千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、スポーツでのケガに多いジャンパー膝(膝蓋腱炎)について詳しく解説していきたいと思います。

別名「膝蓋腱炎」とも言われており、膝の使い過ぎによって膝蓋骨(膝の皿)に付着している膝蓋腱や大腿四頭筋腱にわずかな断裂が起こり、その組織を修復するのに瘢痕化(傷跡のような組織)や石灰化(組織にカルシウムが沈着し硬化する)が起こるスポーツ障害です。特に、バレーボールやバスケなどのジャンプや着地動作を頻繁に行うスポーツ、サッカーのキック動作やダッシュなど走る動作を繰り返すスポーツで多く見られます。この症状は、10代のスポーツ選手、特に男性に多く発症しやすいんですよね。

・運動時、運動後、階段昇降時の膝前面の痛み
・膝蓋腱炎の場合は膝蓋骨のすぐ下に圧痛、大腿四頭筋腱炎の場合は膝蓋骨のすぐ上に圧痛
・安静にしていると痛みはなく、運動時の痛みが強いと膝の腫れや熱感も伴う
・膝を曲げた時や、片足に体重をかけて踏み込むと痛みが誘発される
などがあります。
主に、レントゲン・エコー検査・MRI検査を使って腱の損傷程度や肥厚、石灰化などがあるかどうか調べていきます。

まずは、腱の炎症、腫れ、痛みを引かせるため、腱に刺激を加えないように練習の頻度を減らしたり、一時的に休ませます。治療としては、温熱治療器や高周波を使って腱の炎症を引かせます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、痛みや炎症が引いてきたら、これ以上膝に負担をかけないようにするために、その人のスポーツ中の動きや、片足での体重のかけ方を確認し、修正していきます。修正すると、この動きの方が楽だって脳と身体で認識するので、だんだん身体がその動きに慣れてきます。=パフォーマンスもアップしていきます!人間って楽に生きたい動物なので、疲れる事って積極的にやらないじゃないですか。でも、楽なやり方・使い方がわかれば絶対今までのやり方はしないはずです。ここまで治療として行ってスポーツに復帰させると、そうそう怪我を繰り返すことはないです。別の記事に膝の構造・機能について詳しく載せていますので合わせてご覧ください。(膝の構造・機能について)
炎症が強い場合は、整形で炎症部位に注射を打つことで痛みを抑えることもあります。最近では、再生医療も注目されていて、患者さん自身の成分を患部に注入して組織の修復を促す治療法もあるようです。が、それを行っても膝の使い方が改善されなければ、また炎症や痛みを引き起こす可能性があるため、機能訓練は必ず行うべきだと思います。引用にはなりますが、膝の使い方として正しいスクワットフォームについての記事もあわせてご覧ください。(引用:スクワットで膝を前に出すなは本当?)
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
いかがでしたでしょうか。
どこの痛みでも、その人が今まで経験してきた痛みの程度や腫れてる具合などで、やばいか大したことないかなどを判断されると思います。でも、自分で勝手に判断して、何か月も放置していても症状が変わらないなんてことがあったら、自然治癒する程度ではなかった、ということになりますよね。手遅れになればなるほど、治療の選択肢が限られてきて、最悪手術しか良くなる方法がないと言われてしまったら、面倒ですし生活環境、仕事環境にも大きく影響してしまいますよね。そうならないように、目安としては、怪我して2,3日様子を見て、痛みが引いてくるようでしたらそのままでも良くなっていくと思いますが、痛みが引かない、腫れがひかないなどがあった時は、一度近くの整形外科で受診してもらった方が良いと思います。もし、気になる症状・よくわからない症状などがあってお困りな時は、お気軽にご相談ください!

