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2025.09.30

膝のだるさの原因 千歳市青葉鍼灸整骨院 

しゃがむと膝がだるいあなたへ

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

「曲げると膝が重く感じる」「しゃがむと膝の奥がだるい・ジンジンする」ーー

特に立ち仕事をしている方にとって、このような「膝のだるさ・痛み」は日常の動作を辛くさせる大きな悩みです。今回は、しゃがみ動作で膝がだるくなる原因、整骨院でできるケア、そして日常で意識したいポイントをお伝えします。

しゃがむと膝がだるくなるとは?ーどのような症状が出るか

しゃがむ動作は、膝関節に大きな曲げ(屈曲)ストレスをかけます。その際、次のような感覚を訴える方が多いです。

・しゃがんだときに膝の裏~前面に張り・重さを感じる

・立ち上がる時に「じわっと疲れるような痛み」が出る

・深くしゃがめない、途中で止まるような硬さがある

・しゃがんだまま戻る時、膝の動きがゆっくりで支えづらい

・長時間しゃがんだ後にしばらく歩くと膝に違和感がある

これらの症状は、関節・軟骨・靭帯・筋肉・腱・滑膜といった構造全てが関係して起こり得ます。特に立ち仕事のように「屈伸・中腰・荷重移動」が頻繁な職種では、膝の疲労や負荷蓄積が進みやすくなります。

立ち仕事と膝への負荷

Knee painful – skeleton x-ray, 3D Illustration medical concept.

立ち仕事をしている方(工場・店舗・清掃・接客業など)は、日常的に以下のような要因で膝にストレスがかかります。

中腰・かがみ作業:物を低く置いたり、床作業をしたりする際、膝を深く曲げる動作が増える

長時間立位・荷重ストレス:膝にかかる体重負荷が持続的になる

動きの多さ・屈伸動作:しゃがんだり立ち上がったりを繰り返す動線

足場・床の硬さ:硬い床面やクッション性のない靴底は衝撃を増幅

荷物の持ち上げ・持ち運び:重さを抱えた状態での膝屈伸は大きな負荷

こうした環境下で膝のクッション機能(軟骨・半月板・関節液など)が徐々に疲弊・劣化してくると、「しゃがむ→だるくなる」という症状が現れやすくなります。

膝に関する統計データから見る現実

膝の痛み・変性は、年齢や性別に関係なく広くみられる問題です。以下に信頼できる統計データを3つご紹介します。

1.世界的な変形性膝関節症の有病率

15歳以上を対象としたメタ解析で、膝の変形性関節症(OA)の有病率は16.0%、特に40歳以上では22.9%に達するという報告があります。(PMC

2.膝痛(症状あり)の有病率

ある調査では、膝の痛みを訴える人の割合が46.2%に達したという報告があります。男女別では、男性32.2%、女性58.0%。(PMC)

3.日本での膝痛・変形性膝関節症関連データ

日本整形外科学会の変形性膝関節症診療ガイドラインによると、国内での膝痛の「有症状率」は32.7%という数値が報告されています。(日本海洋アカデミー

これらの統計は、「膝の痛み・だるさを感じる人は決して少数ではない」ことを示しています。しゃがむと膝がだるい症状も、この膝痛あるいは膝変性の初期段階である可能性があります。

なぜ”しゃがむとひざがだるい”のか?ー原因とメカニズム

しゃがむと膝がだるくなる背景には、複数の要因が絡み合っています。主な構造・機能的な原因を以下に整理します。

1.軟骨・関節の摩耗・変性

膝関節の関節軟骨はクッションのような役割をしますが、長年の荷重ストレスで摩耗し薄くなると、屈曲時の滑りやクッション性が失われ、だるさ・違和感を招きます。特に変形性膝関節症はこの変性が進行した状態です。

2.半月板・関節内構造の損傷

半月板の断裂や損傷があると、膝を曲げた時に内部で挟まるような違和感・重さを感じることがあります。さらに、関節包や滑膜の炎症も併発しやすくなります。

3.筋力低下・筋バランスの乱れ

膝の周囲の筋肉、特に大腿四頭筋・ハムストリングス・内転筋などが弱くなると、膝を支える力が落ち、しゃがんだときの負担が筋肉で受けきれず、だるさや痛みに繋がります。

4.靭帯・腱の硬さ・拘縮

膝を曲げる際、太もも後面・ふくらはぎ・腸脛靭帯などが引っ張られるため、これらが硬い場合、膝屈曲時に抵抗感・だるさを感じやすくなります。

5.姿勢・骨盤・足関節連動異常

膝は脚・股関節・骨盤・足首と連動して動きます。たとえば、足首が硬い、股関節可動性が低い、骨盤アライメントが乱れていると、膝に過剰な動きやねじれを引き起こし、しゃがむと負担になることがあります。

整骨院でのアプローチ:しゃがみ動作を楽にするために

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、あなたの膝を守りつつ、しゃがむ動作を改善するために以下のような施術・ケアを行うことが多いです。

〇初期評価と動作分析

しゃがむときの膝の形・膝軸のブレ・左右差・痛む角度・補正前後の変化などをチェックします。また、股関節・足関節の連動性や筋力バランスも評価します。

〇筋肉・筋膜アプローチ 

・トリガーポイント療法:硬くなった筋・筋膜・靭帯などの組織を伸ばしたり緩めてだるさや誘発痛を減らす

・筋膜リリース:太もも前後・内側・腓腹筋などの滑走性を整える

・ストレッチング:腸脛靭帯、ハムストリングス、ふくらはぎなどをゆるめる

〇関節可動性改善

膝関節の屈伸可動域を改善する手技を入れます

〇補助療法・物理療法

・温熱療法・超音波・低周波などで炎症を抑え、循環を促す

・テーピングや膝サポーターで支持を補助

・補助具(フォームローラー・ストレッチポールなど)を使ったセルフ補助

〇運動療法・セルフケア指導

・筋力強化:大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋、体幹筋などを段階的に強化

・可動域訓練:膝の曲げ伸ばしを滑らかにする運動

・連動改善運動:股関節・足関節を使ったスクワット・ステップ運動

・日常姿勢指導:中腰姿勢を減らす工夫、動線の見直し、靴底調整など

まとめ

しゃがむと膝がだるく感じる症状は、立ち仕事をする方には特に現れやすい悩みですが、決して諦めるものではありません。膝・股関節・足関節・筋肉・靭帯・骨盤といった多くの構造が絡み合って起こる問題です。整骨院では、評価・手技・運動療法・日常指導を組み合わせることで、しゃがむ動作を少しずつ楽にできるようサポートします。お気軽にご相談ください。

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