
ぎっくり腰で動けなくなった方へ~整骨院からのサポート~
「少し前かがみになっただけなのに,,,」「くしゃみをした瞬間に,,,」ーーそんな”ちょっとした動き”で突然腰に激痛が走り、体が動かなくなってしまう。これがいわゆるぎっくり腰(急性腰痛症)です。
経験された方はご存知の通り、その痛みは「立つのも辛い」「寝返りすらできない」と日常生活に大きな支障をもたらします。
今回の記事では、ぎっくり腰になったときの体の状態や、なぜ”どう動いたら良いのかわからなくなる”のか、さらに整骨院でできるサポートについて解説していきます。
ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は、腰椎や周囲の筋肉・靭帯に急激な負担がかかることで生じる腰痛の総称です。医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、原因はひとつではありません。
・腰まわりの筋肉が一気に緊張・損傷する
・椎間関節や椎間板に強いストレスがかかる
・長時間の姿勢不良で硬くなった筋肉に負荷が集中する
といった要因が重なり、急激に痛みが出現します。
「どう動いたら良いのかわからない」理由
ぎっくり腰になった方がよく口にするのが、「怖くて動けない」「動いたらまた激痛が走りそうでどうしていいのかわからない」という感覚です。
これは以下のような仕組みによります。
1.体が防御反応を起こしている
痛みによって腰周囲の筋肉が一斉に緊張し、固めてしまうため自由に動かせなくなります。
2.痛みが動作の予測を狂わせる
普段なら問題ない動きでも「どこでまた激痛が出るか」わからないため、動作そのものが怖くなるのです。
3.日常生活のあらゆる動作に腰を使う
起き上がり、歩行、着替え、トイレなど,,,ほとんどの動きに腰が関与するため、生活すべてが制限されます。
こうした理由から「どう動いたらいいのかわからない」という状況に陥ります。
ぎっくり腰のリスクと統計

ぎっくり腰は誰にでも起こりうるものです。統計を見ても、その頻度は高く、再発しやすい特徴があります。
・日本整形外科学会によると、日本人の約80%が一生に一度は腰痛を経験するとされ、そのうち相当数が急性腰痛に該当します。(日本整形外科学会 腰痛について)
・厚生労働省の国民生活基礎調査では、腰痛は自覚症状の中で男性1位・女性2位に挙げられ、まさに国民病といえるほど広く見られます。(厚生労働省 国民生活基礎調査)
・欧州での研究では、ぎっくり腰を経験した人の約60~70%が1年以内に再発すると報告されており、再発予防が非常に重要であることがわかっています。(European Spine Journal)
整骨院でのサポート

ぎっくり腰になってしまった場合、まず大切なのは「無理をしない」ことです。そのうえで整骨院では次のようなサポートを行います。
1.痛みを和らげる施術
過度に緊張した筋肉を手技で和らげ、血流改善を図ります。強い刺激ではなく、体に負担をかけないアプローチを重視します。
2.動ける姿勢の指導
・起き上がる時は「横向き→腕で支える→体を起こす」
・立ち上がる時は「片膝を前に出し、腕も使って支える」
といった”痛みを最小限に抑える動き方”をお伝えします。
3.再発予防のためのケア
・腰まわりのストレッチ
・体幹を支える筋力トレーニング
・正しい姿勢の習慣化
を通じて「再びぎっくり腰にならない体作り」をサポートします。
青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
日常生活でできる工夫
ぎっくり腰を経験した方が次に意識すべきは「腰に負担をかけすぎない生活習慣」です。
・長時間同じ姿勢を避け、こまめに体を動かす
・急に重いものを持ちあげない(持つときは膝を使う)
・適度な運動で体幹と股関節を鍛える
これらを意識するだけで、再発のリスクを大幅に減らすことができます。
まとめ
ぎっくり腰は突然やってきて、体を動かすことすら怖くなってしまう辛い症状です。しかし正しい対処とケアを行えば、数日~数週間で回復し、再発も防ぐことが可能です。
・「どう動いたら良いかわからない」その不安に寄り添う事
・痛みを和らげ、再発しにくい体づくりをサポートすること
・生活習慣や姿勢の改善を一緒に行っていくこと
これらを千歳市の青葉鍼灸整骨院で丁寧にサポートいたします。もしぎっくり腰でお困りの際は、1人で抱え込まずに、お気軽にご相談ください。















