千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、スポーツをされる方に多い怪我の1つのシンスプリントについて詳しく解説していきたいと思います。

シンスプリントとは、ランニングなどのスポーツ活動によってすねの内側に痛みが生じるスポーツ障害の1つです。脛骨の周りにある骨膜が炎症を起こすことで発症するため、「脛骨過労性骨膜炎」とも呼ばれています。
シンスプリントの直接的な原因は、ランニングやジャンプの繰り返しによって、ふくらはぎの筋肉が脛骨を引っ張り、脛骨に付着している骨膜への過度な負担(オーバーユース)が考えられます。特に、中・長距離走、サッカー、バスケ、テニスなどの走る量の多いスポーツをしている人に多く見られます。
発生した要因として考えられることが3つあります。
①過度な運動:急な運動量の増加(スポーツ復帰したてなど)や、硬い路面での練習、長時間の運動などが挙げられます。
②体の問題:偏平足や回内足(体重を足にかけた時、かかとが内側重心になる状態)などの足の裏のアーチ低下・地面に足が接地した時に重心位置が偏っていると、すね周辺の筋肉に負担がかかりやすくなります。また、筋肉量が少ない人や柔軟性が低下している人も発症しやすい傾向にあります。偏平足について詳しく載せている記事があります。合わせてご覧ください。(偏平足について)
③不適切なフォーム・シューズ:走っている時の足の重心位置や接地面の感覚などにエラーが起きていると、足元が安定しなくて体幹の安定性や軸がずれることや、クッション性の低いシューズの使用や硬い靴底のシューズ、かかとのすり減ったシューズも原因になることがあります。
よくシンスプリントと脛骨の疲労骨折と似ている原因や症状などがあってどっちの問題なのかわかりづらいので、原因の違いをお伝えしていきます。
脛骨の疲労骨折の原因として考えられるのは、骨に繰り返し小さな負荷がかかることで、徐々に骨にヒビが入る状態です。一度では骨折に至らない程度の力が継続的に加わる事で発生します。

シンスプリントの場合
すねの内側の中央から下3分の1にかけて、比較的広範囲に痛みが生じます。多くの場合、両足に症状が出ることがあるんですよね。
疲労骨折の場合
シンスプリントよりも膝に近い部位に発症することが多く、数センチ程度の限局した鋭い痛みが特徴的なんです。脛骨のどの部位にも起こる可能性があり、片足のみに発症することがほとんどです。
シンスプリントの場合
運動開始時に痛み、運動中に痛みが軽減することもありますが、悪化すると安静時にも痛むことがあります。鈍痛やうずくような痛みですね。
疲労骨折の場合
痛みの悪化が早く、特定の場所に鋭い痛みを感じます。徐々に痛みが出る場合もあれば、突然痛むこともあります。骨折の程度が深刻だと、安静時にも鋭い痛みを感じます。
シンスプリントと初期症状の疲労骨折は、レントゲン検査では異常がみられないことが多いようです。骨折部位も映らないことが多いです。MRI検査が診断に有効です。

積極的に、脛骨に付着している筋肉を緩めて、骨膜の負担を減らしてふくらはぎや脛周りの筋肉の疲労・張り感を取っていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、それにプラスして脛骨に負担をかける踏み込み方をしていないか、足の重心は安定する位置にあるかなどの使い方をチェックし修正していきます。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
いかがでしたでしょうか。
シンスプリントは、スポーツをしている人だけでなく、立ち仕事が多い人も発症することがあります。
どこの痛みでも、その人が今まで経験してきた痛みの程度や腫れてる具合などで、やばいか大したことないかなどを判断されると思います。でも、自分で勝手に判断して、何か月も放置していても症状が変わらないなんてことがあったら、自然治癒する程度ではなかった、ということになりますよね。手遅れになればなるほど、治療の選択肢が限られてきて、最悪手術しか良くなる方法がないと言われてしまったら、面倒ですし生活環境、仕事環境にも大きく影響してしまいますよね。そうならないように、目安としては、怪我して2,3日様子を見て、痛みが引いてくるようでしたらそのままでも良くなっていくと思いますが、痛みが引かない、腫れがひかないなどがあった時は、一度近くの整形外科で受診してもらった方が良いと思います。もし、気になる症状・よくわからない症状などがあってお困りな時は、お気軽にご相談ください!

