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2025.07.26

腰の狭窄症を解説! 千歳青葉鍼灸整骨院

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

今回は、腰の疾患で代表的な腰部脊柱管狭窄症について詳しく解説していきたいと思います!

背骨の中に神経の通り道(脊柱管)があり、背骨の変形やズレ、椎間板が肥大化、脊柱管周りの靭帯の肥大化などが原因で、脊柱管内が狭くなり神経を圧迫し、腰やお尻・足に痛み、痺れをおこす病態のことをいいます。(椎間板に関する記事

これらの原因は、主に繰り返し腰椎への圧迫をかけることでだんだん症状が起こり始めます。

脊柱管狭窄症が起こるのに、いくつか種類があります。

先天性脊柱管狭窄

生まれた時から脊柱管が正常よりも狭く成長したために起こる狭窄症。特に、軟骨無形成症の人が成人すると脊柱管狭窄は起こりやすいです。(軟骨無形成症:軟骨が正常に作られないため、正常な骨の成長を阻害する病態。詳しくはこちらをご覧ください。引用:軟骨無形成症

後天性脊柱管狭窄

①変性脊柱管狭窄

だいたいの狭窄症はこの原因で起こります。加齢による繰り返し腰椎に負荷をかけることで、椎間板の老化、腰椎周囲の組織(骨・靭帯・筋肉)も変性し、神経を圧迫した狭窄症。この神経を慢性的に圧迫し続けると、下半身のしびれ、間欠性跛行(歩行中に下半身の痛み・痺れが起こるので歩き続けることが困難な状態で、休むと症状は回復してまた歩けるの繰り返し)といった症状が起こります。

変形性脊椎症による狭窄は男性が多く、変性すべり症による狭窄は女性が多く起こりやすいんですよね。(変性すべり症:本来きれいなカーブを描きながら1つ1つの背骨が並んでる状態が、負担がかかりすぎた部位の背骨(椎体)が前にずれて滑っている状態)

②合併狭窄

先天性脊柱管狭窄と変性脊柱管狭窄が合わさってる状態や、変性脊柱管狭窄と椎間板ヘルニアが合わさってる状態などがあります。

③医原性脊柱管狭窄

腰椎の疾患があり、過去に腰椎の部分に手術をしたことがある人で手術後に起こる狭窄症。

④外傷後の脊柱管狭窄

交通事故などの一瞬で大きな衝撃が腰椎に加わったことで、起こる狭窄症。

脊柱管狭窄症の代表的な症状が間欠性跛行です。どこの神経を圧迫しているかによって間欠性跛行の特徴に違いがあるので、分けてお伝えしていきます。

神経性間欠跛行

主に姿勢が深く関係する特徴があるんです。姿勢を変える(腰を丸めたり、しゃがんだり)ことで下半身の痛み・しびれなどの症状がなくなり、また歩けるといった特徴です。他の疾患(特に閉塞性動脈硬化症)で血管を圧迫することで起こる間欠性跛行による症状と似ているんですよね。

馬尾性間欠跛行

両方の下半身、お尻、会陰部のしびれ・灼熱感・ほてり・力が入らないなどの異常感覚が特徴的です。それから排尿した後も尿意を感じたり(残尿感)、排尿後にも尿が残っているように感じる催尿感などの膀胱直腸障害も起こりやすいです。でも、痛みがないのが特徴です。

神経根性間欠跛行

下半身やお尻の痛みを訴える人が多いんですよね。片側に症状が出る人が多いですが、両方に出る場合もあります。

他覚所見

どういう時に痛くなるかを聞き出して、腰部伸展(腰が反っている状態)が起こっているか=腰椎に負担がかかっている動作を確認します。立位姿勢などでも評価していきます。

簡易的な徒手検査で、腰部伸展位と屈曲位での足の筋出力をみて、伸展位で力が入りづらいと陽性とみなします。

画像検査では、レントゲンよりもMRIを撮った方が判断しやすいといわれています。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、基本的に、腰椎にかかるストレス・圧迫などを軽減させていくことを治療のポイントとして施術をさせていただいております。軽減させるためには、体幹部の安定性があるのか、腰椎への負担を減らすために必要な歩行時の胸郭回旋の可動性(背骨を捻る動き)、股関節がある程度動きやすい状態にあるのかなどをメインにチェックしていき、問題のある部分を改善していきます。

特に高齢者で狭窄症の場合は、体幹部の安定性がだいたい低下していることが多いです。安定させるために、最初は呼吸から安定させてくことも治療として行っていくこともあります。

症状がかなり重く、日常生活にかなり支障が起きてる場合は、脊柱管を拡げるための手術を行うこともあるんですよね。ですが、脊柱管が狭くても生活習慣での負担のかけ方次第で症状がおこらない人もいるんです。そう考えたら、手術は最終手段として考えて、まずは普段の動作で何の時に腰椎に負担をかけているのかに注目し、取り除いていけば、症状も改善していきます。そこを私たち治療家は治療のゴールとして行っています。

①カウンセリング

ヒアリングをさせていただき、今腰にどんなお悩みをお持ちなのかを確認します。

②アセスメント

身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。

③施術

痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。

④エクササイズ

必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。

⑤プランニング

①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。

ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。

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