
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
急に「動けないくらい腰が痛い」あなたへーぎっくり腰からの回復と千歳市の青葉鍼灸整骨院のすすめ
1.はじめに
「突然、動けないくらい腰が痛い」ーーこの言葉を聞くだけで、身動きがとれず不安に襲われた経験はありませんか?例えば、朝起きたら「動けないくらい腰が痛い」、仕事中に「動けないくらい腰が痛い」と叫びたくなった、そんな経験をお持ちの方も多いでしょう。今回の記事では、そんな症状の中でも特に「ぎっくり腰」に焦点を当て、動けないくらい腰が痛い状態への対処法と予防法を、整骨院視点で解説します。
2.「動けないくらい腰が痛い」とは?
まず、この表現は「急性腰痛」や「ぎっくり腰(急性腰痛症)」の典型的な症状です。ある日突然、何気ない動作で腰に激痛が走り、「動けないくらい腰が痛い」という状況に襲われることがあります。春先の新生活期には、4~5月に患者数が年間平均の約1.4倍に急増する傾向も知られており、家具の移動や環境変化が要因になっていると考えられます。
3.腰痛・ぎっくり腰に関する統計

以下、信ぴょう性の高い統計を3つご紹介します。
令和4年の国民生活基礎調査によれば、腰痛の有訴者率は「人口1,000人あたり102.1人」であり、男女ともに自覚症状で最も高いものとなっています。(令和4年国民生活基礎調査による腰痛の有訴者率などの統計)
日本人の「生涯有病率」は約83~83.5%。つまり、日本人のほとんどが一度は腰痛を経験することになります。(日本人の「生涯有病率:約83.5%」「1ヵ月有病率:約35.6%」)
勤労者を対象とした調査では、年間腰痛発生率が「54.4%」、そのうち85.7%が原因が明らかではない「非特異的腰痛」。さらに、非特異的腰痛のうち36.2%が慢性化しているという結果が得られています。(勤労者対象の「年間腰痛発生率54.4%」「慢性化率36.2%」)
4.ぎっくり腰の病態
ぎっくり腰は正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、腰の筋肉や靭帯、椎間関節、椎間板などに急激な負担がかかることで発生します。原因は1つではなく、複数の組織が関わることが多いのが特徴です。
・筋肉・筋膜のキャパオーバー(損傷)
不意な動作や中腰姿勢での負荷により、腰部の筋肉や筋膜に微細な損傷が起こり、炎症や強い緊張が生じます。これにより「動けないくらい腰が痛い」と感じる激痛が発生します。
・椎間関節のズレや捻挫
背骨を支える小さな関節に急な圧力がかかり、靭帯や関節包が捻挫のように損傷するケースです。関節内の炎症が強く出ると、動作のたびに鋭い痛みが走ります。
・椎間板へのストレス
椎間板はクッションの役割を果たしますが、急激な負荷で内部の髄核が圧迫され、外側の線維輪に亀裂が入る事もあります。椎間板ヘルニアに進行するリスクもあるため、注意が必要です。
・神経系への影響
炎症や筋肉の硬直が神経を刺激することで、腰から足にかけて放散痛(坐骨神経痛のような痛み)を伴う場合もあります。
このように、ぎっくり腰は「単なる腰の捻挫」ではなく、複数の組織が複合的に損傷していることが多い病態です。だからこそ、症状が出た直後は「安静だけで治す」よりも、適切な処置と段階的なリハビリが重要になるんです。
5.ぎっくり腰(急性腰痛症)の主な特徴と対処法

・動かない事=安静ではなく、痛みが強すぎて「動けないくらい腰が痛い」ときは、とにかくまずは楽な姿勢を取り、深呼吸を繰り返して痛みを鎮めることが大切です。
・冷やすより温めた方が楽になるケースも多いことも。シップや鎮痛薬(例:ロキソプロフェン含有)の使用も効果的です。
・長時間の過度な安静は症状を逆に長引かせる可能性があります。痛みが落ち着いた段階では、少しずつ動かし、普段の生活リズムに戻すことが早期改善のカギです。
・精神的ストレスは「ぎっくり腰」のリスクを高める要因として注目されています。ストレス下での作業は姿勢バランスを崩しやすく、椎間板への負担が高まりやすくなります。
6.千歳市の青葉鍼灸整骨院でできる事ー理想的な対応と予防

1.初期対応:動けないくらい腰が痛いときにまずできる対応として、痛みの鎮静(温熱、手技、電療など)を導入し、動きやすさを回復させていきます。
2.負担の少ない動作・姿勢の指導:痛みが落ち着いてきたら、コルセットの使用や軽いストレッチを取り入れて、再発しにくいカラダづくりを目指します。
3.予防アドバイス:重いものを持つ際の注意、定期的なストレッチ、負担の少ない楽な姿勢を日常で意識することが再発防止に効果を感じている方も多数います。
7.青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
8.最後に
「動けないくらい腰が痛い」その一言には、身動きできない苦しさと共に、不安や焦りも含まれています。しかし、適切な対処と予防で、症状は改善し、再発リスクを抑えることが可能です。
腰痛は決して稀ではなく、誰にでも起こりうる身近な症状です。(統計にも裏付けられています)無理せず、早めの対処を始めましょう。気になる症状や困っている事などありましたら、お気軽にご相談ください。

