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2025.07.18

筋断裂と腱断裂の違い 千歳青葉鍼灸整骨院

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

北海道も30℃を超える暑さが続くようになってきましたね💦猛暑の中、走っている人を良く見かけますが、今回は、ランナーに多い代表的な怪我の一つでもある、筋断裂(肉離れ)と腱断裂の違いについてお伝えしていきたいと思います!

スポーツでのケガに多い病態ですが、筋断裂とは、その名の通り筋肉の線維が裂けたり傷ついて損傷・断裂している状態のことをいいます。直接的な原因としては、急激な筋肉の過伸展、筋肉が伸びた状態で衝撃が加わることです。筋肉の柔軟性不足、拮抗筋(主動筋の反対の動きをする筋肉の事)の筋力バランス不良などが要因として挙げられます。断裂には3つ分類があります。(ゴルフでの肩の痛みに関する記事

・Ⅰ度(微細な断裂→一般的に肉離れと呼ばれる)

・Ⅱ度(より大きい断裂)

・Ⅲ度(完全断裂)

※Ⅰ度・Ⅱ度を不全断裂と総称することもあるようです。

・大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)

・ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)

・腓腹筋(ふくらはぎ)

断裂した部位は、身体の仕組みとして修復しようとして瘢痕組織(盛り上がった傷跡)を作ります。そのため、筋肉線維がごちゃごちゃしているような塊みたいな形になっているんですよね。そのまま放置してしまうと筋肉自体の伸びが悪くなり、ツッパリ感、違和感などが残るんです。なので、しっかり断裂して瘢痕化した組織を滑らかな線維に伸ばす必要があるのです。これは、一般的なストレッチでは残念ながら伸びなくて、ピンポイントで患部を伸ばすことで筋肉が動かしやすくなっていきます。そうすれば、再発予防にも繋がっていきます。一度、肉離れを経験するとまた同じところを断裂しやすいと言われていますが、原因は瘢痕組織を取り除いてないことなんですよね。

Injury from workout concept : The asian man use hands hold on his ankle while running on road in the park. Focus on ankle.

名前の通りですが、腱が裂けるといった断裂が起こっている状態のことをいいます。筋肉は一般的に骨から骨に付着していて、その端っこのピーンっと突っ張る線維が腱です。それがだんだん筋腹に変わってモリモリの筋肉になります。なので、ざっくり言えば、どこに断裂が起きているかの違いという事なんです。

腱断裂の場合、スポーツの怪我以外では、退行性変性(加齢に伴い、細胞・組織・機能が衰えて回復しなくなる現象=老化)、関節リウマチ、骨折などによって起こることもあるんですよね。つまり、その腱が老化、使い過ぎ、こすれるなどの原因で起こります。

・アキレス腱

痛みは断裂している部分に起こり、受傷した本人でもわかる断裂音がします。つま先立ちや歩行すら困難な状態になってしまいます。

・上腕二頭筋長頭腱

中年以降の男性で筋肉労働者に多く、上腕骨の結節間溝と呼ばれる部分に断裂が起こりやすいです。

・手指の屈筋腱・伸筋腱

屈筋腱は、指や手を握る・曲げる動きで収縮する腱のことで、腱が骨と付着しているところや、筋肉から腱に移行している部分に起こりやすいです。伸筋腱は、指や手を開く・伸ばす動きで収縮する腱ですが、リウマチの病変で薬指・小指に起こりやすいです。屈筋腱では、バレーボールでのブロック時に突き指以上に損傷がひどいと断裂する可能性もあるようです。(引用:バレーボールで起こりやすい怪我

基本的には、筋断裂と同じ治療内容ですが、アキレス腱断裂の場合は手術するのが主体でしたが今は、保存療法が増えてきています。メリットとして、手術痕が残らない・感染の心配がない・手術に対する精神的な負担がない・金銭面の負担が少ないなどが挙げられます。

しかし、デメリットもあるんです。ギプス固定期間がだいたい6~8週くらいと長い事、長く固定している分、ふくらはぎの筋力低下が起こるため、固定期間中にどれだけ断裂部位の瘢痕組織がとれるかが復帰のキーポイントになっていきます。

結局、筋断裂も腱断裂もスポーツ外傷で起こっている原因には、足首や膝、股関節のそれぞれ関節にどのくらいの割合で負担をかけているか。なんですよね。特に走っている時って、身体全身の筋肉を使っていて、一部分だけを動かしているわけではないので、どの関節にも均等に負担がかかるように、分散されるように走るのが怪我の防止につながります。なので、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、具体的に片足で地面を踏み込んだ時の足首・膝・股関節の角度の確認などを行います。関節の角度が正しくないと関節周りの筋肉のバランスが悪くなり、そこばっかりに負担をかけて怪我につながるからです。そして、角度を修正することで楽に走ることができてパフォーマンスが向上していきます!

①カウンセリング

ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。

②アセスメント

身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。

③施術

痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。

④エクササイズ

必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。

⑤プランニング

①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。

ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。

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