
座っていると背中が痛くなる人へ~整骨院が教える原因と対処法~
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
仕事中や車の運転、食事の時間など、「座っている時間」は現代人の生活の多くを占めています。ところが、その座るという動作が続くことで「背中が痛い」「背もたれにもたれるとピリッとする」「姿勢を変えないと落ち着かない」といった悩みを感じている方が少なくありません。今回の記事では、座っていると背中が痛くなる原因と、整骨院での対処法、日常でできるケアについて解説します。
背中・腰痛の実態を知る

背中や腰の痛みは、世界的に見ても非常に多い症状の一つです。世界保健機関(WHO)の報告によると、2020年時点で約6億1,900万人が腰痛を経験しており、2050年には8億4,300万人に増加すると推定されています。(リンク)
また、日本の研究では、慢性痛を抱える人のうち58.6%が「背中下部(腰部)」に痛みを感じているという結果が出ています。(リンク)
さらに、成人を対象にした国際的な調査では、20~59歳の約19.6%が慢性的な腰痛を持つと報告されており、もはや「腰・背中の痛み」は誰にでも起こりうる身近な問題です。(リンク)
座っていると背中が痛くなる主な原因

デスクワークやスマホ操作で背中が丸くなると、背骨を支える筋肉(脊柱起立筋・菱形筋・僧帽筋など)に過剰な負担がかかります。特に頭が前に出た「ストレートネック姿勢」は、首から背中まで連鎖的に張りを生みやすくなります。
同じ姿勢を長時間続けると、筋肉が収縮しっぱなしになり、血流が悪化します。筋肉内の酸素不足が「だるさ」や「痛み」の原因になります。特に肩甲骨まわりの動きが減ると、背中の凝りが強く出やすくなります。
椅子の高さ、背もたれの角度、モニター位置が合っていないと、一部分だけに負担が集中します。たとえば、机が高すぎると肩が上がり、結果的に背中上部に張りが出ることもあります。
腹筋や背筋などの「姿勢を保つ筋肉(コア)」が弱いと、正しい姿勢を維持できず、背中の表層筋が頑張り過ぎて痛みを起こします。特に多裂筋や腹横筋の機能低下は、長時間座位の不快感と深く関係しています。
精神的ストレスは筋肉の緊張を高め、血流を悪化させるため、同じ姿勢でも痛みを感じやすくなります。深呼吸やリラックスできる環境づくりも重要です。
整骨院で行う主な施術と効果

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、背中の痛みを単に「揉む」ではなく、原因を特定しながら全身のバランスを整えます。
〇筋肉・筋膜の調整
硬くなった筋肉を手技で緩め、血流を促進します。特に肩甲骨周囲や腰背部を柔らかくすることで、痛みの原因を根本から軽減します。
〇背骨・骨盤のアライメント調整
背骨や骨盤の歪みがあると、座っている時に左右どちらかへ傾くなどの癖が出やすくなります。それによって、使いずらくなっている・支えにくくなっている筋肉には、刺激を入れて動かし、バランスよく自分でコントロールできる体にしていきます。
〇体幹・姿勢指導
腹筋・背筋のバランスを整える運動指導を行い、正しい姿勢を保つ筋肉を再教育します。再発予防のためには、痛みが取れた後の「姿勢維持力アップ」が不可欠です。
〇生活環境のアドバイス
椅子や机の高さ、モニターの位置、クッションの選び方などを具体的にアドバイスし、背中にかかる負担を減らすサポートを行います。
自宅でできるセルフケア

整骨院での施術と並行して、自宅でも以下のような習慣を取り入れることで改善が早まります。
・1時間に1回は立ち上がる
5分程度歩くだけでも背中の筋肉が緩みます。
・肩甲骨ストレッチ
両肘を背中の後ろで寄せるようにして、胸を開くストレッチを1日数回。
・体幹トレーニング
プランクや骨盤の前後運動で腹筋と背筋をバランスよく使う。
・正しい座り方を意識
骨盤を立て、坐骨で座る。背もたれには軽く背中を預ける。
・深呼吸を取り入れる
胸郭を広げるように深呼吸をすると、背中の筋肉の緊張がほぐれます。
放置するとどうなる?

「座っていると背中が痛い」という状態を放置すると、背中だけでなく、肩こり・腰痛・頭痛・手の痺れなど、他の部位にも影響が出ることがあります。特に、背骨の動きが制限されると、呼吸の浅さや集中力の低下にもつながります。
まとめ~背中の痛みは体のサイン~
座っている時間が長い現代社会では、背中の痛みは「仕方がないもの」ではなく、「改善できるもの」です。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、筋肉・関節・姿勢・生活習慣をトータルで見直し、根本的な原因にアプローチします。「座っていると背中が痛い」と感じたら、無理をせず一度ご相談ください。正しいケアと日常の工夫で、快適な背中を取り戻すことができます。















