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2025.10.10

しゃがめない人増加 千歳青葉鍼灸整骨院

若い世代で「しゃがめない人」が増えている理由とは?

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

~足首・膝・股関節の柔軟性低下に要注意~

最近、整骨院に来られる10~20代の若い患者さんの中に、「しゃがめない」「しゃがむと後ろに倒れそうになる」「しゃがむと膝が痛い」と訴える方が増えています。かつてはお年寄りの特徴とされていた”しゃがめない体”が、今では若年層でも見られるようになっているのです。

この記事では、なぜ若い人たちがしゃがめなくなっているのか、そして整骨院での改善のポイントについて詳しく解説します。

しゃがむ動作に必要な関節の条件とは?

しゃがむという動作は、足首・膝・股関節の3つの関節がスムーズに連動して行われます。どれか1つでも動きが制限されると、自然なしゃがみ姿勢が取れなくなります。

足首(足関節):しゃがむ時には、すねが前に倒れる「背屈」動作が必要です。これが硬いと、かかとが浮いてしまいます。

膝関節:深く曲げるには約130度以上の屈曲が必要です。太もも前面の大腿四頭筋や膝まわりの組織が硬いと動きが制限されます。

股関節:しゃがむ時に体幹を支え、骨盤を適切に前傾させる役割があります。お尻や太もも裏が硬いと、骨盤が後傾してバランスを崩します。

つまり、「しゃがめない」=「足首・膝・股関節のどこかが動かない」というサインでもあるのです。

若い世代でしゃがめない人が増えている背景

①座りっぱなしの生活習慣

スマートフォンやパソコンの普及により、若い世代の多くが1日の大半を座って過ごしています。立つ・しゃがむといった下肢の動きを使う時間が減り、結果的に足首や股関節周囲の筋肉が固まってしまいます。

文部科学省の調査によると、近年の中高生の1日の平均座位時間は7~9時間にも及ぶとされており、(出典:文部科学省 全国体力・運動能力調査)活動量の減少が柔軟性低下の一因と考えられます。

②足首の硬さ(足関節背屈制限)

スポーツ庁の報告によると、10代後半~20代の約30%に足関節の可動域制限が見られるとの調査があります。(参照:スポーツ庁 体力・運動能力調査2023

特に、日常で和式生活を送らなくなったことや、しゃがむ・正座する文化が減ったことも影響しています。

足首が硬いままだと、しゃがむ時に膝や腰に負担がかかり、膝痛や腰痛のリスクも高まります。

③股関節まわりの筋力・柔軟性の低下

日本臨床スポーツ医学会の研究では、若年層の股関節屈曲・外旋可動域が過去10年で平均10度低下していると報告されています。(参照:日本臨床スポーツ医学会誌)運動不足が原因で、骨盤が後傾しやすくなり、しゃがむときにバランスが崩れやすくなるのです。

しゃがめないことで起こる体への影響

しゃがむ動作は、単なる日常動作に見えて、下肢・体幹の協調運動の集大成です。その動きができなくなると、次のような不調を引き起こすことがあります。

・膝への負担増加:股関節や足首が動かない分、膝にねじれが集中します。

・腰痛のリスク:骨盤が後傾し、腰部の筋肉が過緊張しやすくなります。

・スポーツ障害:ジャンプや着地動作で衝撃吸収できず、足首・膝を痛めやすくなります。

・代謝低下・むくみ:下半身の筋肉が使われず、血流やリンパの流れが悪くなります。

「しゃがめない体」は、運動機能全体の衰えを示すサインとも言えます。

整骨院でのアプローチ方法

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、以下のようなステップで”しゃがめる体”を取り戻すサポートを行います。

①評価(どの関節が動いていないか)

しゃがみ姿勢をチェックし、足首・膝・股関節のどこに制限があるかを明確にします。

②手技による可動域改善

・足関節周囲(ヒラメ筋・腓腹筋)のリリース

・大腿前面(大腿直筋・外側広筋)の筋膜調整

・臀部・ハムストリングスのストレッチ

関節が動きやすい状態を作り、しゃがむための基礎を整えます。

③再教育(使える筋肉を呼び戻す)

足底・大腿・骨盤を連動させるエクササイズを行い、「しゃがむ感覚」を再学習します。特に足首背屈+股関節屈曲の協調がポイントです。

④日常動作のアドバイス

・長時間座りっぱなしを避ける

・階段を使う習慣をつける

・ストレッチを1日5分でも継続する

整骨院で整えた可動域を、生活の中で維持していくことが大切です。

まとめ:しゃがめないのは「若いから大丈夫」ではない

しゃがめない若者が増えている背景には、現代の生活習慣と運動量の低下があります。放っておくと、将来的に膝痛・腰痛・姿勢不良へとつながる可能性もあります。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、痛みを取るだけでなく、「本来の体の動きを取り戻すこと」を目的にサポートしています。もし、「しゃがむと後ろに倒れそう」「かかとが浮く」と感じたら、それは体が発している早めのサインかもしれません。気になる症状や困っている事などありましたら、お気軽にご相談ください。

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