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2025.08.26

有痛性外脛骨腫 千歳市青葉鍼灸整骨院

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

今回は、スポーツをする小学生になりやすい有痛性外脛骨腫について詳しく解説していきたいと思います。

有痛性外脛骨腫は、足の舟状骨の横にある「外脛骨」という余分な骨に痛みが生じる病態を指します。この外脛骨は、全人口の15~20%にみられるもので、痛みが無ければ問題はありませんが、痛みが出ると有痛性外脛骨腫と診断されます。特に、成長期のスポーツ活動が盛んな10~15歳に多く見られますが、成人になってから痛みを発症することもあります。

捻挫や怪我

捻挫をきっかけに症状が出ることが多く、足関節が不安定になり外脛骨に負担がかかることで痛みが生じます。

筋疲労(オーバーユース)

過度な運動による下腿(ふくらはぎやすねの周り)の筋肉の疲労が、後脛骨筋腱(足首の内側にある、底屈・背屈動作に関わる筋肉)を強く引っ張り、痛みを引き起こすことがあります。なぜなら、後脛骨筋腱の付着部が舟状骨と楔状骨なので、後脛骨筋が疲労してピンピンに張ると、外脛骨も圧迫を受けるというメカニズムなんです。

靴による圧迫

偏平足で足幅が増加したり、外脛骨が突出している場合に、靴が当たって圧迫されることで痛みが生じます。

偏平足や足の着き方

土踏まずのアーチが低下した偏平足や、かかとが内側に倒れるように(土踏まずのアーチを潰すような)足の接地の仕方が原因で、外脛骨に負担がかかりやすくなるんですよね。

Injury from workout concept : The asian man use hands hold on his ankle while running on road in the park. Focus on ankle.

・足の内側、特に舟状骨の内側の下の部位に痛みが生じます。

・痛みのある部分には、腫れ・熱感・赤みがみられることがあります。

・押すと痛む(圧痛)のが特徴です。

・歩行時、運動時、つま先立ち、靴を履いた時に痛みを感じやすいです。なので、痛みが強いと歩くのもびっこをひくような歩き方になってしまうのです。

・痛みが強い場合は、安静時や夜間にも痛みを感じることがあります。

有痛性外脛骨腫かどうか判断するのに、見た目にも特徴があります。足の内側に骨の盛り上がりがあり、その部分に自発痛(何もしていないのに、じっとしていても感じる痛み)や圧痛があることでも判断できます。

そして、画像診断では、レントゲンで舟状骨の内側に外脛骨が存在することを確認できて、外脛骨の形状も把握できます。

治療は、基本的に痛みがでなければ外脛骨があっても問題はないので、保存療法が中心となります。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、外脛骨の負担を減らすために足関節の底屈・背屈動作をしやすくなるように下腿の筋肉や外脛骨周りの軟部組織を伸ばしたり緩めたりしていきます。あとは、外脛骨の炎症が早く治まるように微弱電流をあてることがあります。痛みが強い場合は、2,3日運動を休ませて回復を待ちます。痛みが引いてきたら、痛みの再発予防として、インソールを入れてもらったり、足の着き方を修正していくこともあります。

保存療法で症状が改善されない場合や、繰り返す場合は、手術療法が検討されますが、ほとんどが保存療法で症状が改善されます。ちなみに、手術をするとなると、痛みの原因となっている外脛骨を取る方法や、外脛骨と舟状骨を1つの骨につなげる方法などがあるようです。

①カウンセリング

ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。

②アセスメント

身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。

③施術

痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。

④エクササイズ

必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。

⑤プランニング

①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。

いかがでしたでしょうか。

足関節は、自分の体重を支える大事な部位であり、負担も大きいのでなんぼ健康な人でも、わずかな炎症は起こりやすいものです。

どこの痛みでも、その人が今まで経験してきた痛みの程度や腫れてる具合などで、やばいか大したことないかなどを判断されると思います。でも、自分で勝手に判断して、何か月も放置していても症状が変わらないなんてことがあったら、自然治癒する程度ではなかった、ということになりますよね。手遅れになればなるほど、治療の選択肢が限られてきて、最悪手術しか良くなる方法がないと言われてしまったら、面倒ですし生活環境、仕事環境にも大きく影響してしまいますよね。そうならないように、目安としては、怪我して2,3日様子を見て、痛みが引いてくるようでしたらそのままでも良くなっていくと思いますが、痛みが引かない、腫れがひかないなどがあった時は、一度近くの整形外科で受診してもらった方が良いと思います。もし、気になる症状・よくわからない症状などがあってお困りな時は、お気軽にご相談ください!

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