千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、日常生活でも起こりうるアキレス腱炎、周囲炎について詳しく解説していきたいと思います。

アキレス腱そのものに炎症が起きる状態のことを指します。アキレス腱はふくらはぎの筋肉と踵骨をつなぐ人体で一番太い腱なのです。
アキレス腱を含むパラテノンという滑液組織や周囲にある脂肪組織に炎症が起こる状態を指します。「アキレス腱付着部炎」「踵骨滑液包炎」とよばれることもあります。

アキレス腱炎とアキレス腱周囲炎では、症状と原因で特別大きな違いはなく、似ています。
アキレス腱炎
アキレス腱の痛み・腫れ・圧痛(押した時の痛み)があります。運動を開始した直後に痛みが出やすいですが、運動を続けると痛みが和らいでくるケースが多いです。
立ってる時、歩いてる時などの地面に接地する踵骨の面が内側か外側に偏って繰り返し負荷がかかることで発症しやすく、特に剣道・陸上・サッカー・スキー・ダンスなどのスポーツをする人に多く見られます。加齢によるアキレス腱の変性、不適切な靴の使用、偏平足なども原因となることがあります。
アキレス腱周囲炎
アキレス腱炎と同様に、運動時の痛みや圧痛があるのですが、アキレス腱自体の圧痛よりもアキレス腱周りの組織に腫れ・痛みが起きていることがあります。
どちらにも当てはまりますが、靴擦れも原因の一つになることがあり、長時間立つ、歩くといった動作でも発生することがあるんですよね。

検査の内容も大きく変わることはなく、整形では問診や触診に加え、超音波検査やMRI検査で腱や靭帯、筋肉の損傷や炎症を確認し診断されます。
治療の内容も、炎症している部位が違うだけで、起こっている状態は同じなので痛みが強い状態なら、炎症が早く引くように腱や周囲の軟部組織に温熱治療器や微弱電流を使ったりして、足関節の底屈・背屈を楽に動かせれる状態にしていきます。本当に痛みが強すぎて生活に支障がでている状態でしたら、痛み止めの薬なども飲んでもらった方がいいですね。
アキレス腱炎で、慢性化している場合は、腱の変性が起きていることが多く、アキレス腱が炎症している状態が当たり前になってしまっているため、腱が分厚く硬くなり、柔軟性が失われていることがあります。そのせいで、足首の動きが悪くなり、ふくらはぎの筋肉が正しく使えないから弱っていくんですよね。
そして、最も深刻なリスクなのが、アキレス腱断裂の可能性が高まるということです。炎症が続くことでアキレス腱は古くなったゴムのように弾力性を失って硬くなります。その結果、わずかな衝撃でも「プツン」と切れてしまう可能性があり、最悪の場合、手術が必要になってくることもあるんです。
さらに、痛みをかばうために不自然な姿勢、歩行で運動を続けると、正しいフォームが崩れ、膝や股関節、腰などの他の部位にも負担がかかり、気づけば全身身体がボロボロになっているかもしれません。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、その人がどのくらい痛みを我慢されていたのか、どの部分に問題があるのか細かく問診や触診を行い、必要な治療を提供しています。痛みが落ち着いてきたら、再発予防、スポーツパフォーマンスの向上を目的に、足になるべく負担がかからないように、使用しているインソール、靴などのチェック、足のアライメント調整などを行っております。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
いかがでしたでしょうか。
足関節は、自分の体重を支える大事な部位であり、負担も大きいのでなんぼ健康な人でも、わずかな炎症は起こりやすいものです。上記でお伝えした放置した後のリスクを知っておくと予防や判断は早い方が絶対いいですよね!
どこの痛みでも、その人が今まで経験してきた痛みの程度や腫れてる具合などで、やばいか大したことないかなどを判断されると思います。でも、自分で勝手に判断して、何か月も放置していても症状が変わらないなんてことがあったら、自然治癒する程度ではなかった、ということになりますよね。手遅れになればなるほど、治療の選択肢が限られてきて、最悪手術しか良くなる方法がないと言われてしまったら、面倒ですし生活環境、仕事環境にも大きく影響してしまいますよね。そうならないように、目安としては、怪我して2,3日様子を見て、痛みが引いてくるようでしたらそのままでも良くなっていくと思いますが、痛みが引かない、腫れがひかないなどがあった時は、一度近くの整形外科で受診してもらった方が良いと思います。もし、気になる症状・よくわからない症状などがあってお困りな時は、お気軽にご相談ください!

