
股関節が痛くて体重をかけられない方へ
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
「歩く時に股関節がズキッとする」「立ち上がる時に痛くて体重をかけられない」ーーそんな経験はありませんか?
股関節の痛みは、日常生活を大きく制限し、放置すると腰や膝にも影響を及ぼします。今回は、股関節痛で体重をかけられない方に向けて、原因や整骨院でできるケア、日常の注意点をまとめました。
股関節痛の現状と統計

股関節や腰の不調は珍しいものではなく、統計でもその多さが示されています。
・成人の約10%が慢性的な股関節痛を経験していると報告されています。(リンク)
・股関節変形性関節症(hip OA)は一般成人の約5~10%にみられます。(リンク)
・世界的に股関節OAの罹患数は1990年の約74万人から2019年には158万人へと増加しています。(リンク)
腰痛についても、日本人の生涯有病率は83%と非常に高く、股関節痛と併せて無視できない問題です。
なぜ体重をかけられないほど痛むのか?

・変形性股関節症:軟骨がすり減り、骨同士が擦れて痛みが出る
・臼蓋形成不全:関節の受け皿が浅く、不安定になりやすい
・関節唇損傷:体重をかけた時に鋭い痛みが走る
・滑液包炎・腱炎:関節周囲の炎症による痛み
・骨盤や腰椎の動きが悪く、股関節に負担が集中する
・中殿筋・腸腰筋など周囲筋のアンバランス
・腰部疾患や坐骨神経の影響による関連痛
急性・亜急性の要因
・繰り返すストレスや微細損傷が炎症を悪化させ、荷重時痛を強めます。
整骨院でできること

1.評価
股関節だけでなく、骨盤・腰椎・膝との連動を含めてチェック。必要に応じて医療機関との連携も行います。
2.痛みの軽減
・電気治療や温熱療法で炎症を抑える
・筋膜リリースやストレッチで硬さを緩める
・テーピングや補助具で股関節を保護
3.機能回復
・股関節周囲の柔軟性改善
・中殿筋・大殿筋など支える筋肉を鍛える
・体幹トレーニングで骨盤の安定性を高める
4.再発予防
・歩き方・立ち上がり動作の指導
・インソールやシューズの見直し
・日常的なストレッチ・セルフケアの習慣化
青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
自分で気をつけたい事
・無理に体重をかけない:杖や手すりを活用
・ストレッチを習慣化:腸腰筋・大腿筋群・殿筋の柔軟性を保つ
・体重管理:過体重は股関節への負担を増やします
・休養をしっかりとる:痛みがある時は無理な運動を避ける
まとめ
股関節痛で体重をかけられないのは、関節そのものの障害だけでなく、腰や骨盤、筋肉のバランスなど複合的な要因が関わっています。
・成人の約1割が股関節痛を経験
・股関節OAは5~10%、世界的に増加傾向
・整骨院では「痛みを和らげる」+「機能を取り戻す」+「再発を防ぐ」アプローチが可能
痛みを我慢すると日常生活に大きな支障をきたします。股関節に不安を感じたら、早めにご相談ください。















