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2025.07.14

痛みを繰り返す原因 千歳市青葉鍼灸整骨院

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

皆さんは怪我や身体の不調が治ったと思う時ってどのタイミングだと思いますか?

「痛みがなくなったとき」と思う方がだいたいだと思います。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、痛みがなくなったら治療を終了することはしないのです。

なぜならば、痛みが取れただけでは”根本改善“にならない症状が多いからです。

まずは、

  • なぜ痛みがおきてしまったのか
  • いつから痛いのか
  • どういう動作・体勢で痛みがでるのか
  • 今痛みがある部位(その周りの組織も)がどういう状態になっているのか

これらを、私たち治療家は問診や触診で把握していきます。

例えば、野球を始めた男の子が投球時に肘に痛みがあります。投球動作以外では肘に痛みはなかったとしたら、投げる動作で肘に問題があるということがわかりますよね。つまり、肘の痛みを減らす治療だけしていても、投げる動作を改善しなければまたしばらくすると、肘に痛みがでてくるということなんです。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、これは治ったと言わず、投げる動作を実際に動画で見せてもらったり、その場で素振りをして確認したりして、修正して経過を診ます。動作改善後、痛みなく投げれていたら治ったと言っていいと思います。そこまで診たら再発防止することができて、過剰な負担をかけないで動作の質(パフォーマンス)も上がっていきます。

ということで、今回はこういった根本改善を目指すには、治療の一環として動作改善や機能改善が必要なんだというお話をしていきたいと思います。

「トレーニング」と一言で言っても、種類はいっぱいあります。
たとえば「有酸素運動」と「無酸素運動」、さらに無酸素運動の中でも、ウエイトトレーニングのように筋肉に高い負荷をかけるものから、ヨガやピラティスのように自重で体のコントロールを重視するものまで、目的や手段はさまざまあるんですよね。

その中でも「ファンクショナルトレーニング(functional training)」という言葉を知っていますか?

“ファンクショナル”とは直訳すると「機能的」という意味で
人の身体本来の構造や動きに基づき、「機能的な動作」を再学習・再構築するためのトレーニングのことをいいます。

では、そもそも「機能的な身体」とはどういうことか?
について、その本質を「モビリティ(可動性)」と「スタビリティ(安定性)」という2つの視点からお伝えしていきます。

本来の身体機能を取り戻すことで、以下のような効果が期待できます。

・肩こりや腰痛など、慢性的な身体の痛みの改善
・猫背や反り腰といった姿勢の崩れの解消
・疲れにくく、エネルギー効率の良い身体の獲得

言い換えれば、「身体の機能が低下する=関節や筋肉が本来の役割を果たせなくなる」と、上記のような不調を引き起こしやすくなります。

ここでいう“機能”とは非常に広い概念ですが、今回はその中でも「関節の機能」に注目してみましょう。

関節には大きく分けて2つの役割があります。

体の機能と言っても、機能はかなり沢山あるため
ここでは「関節の機能」を簡単に紹介したいと思います。

関節にはモビリティー関節スタビリティー関節の2つの役割があります。

①モビリティー関節=可動性の役割を持つ関節

足関節、股関節、胸郭、肩甲上腕関節など。

②スタビリティー関節=安定性の役割を持つ関節

膝関節、腰椎、肩甲胸郭関節、下位頸椎など。

図のように、モビリティ関節(可動性)スタビリティ関節(安定性)は、身体の構造上“交互”に並んでいます。

たとえば、体幹部にあたる腰椎(スタビリティ関節)がしっかりと安定することで、その上下にある股関節(モビリティ関節)胸郭(モビリティ関節)がスムーズに動くようになります。

しかし、もし本来“安定”すべき関節がその役割を果たしていないとどうなるでしょうか?
その場合、別の関節が本来とは異なる“代わりの役割”を担わなければならなくなります。

たとえば、股関節の可動性が低下していると、腰椎が代わりに動いてしまい、本来「安定すべき場所」が不安定になってしまうのです。
これが、慢性的な腰痛や姿勢の崩れを引き起こす大きな原因のひとつであり、痛みがとれても繰り返す理由でもあるんです。

このように、関節一つひとつが自分の役割をきちんと果たすことで、全身の動きは連動し、ダイナミックでキレのある動作が可能になります。
「関節は交互にモビリティとスタビリティが並んでいる」という原則を理解することが、機能的な身体づくりの第一歩なのです。

引用:Joint by Joint アプローチ

モビリティー関節とは、主に“可動する”ことが求められます。
代表的な部位としては、足関節(足首)、股関節、胸郭、肩甲上腕関節(肩)などがありましたよね。

これらの関節がしっかり動くことで、全身の動きにスムーズさとしなやかさが生まれます。
たとえば股関節の可動域が狭いと、歩行や階段の昇降といった日常動作にも影響が出るだけでなく、腰や膝への負担にもつながります。

予防するためには、ストレッチなどの柔軟性を向上させることも重要ですが
股関節を動かす筋肉が適切に「関節を可動」させることが出来るかが重要になります。

ただ柔軟性が高いだけだと、かえって怪我などのリスクが高まってしまいます。
持っている可動域を、自力で動かすことが出来るように運動学習をしていく必要があります。

スタビリティー関節は、動くよりも“安定する”ことが求められる関節です。
代表的なのは膝関節、腰椎(体幹部)、肩甲胸郭関節、下位頸椎など。これらの関節がグラグラと不安定な状態だと、その周辺にあるモビリティー関節の動きまで制限され、全体の動作効率が落ちてしまいます。

たとえば、体幹(腰椎)が安定していない状態で動こうとすると、背中や腰に過剰な負担がかかり、腰痛やケガのリスクが高まります。安定性を高めるためには、コア(体幹)トレーニングや姿勢の再教育が重要です。特に高齢者で運動されている方の腰痛の場合は、体幹部の安定性は低下していることが多いですので、必ず治療では診ていきます。

なので、正しい位置で安定する力を取り戻すことが、パフォーマンス向上にも直結します。

ここまでで、関節には「モビリティー(可動性)」と「スタビリティー(安定性)」という2つの役割があること、そしてその役割を正しく果たすことの大切さをご理解いただけたかと思います。

では、それぞれの関節が適切な機能を持っていたとしても、それだけで“動きの質”が高まるのでしょうか?
実は動きの質は高まらないのです。

実際の生活動作やスポーツ動作では、体を一部分だけ使うのではなく、全身を連動させて使うことが求められます。
「立ち上がる」「歩く」「走る」「物を持ち上げる」…これらの動作は、関節の安定と可動がうまく連動することで、初めてスムーズかつ効率よく行うことができます。(「いい姿勢とは」という記事でも関連した内容を記載していますので併せて読むと、より理解が深まると思います。)

だからこそ必要なのが、“全身を正しく使う”ためのファンクショナルトレーニングです。
単なる筋トレではなく、関節ごとの役割を踏まえた、機能的なトレーニングの実践が、慢性的な不調の改善や姿勢の向上、そしてパフォーマンスアップに繋がります。

とはいえ、これらを1人で正確に実践するのは、正直かなり難しいもの。
実際、私たち治療家も、定期的に他のトレーナーに見てもらうことで、自分のクセや弱点を修正し、より効果的なトレーニングを行っています。

自分一人では気づけない部分や、うまくいかない動きの改善は、プロのサポートがあってこそ、確実かつ効率的に進めることができます。

①カウンセリング

ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。

②アセスメント

身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。

③施術

痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。

④エクササイズ

必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。

⑤プランニング

①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。

ちなみに、
千歳市の青葉鍼灸整骨院は、治療の一部としてピラティスメニューを取り入れたり、自宅で2・3分で終わるようなストレッチを行うのが特徴です。

さらに、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、月に1回札幌のパーソナルジム勤務の女性トレーナーを呼んで、マットピラティスを開催しております。だいたい50分~1時間のレッスンで、少人数(最大5名)で行っていて、20代~70代の幅広い年齢層で楽しく身体を動かしています!
料金は2000円とお手頃価格ですので、是非一緒に楽しく身体を動かしましょう😊

ご興味ありましたらこちらからお問い合わせください!

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