~転倒・事故後の膝痛、その原因と改善の道~

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
日常生活の中で、「転んでひざを強く打った」「自転車で転倒して膝をぶつけた」「事故で膝を打撲した」ーーそんな経験をしたことがある方は少なくありません。通常の打撲であれば、数日から1~2週間で自然に痛みが軽減することが多いのですが、「痛みが中々引かない」「腫れや違和感が残る」「膝を動かすと強く痛む」といった状態が続く方も多いのです。
今回は、転倒や事故などで膝を強打してから痛みが続いている方に向けて、以下の内容をお伝えします。
1.膝の強打とケガに関する統計データ
2.膝を強打した後に痛みが引かない理由
3.自分でできる応急処置とセルフケア
4.5.千歳市の青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
6.医療機関に相談すべきサイン
1.膝の強打とケガに関する統計データ

転倒や事故による膝のケガは、思っている以上に多く報告されています。
・スキーやスノーボード中のケガ
消費者庁の報告によると、スキーやスノーボード中の「事故転倒」によるケガでは、下肢の受傷が最も多く、その中でも特に膝の損傷が多いことが分かっています。冬のスポーツだけでなく、転倒による膝のケガは非常に身近です。(消費者庁「スノースポーツ中の事故に注意」)
・スポーツ外傷における膝の割合
スキー外傷を経験した人を対象にした調査では、外傷歴を持つ人の80%以上が過去に何らかのけがをしており、その中でも膝関節の受傷が多いことが報告されています。(日本臨床スポーツ医学会誌 調査報告)
・高齢者の転倒とケガ
地域在住高齢者を対象とした研究では、1年間に約3人に1人が転倒を経験し、その中には膝のケガを含む外傷が多くみられたとされています。転倒は年齢を問わず起こりうるアクシデントです。(地域在住高齢者の転倒調査)
これらの統計からも、「膝を強打して痛みが残る人」は決して珍しいケースではないといえます。
2.膝を強打した後に痛みが引かない理由
「打撲だからそのうち治るだろう」と思っていても、なかなか痛みが改善しないのには理由があります。代表的なものをあげます。
・組織損傷が強い
皮下組織の打撲だけでなく、靭帯・半月板・軟骨・骨に損傷がある場合は、長期間の痛みが続きます。
・関節内出血や腫れ
膝の中で出血が起こると、腫れと圧迫感が長引き、可動域が制限されます。
・炎症の長期化
炎症がいつまでも続くと、修復が遅れて癒着や慢性化を招きます。
・動かさないことによる筋力低下
痛みを避けて膝を動かさないと、太ももやお尻の筋肉が弱り、膝への負担が増してしまいます。
・二次的な負担
歩き方や姿勢が崩れることで、ひざにさらなる負担がかかり、痛みが長引くこともあります。
3.自分でできる応急処置とセルフケア

膝を強打した直後、または数日経っても痛みが続く場合、自宅でできるケアがあります。
・PRICE処置
保護、安静、冷却、圧迫、挙上の英語の頭文字です。受傷直後は特に有効です。
・冷却と温熱の使い分け
受傷直後は冷却で炎症を抑え、数日後に腫れが落ち着いたら温めて血流を促進します。
・サポーター・テーピング
不安定感や痛みがある時は、膝を支える補助具を活用しましょう。
・筋肉を守る運動
痛みが和らいできたら、太ももの筋肉を軽く動かす運動を始めましょう。筋肉を保つことが、膝の回復を助けます。
4.整骨院での対応

整骨院では、膝を強打して痛みが残るケースに対し、以下のような流れで治療を行います。
1.問診と検査:どのように強打したか、痛みの部位や動作を確認。必要に応じて医療機関と連携。
2.炎症のコントロール:電気治療やアイシングで腫れを抑えます。
3.手技療法:膝周囲の筋肉や軟部組織を調整し、動きを回復させます。
4.固定や補助:サポーターやテーピングで膝を安定させます。
5.運動療法:太ももやお尻の筋肉を鍛えることで、膝の再発予防をします。
6.生活指導:再び転倒しないための姿勢や動作指導を行います。
整骨院での施術は「痛みを取る」だけでなく「再発を防ぎ、元の生活に戻す」ことを目的としています。
5.青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
6.医療機関に相談すべきサイン

以下のような症状がある場合は、整骨院とあわせて整形外科での検査をお勧めします。
・膝が大きく腫れている、熱を持っている
・体重がかけられない、歩行が困難
・膝がぐらつく、力が入らない
・曲げ伸ばしができない
・打撲から3週間以上経っても改善しない
これらは靭帯損傷や半月板損傷、骨折などが隠れている可能性があります。
まとめ
膝を強打した後に痛みが引かないのは、決して珍しい事ではありません。むしろ、多くの人が転倒や事故の後に膝の不調を経験しています。
・転倒や事故での膝のケガは統計的にも多い
・打撲だけでなく、靭帯や軟骨の損傷が隠れていることもある
・早めの応急処置と適切なリハビリで改善が期待できる
・青葉鍼灸整骨院では痛みの軽減から再発予防までトータルにサポートできる
もしあなたが「膝を打ってからずっと痛みが残っている」と感じているなら、自己判断で放置せず、是非一度ご相談ください。

