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2025.08.27

区画症候群とは 千歳市青葉鍼灸整骨院

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

今回は、区画(コンパートメント)症候群について詳しく解説していきたいと思います。

コンパートメント症候群とは、四肢(手や足)の骨や筋膜、骨間膜で囲まれた「区画(コンパートメント)」内で、組織にかかる圧力が高まることで、筋肉や神経の血行が悪くなる状態を指します。その結果、筋肉が収縮・弛緩しづらくなる機能不全や、筋肉の細胞が死んで壊死状態になることがあり、筋肉や神経が損傷する可能性があります。

外傷:骨折、重度の打撲や挫滅損傷(皮膚、筋肉、神経、血管などの組織が内部から複雑に破壊される損傷)、脱臼などによる出血や腫れ

血管損傷:血管の損傷とその後の再灌流傷害(血流が一時的に止まった後に再び血流が戻った際、組織や細胞に損傷が生じる傷害)

慢性的な疲労:激しい運動による筋肉の腫れ(特に下腿)

原因を知ればなりやすい人はなんとなく想像がつくと思いますが、特徴を4つ具体的に挙げていきます。

外傷を負った人

骨折、打撲、脱臼などの外傷によって、筋肉組織内に腫れや出血が生じ、区画内の圧力が高まります。特に、下腿や前腕(肘から手首にかけて)は筋肉が多く存在するため、コンパートメント症候群が発症しやすい部位なんですよね。

激しい運動を行う人

ランニングやジャンプなど、筋肉に強い負荷がかかる激しい運動を頻繁に行う人も、コンパートメント症候群になりやすいです。原因でお伝えした通り、慢性的な疲労により、特に下腿に発症しやすく、急激な運動量の増加や、普段使わない筋肉を急に使い始めた場合にも起こることがあります。

特定の治療を受けている人

ギプスや包帯による固定がきつすぎる場合も、血流が悪くなり、コンパートメント症候群を発症させる可能性があります。特に、骨折などの治療中にギプスを巻かれた場合は、圧迫の調整に注意が必要ですね。

余談ですが、よくドラッグストアに売っている着圧タイツやソックスをみかけますが、あのタイツを一時期履いていたことがあって、そのときは、足の浮腫みや血行不良を目的に使用していましたが、なぜか腹痛が起こり、それ以来履かなくなってしまいました(笑)

着圧タイツは、心臓や血圧に疾患のある方や、サイズ・圧力の調節が不適切だったり、朝から晩、寝る時に着用し続けるなどで血流が悪くなってしまいます。しっかり使用説明書を読んでから使うようにしましょう!(笑)

交通事故に遭った人

交通事故による強い衝撃は、筋肉や筋膜を損傷し、内出血や腫れを引き起こすことでコンパートメント症候群を発症させる可能性があります。脛骨骨幹部骨折では、コンパートメント症候群を合併することがあります。

コンパートメント症候群の最も初期で特徴的な症状は、損傷の程度に見合わない強い痛みです。特に、関係する筋肉を動かしたり伸ばしたりすると痛みが悪化します。その他、以下のような症状がみられます。

・激しい痛み:見た目以上の局所に強い痛み

・腫れ:影響を受けた部位の急激な腫れや変形(稀に水疱がみられる)

・感覚障害:皮膚のチクチク感、熱感、筋肉の麻痺

・圧痛:強い圧迫感

コンパートメント症候群は、早期の診断と治療がとても重要です。治療が遅くなると、筋肉や神経が壊死して、永続的な機能障害や場合によっては、切断しなきゃいけないケースもあります。

急性と慢性で治療の内容が異なります。

 急性の場合

まず患部を圧迫している物を取り除き、場合によっては鎮痛剤や筋弛緩剤などの薬を使うことがあります。疲労が原因で起こった場合、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、とにかく圧迫してる筋肉を温熱治療器などを使って血流量をあげていきます。1つのアイテムとして、高濃度酸素マッサージオイルを患部にすりこむことで筋肉に素早く浸透し、疲労物質の乳酸を分解してくれる効果を発揮します。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、メンテナンスに来られる患者さんにもこのマッサージオイルを使用しています。気になった方はこちらもご覧ください。(O2クラフトオイル

早期に手術をしなければいけない重度の場合は、皮膚と筋膜を切開して区画内の圧力を下げる手術を行うことがあります。

 慢性の場合

慢性の場合、疲労が原因で起こっているケースが多いです。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、問題のある筋肉の血流改善を行いながら、どうしてそこに負担をかけてしまうのか、身体の動きをチェックしていきます。なるべく、負担が少ない状態で運動ができるように、家でできるようなセルフケアをお伝えすることもあります。

①カウンセリング

ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。

②アセスメント

身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。

③施術

痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。

④エクササイズ

必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。

⑤プランニング

①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。

いかがでしたでしょうか。

この疾患は、放置するととんでもないことにもなりうるケースということがご理解いただけたのではないでしょうか。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、治療を受けなくてもご相談だけでもその方に最適な情報をお伝えしています。例えば、「こういう症状があるんですよね。」とご相談いただいたら、「その場合が、こういうことが起こっている可能性があるので、病院に行ってみて下さい。」や「それでしたら、うちで治療を受けた方が早く改善していきますよ」なのか、または「その場合は、2,3日様子を見てみて、痛みが落ち着くようだったらそのままでも問題ないし、痛みが引かないようであれば、来てください」などと、その方に必要なことを伝えています。なぜなら、痛みの原因が筋肉などの軟部組織だったとしたら、病院に行っても積極的な患部の治療ってやってくれない事が多いと思います。痛み止めの薬や湿布をもらい、飲んでみたけど全然効かないなんてことありませんか?そういう状態だったら、病院じゃなくて整骨院で治療を受けた方が無駄な時間が省けて、早く回復すると思いませんか?

どこの痛みでも、その人が今まで経験してきた痛みの程度や腫れてる具合などで、やばいか大したことないかなどを判断されると思います。でも、自分で勝手に判断して、何か月も放置していても症状が変わらないなんてことがあったら、自然治癒する程度ではなかった、ということになりますよね。手遅れになればなるほど、治療の選択肢が限られてきて、最悪手術しか良くなる方法がないと言われてしまったら、面倒ですし生活環境、仕事環境にも大きく影響してしまいますよね。そうならないように、目安としては、怪我して2,3日様子を見て、痛みが引いてくるようでしたらそのままでも良くなっていくと思いますが、痛みが引かない、腫れがひかないなどがあった時は、一度千歳市の青葉鍼灸整骨院にご相談頂ければと思います。もし、気になる症状・よくわからない症状などがあってお困りな時も、お気軽にご相談ください!

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