはラジオ波を用いた物理療法や手技にて身体のバランスを整えるようなケアを受けていただくことが可能です。
特に肩の場合には、肩甲骨と上腕骨の適合性を高めることが重要です。我々の言葉を使うと「求心位をとる」「セントレーションを獲得する」というような言葉を使いますが、肩関節においては手技+エクササイズでこれを獲得することが近道だと感じています。
お気軽にご相談ください!
③ホームエクササイズの指導
千歳市の青葉鍼灸整骨院に来た際には治療だけでなく、ご自宅でも簡単に行えるようなエクササイズもお伝えさせて頂いております!そうすることで、次の治療の際に新しいことを行うことができます!
肩が痛いのがなかなか良くならないときには?
以前の記事で紹介したようなエクササイズを行っても痛みが強い・長引く場合は、インピンジメント症候群、上腕二頭筋長頭腱炎、腱板損傷などの運動障害が潜んでいる可能性があります。
「安静にしていれば治るだろう」と放置せず、スポーツに理解のある医療機関を受診したり、一度私たちにご相談いただけら嬉しいです。
施術の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
まとめ
ゴルフによる肩の痛みは、フォームや道具だけでなく、「身体の使い方」や「不良姿勢」が大きく関係しています。
猫背・巻き肩・体幹の不安定性といった姿勢の崩れがあると、肩に過剰な負担がかかり、ケガや慢性的な痛みにつながってしまいます。
まずは正しい姿勢と身体の連動性を取り戻すことが、ゴルフを長く楽しむための第一歩です。















