
交通事故での腰痛に悩むあなたへーー整骨院からのメッセージ
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、「交通事故での腰痛」に苦しむ方へ、原因・症状・対策・整骨院での治療の流れをわかりやすくご案内します。事故後の腰の痛みは、放置すると慢性化しやすいため、早めのケアが大切です。
まずは知っておきたい:交通事故での腰痛とは何か
交通事故での腰痛とは、自動車やバイク、自転車などの事故の衝撃によって、腰まわりの筋肉・靭帯・椎間板・関節などがダメージを受け、痛みや違和感・動きの制限などが発生する状態をいいます。
事故の直後は痛みが軽くても、事故での腰痛は時間経過とともに悪化したり、腰の動きが制限されたりすることがあります。だからこそ「痛みを我慢せず、まずは状態を確認する」ことが重要です。
統計データから見る、交通事故と腰痛の関係

事故での腰痛がどれくらい起きているかを示すデータをいくつかご紹介します。
1.Motor Vehicle Collosion と将来の腰痛リスク
交通事故(Motor Vehicle Collosion、MVC)への被ばくは、その後の腰痛(low back pain,LBP)のリスクをおよそ2.7倍に高めるという研究があります。(サイエンスダイレクト)
また、事故後1年以内に31%の人が持続する腰痛を経験するという報告があります。(ResearchGate)
2.車両衝突と腰痛の発生率
ある研究では、追突事故などの衝撃を受けた後、低背部(腰部)の痛みを訴える人の割合が40~60%にのぼる、というデータがあります。事故での腰痛としては、被害直後だけでなく、時間が経ってから痛みや不快感が出てくるケースも多いことが分かります。(chiro-trust.org)
3.慢性的な痛みに移行する可能性
軽度の腰痛(過去にある年に経験したもの)があった人が事故後慢性化する確率についての研究では、事故被害の後、継続的な腰痛を抱える人が少なくないという結果が出ています。(ResearchGate)
これらの統計を見ると、「事故での腰痛」は決して珍しいことではなく、多くの方が直面しうる問題です。
事故での腰痛が起きる原因

交通事故後に腰痛が発生する原因は一つではなく、複数が絡むことが多いです。以下、主なものを挙げます。
1.衝撃による軟部組織の損傷
筋肉や靭帯、筋膜、椎間板周辺の組織が事故の衝撃で損傷を受け、炎症が起き、痛みを引き起こします。
2.椎間関節・椎間板のストレス
事故の際、腰椎(腰の骨)の関節が不自然に動いたり、椎間板に過度な圧力がかかることがあります。これが痛みの原因となることも。
3.姿勢の乱れ/骨格の歪み
事故後、無意識に体をかばう動きが出ると、腰だけでなく骨盤や股関節、背骨全体にゆがみが生じます。これが持続すると、事故での腰痛を慢性的なものにする原因になります。
4.神経への影響
衝撃により神経が引き伸ばされたり、炎症や浮腫により圧迫されることがあります。神経痛(脚へのしびれなど)が出ると、痛みの感じ方が強く・長引きやすいです。
5.過去の腰痛・既往歴の影響
事故前に腰痛を経験していた人は、再発や持続する腰痛になるリスクが高いです。
6.心理的・生活環境的要因
痛みへの不安、睡眠不足、ストレス、長時間同じ姿勢なども治りを遅くする要因になります。
事故での腰痛の症状・チェックポイント
事故での腰痛を疑う時、あるいは感じている時に、次のような症状があれば注意しましょう。
・事故直後は何ともなかったが、数時間~翌朝から腰が痛くなった
・座る・立つ・歩く時に腰に違和感や痛みがある
・前屈・後屈・ひねり動作で痛みが出る、または可動域が狭い
・腰だけでなくお尻・太ももの後ろ・脚にかけてしびれ・うずきがある
・長時間同じ姿勢でいると痛みが強くなる
・寝起きや朝の始動で腰が硬く感じる/動き始めに痛みがある
・痛みが徐々に強くなってきて、生活に支障がでてきている
これらのサインがあるなら、「事故での腰痛」が一過性ではなくなっている可能性があります。
千歳市の青葉鍼灸整骨院でどんな治療ができるか

事故での腰痛に対して、千歳市の青葉鍼灸整骨院では次のようなアプローチを取ります。
1.問診と動作チェック
事故の状況(どこに衝撃があったか、どの向きかなど)、いつから痛みが出たか、どの動作で痛みが強いかなどを詳しくお聞きします。動きの制限や左右差も確認。
2.痛みの初期対応
炎症を抑えるための安静、電気治療や低周波などを用いることがあります。痛みが強い時期は無理に動かさないことが大切です。
3.柔軟性の回復・筋肉の調整
筋肉・靭帯・筋膜をゆるめる手技、ストレッチを行い、腰回り・お尻・太もも・背中の筋肉のバランスを整えていきます。
4.関節モビリゼーション
腰椎や骨盤、背骨の関節の動きを改善するために、エクササイズを行うことがあります。こうすることで、余計な負担をかけず、分散するような身体のアライメントを取り戻します。
5.可動域改善・動作指導
前屈・後屈・回旋などの動きで制限がある部分を改善するエクササイズを行います。また、立ち方・座り方・歩き方など動作のクセを正すことも重要です。
6.セルフケア・再発予防
事故での腰痛を繰り返さない為に、自宅でできるストレッチ/エクササイズの指導。腰やお尻・太ももの筋肉を支える体幹の強化。姿勢・椅子環境の改善。睡眠・栄養・ストレス管理も。
治療期間・見通し
事故での腰痛の回復には、個人差がありますが一般的な目安があります。
・軽症(筋肉・筋膜の疲労や捻挫レベル):1~3か月程度で改善するケースが多い。初期対応と整骨院でのケアが早いほどこの期間が短くなる。
・中等症・関節や椎間板への影響あり:3~6カ月、さらには数カ月から1年かけて改善・回復を図ることがある。
・症状が慢性化しているケースや神経症状が強い場合:より長期の治療・リハビリが必要になることも。
また、事故での腰痛は「痛みが消えた」と感じても、筋力・柔軟性・動作パターンに問題が残っていると再発しやすいため、日常ケア・メンテナンスが非常に重要です。
注意すべきサイン:早めに整骨院か医療機関へ
事故での腰痛で、以下のような症状があれば、整骨院だけでなく整形外科など医療機関での診察も含めて早めに対処することをお勧めします。
・脚に強い痺れ・感覚異常がある
・排尿・排便に異常がある(感覚がない・出ないなど)
・発熱や体重減少など、炎症・感染の疑いがある症状が加わっている
・痛みが夜間に強く、休んでも楽にならない
・腰の骨折の可能性、骨への損傷の可能性が考えられるような強い衝撃を受けた場合
最後に:事故での腰痛をあきらめないで
交通事故での腰痛は、事故後すぐに症状が出るものもあれば、時間が経ってから出てくるものもあります。「事故での腰痛」を軽く考えて放っておくと、慢性化したり生活の質が下がったりすることがあります。千歳市の青葉鍼灸整骨院ではあなたの痛み・動き・生活習慣を丁寧に見取り、それに合ったケアを提供できます。気になる症状や困っている事などありましたら、お気軽にご相談ください。

