
膝に荷重をかけると痛いあなたへ
~膝痛の原因・対策・整骨院でできる事~
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
「歩くと膝が痛い」「階段を降りる時にズキッとする」「スポーツの後に膝が重い」ーーこうした悩みは、日常生活や競技活動に支障をきたす大きな問題です。特に、膝に荷重(体重や衝撃)をかけた時に痛みが出るケースは多く、放置していると悪化してしまうこともあります。
今回は、膝に荷重をかけると痛みを感じる方に向けて、膝痛の現状、原因、セルフケア方法、そして整骨院での取り組みについてまとめていきます。スポーツをしている方はもちろん、一般の方にも理解しやすい内容でお伝えします。
膝痛の現状と統計データ

膝の痛みは年代や性別を問わず、多くの方が経験する症状です。実際の調査結果をいくつか紹介します。
1.50歳以上の人で「膝に痛みを感じたことがある」割合は40.4%。しかし、そのうち「通院している人」はわずか3.2%にとどまっています。
つまり、多くの人が「膝が痛い」と感じながらも、医療機関や整骨院で適切なケアを受けていない現状があります。(出典:PR TIMES)
2.変形性膝関節症(OA)の有病率は、日本の40歳以上で男性42%、女性61.5%と非常に高い数字です。さらに50歳以上では、レントゲンで変形が確認できる人は約2,400万人、そのうち痛みを伴う人は約820万人にのぼると報告されています。
年齢を重ねるほど、膝に荷重をかけた際の痛みは増える傾向があります。(出典:人口ドットコム)
3.子どもや若年スポーツ選手でも膝痛は多いです。6~15歳の競技者では膝痛の有病率は10.9%。特にバスケットボール(25.1%)、ハンドボール(19.5%)とジャンプ・着地・方向転換が多い競技での発生率が高いとされています。
若いから安心というわけではなく、スポーツによる負担が痛みの引き金になることも多いのです。(出典:スポーツ栄養Web)
なぜ荷重をかけると膝が痛くなるのか?
膝に荷重がかかった時に痛みが出るのには、いくつかの代表的な原因があります。
・変形性膝関節症:加齢や長年の使用で軟骨がすり減り、関節の形が変わることで荷重を吸収できなくなり痛みが出る。
・筋力不足・筋バランスの崩れ:太もも前後・内外の筋肉のバランスが悪く、膝関節に非自然な力がかかる。
・半月板や軟骨の損傷:スポーツや事故で損傷すると、荷重がかかった時に鋭い痛みが出やすい。
・O脚やX脚などのアライメント異常:膝の荷重ラインがずれて、一部に過剰な負担がかかる。
・肥満・体重過多:膝関節には歩行時で体重の約3倍、階段の昇降では約7倍の力がかかると言われています。体重が重いほど膝に大きな負担となります。
・過度なスポーツ・使い過ぎ:特にジャンプや方向転換が多い競技では、繰り返しの衝撃で膝を痛めやすい。
スポーツをしている人が意識すべきポイント

競技者や運動習慣のある人は、次の点を意識すると膝の負担を減らせます。
1.動きのフォームを改善:ジャンプ着地で膝が内側に入らないように股関節を使う感覚を体に入れる
2.ウォーミングアップ・クールダウン:筋肉と関節をしっかり準備・回復させる
3.筋力トレーニング:股関節を使って踏み込みの安定性をだす
4.練習量のコントロール:急に強度を上げず、段階的に負荷を高める。
5.休養とリカバリー:違和感がある時は無理せず休む。アイシングも有効。
6.靴やサポーターの工夫:シューズのクッション性やインソール調整で膝を守る。
一般の方ができる日常ケア
スポーツをしていない方でも、膝に荷重をかけて痛むことは多いです。日常生活でできる工夫は以下の通りです。
・体重管理:適正体重を維持することが膝の負担軽減に直結します。
・軽めの運動:ウォーキング・水中運動・自転車など、膝への衝撃が少ない運動が効果的。
・ストレッチで柔軟性を保つ:太もも・ふくらはぎ・股関節の柔らかさが大切。
・冷やす・温めるを使い分ける:炎症がある時はアイシング、慢性的なこわばりは温める。
整骨院でのサポート内容

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、膝に荷重をかけた時の痛みを改善するために以下のような流れで対応します。
1.問診・検査:痛みの出方、関節可動域、歩行や姿勢の確認。
2.原因特定:筋力不足か、関節の変形か、アライメント異常かを分析。必要に応じて病院紹介も行います。
3.施術:筋肉・関節を整える徒手療法、テーピングやサポーターの使用。
4.運動療法:筋力強化、バランス改善、ストレッチを段階的に指導。
5.生活指導:歩き方、靴の選び方、セルフケア方法をアドバイス。
千歳市の青葉鍼灸整骨院は「痛みを和らげる場」だけでなく、「再発を防ぐ場」としても役立ちます。
青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
まとめ
膝に荷重をかけると痛い症状は、年齢やスポーツの有無を問わず多くの人に起こります。放置してしまうと、変形性膝関節症の進行やスポーツ障害の悪化につながる可能性があります。
・スポーツをしている人はフォーム・筋力・練習量を見直すこと
・一般の方は体重管理・日常動作の工夫をすること
・痛いが続く場合は整骨院や専門医に早めに相談すること
これらを意識することで、膝の健康を守り、快適な生活やスポーツ活動を続けることができます。
「膝に荷重をかけると痛い」と感じたら、まずは一度ご相談ください。

