
はじめに
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
スマホやパソコンの長時間使用、学校や部活動での姿勢や疲れから、若い人でも「首が凝る」悩みを抱えることが増えています。実際に、「首が凝る」と感じたことがある、という人は少なくありません。今回は「首が凝る」状態の背景や原因、対策についてわかりやすくご紹介していきます。
世界的な傾向
若い世代でも、首の不調はきわめて一般的です。例えば、「neck pain (首の痛み)」についての調査では、若年層での12カ月間の発症率が42~67%にのぼるとされ、つまり約半数近くの若者が1年の間に何らかの首の不調を経験していると推測できます。(若年の首痛の年間有病率に関する調査)
青年期~若年成人の負担
さらに、世界的なデータから、10~24歳の年齢層では、1990年から2019年にかけて「neck pain (首の痛み)」の患者数が約1,159万件から1,288万件へ増加。特に20~24歳の層では10~14歳の約3倍の有病率となっており、まさに若い世代における「首が凝る」状態が深刻であることが分かります。(10~24歳の世代における首の痛みの世界的推移)
学業・オンライン学習との関係
大学生を対象にした研究では、オンライン学習を3か月続けたうち74,2%が首に軽度~中度の不調を感じており、その多くが最近起こった症状として「首が凝る」と表現できる状態でした。オンライン授業の長時間化が「首が凝る」原因の1つとして注目されています。(オンライン学習による学生の首の痛みの現状)

スマホ姿勢が招く「ストレートネック」
スマホやノートパソコンを長時間使うことで、頭が前方に下がる「前傾姿勢(forward head posture)になりやすく、これが首への負担を大幅に増加させます。姿勢によっては首に物理的なストレスが何倍にもなることも。若い世代では特にその傾向が強まっています。
丸まった肩と連動する姿勢の悪さ
丸まった肩(rounded shoulder posture)は、上位胸椎の動きを制限し、首の筋肉を過緊張に導きます。この姿勢が続くことで、首が凝る状態が慢性化しやすくなります。
ストレスや心理的負担も影響
精神的なストレス、睡眠不足、孤立感などがあると、筋肉がこわばり、「首が凝る」感覚が強くなる傾向もあります。若い世代にとって生活環境の変化が大きく影響するため注意が必要です。(BioMed Central)
千歳市の青葉鍼灸整骨院でもおススメしている、若い人ができるセルフケア習慣を以下にまとめます。
1.姿勢を意識する習慣を取り入れる
・スマホを見る時は、目線を少し上げて、頭が前に出ないように意識する
・姿勢が崩れてきたら、背筋を伸ばして肩を軽く後ろへ引くストレッチを定期的に
2.”首が凝る”と感じたらこまめに動かす
・長時間同じ姿勢を続けないように、約1時間ごとに軽く首や肩を回す
・ゆっくりとしたストレッチや深呼吸を行うことで、筋肉の緊張がやわらぎます
3.胸を開く背中のストレッチ
・壁に背中をつけ、肩甲骨を意識しながら胸を開くように立つことで、姿勢改善にも効果的
・壁の前に立ち、前腕を壁につけて背中をのけぞるように腕に体重をあずけて背中を伸ばす
・丸まった肩を矯正し、「首が凝る」予防になります
4.ストレス管理も忘れずに
・十分な睡眠、休息をとること。好きな音楽や軽い運動でリラックスする時間を持ちましょう。

もし「首が凝る」状態が続いて辛くなったら、整骨院に相談するのも1つの方法です。
・手技療法や物理療法(温熱治療器や高周波など)で硬くなった首・肩回りの筋肉を緩めたり伸ばす
・姿勢分析と調整で「首が凝る」根本原因を見つけ、楽に正しい姿勢がとりやすい状態をエクササイズなどを取り入れて作る
・セルフストレッチの指導で、自宅でも簡単にケアできる方法をお伝えします
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
1.若者でも「首が凝る」症状が決して珍しくなく、1年に半数以上が経験している可能性がある
2.スマホ姿勢や丸まった肩、心理的ストレスなどが複合して「首が凝る」原因となる
3.整骨院では姿勢改善や筋肉ケアをベースに、持続的な改善を目指すサポートができる
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。

