
小中学生のスポーツケガが増えている?整骨院が伝えたい予防とケアの大切さ
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
近年、小中学生のスポーツ活動はかつてないほど盛んになっています。部活動やクラブチーム、地域のスクールなどで、週に5~6日練習しているお子さんも珍しくありません。体を動かすことは心身の発達にとって非常に大切ですが、一方で「ケガの増加」という問題が深刻化しています。
千歳市の青葉鍼灸整骨院には、「練習中に足を捻った」「膝がずっと痛い」「腰が重い」など、スポーツによる不調を訴える小中学生が多く来院しています。今回の記事では、現代の小中学生に多いスポーツ障害の実態や原因、整骨院でのケア方法、そして予防のポイントを解説します。
統計でみる小中学生のスポーツケガの現状

スポーツによるケガは昔からありますが、現代は「早期専門化」と「練習量の増加」により、その傾向がより顕著になっています。最新の研究から、以下のような興味深いデータが出ています。
1.スポーツの専門化とケガの関係
日本の小中学生を対象とした研究によると、早い時期に1つのスポーツだけに集中する子ほど、使い過ぎによる障害(オーバーユース障害)が増加していると報告されています。小学生高学年で約21%、中学生では35%が「スポーツ中の急性または慢性のケガ」を経験していました。(リンク)
2.練習頻度とケガ発生率の関係
別の研究では、「週あたりの練習日数が多い」「複数競技をしていない」子ほどケガの発生リスクが高いことが示されています。特に、休みなく週5日以上練習している子は、足首・膝・腰などのオーバーユース障害が増加しています。(リンク)
3.体育授業でもケガが増加傾向に
学校の体育授業中にもケガが増えています。調査によると、学年が上がるほどケガの発生率が高くなり、男子は球技、女子は跳び箱や縄跳びなどでのケガが多い傾向があります。(リンク)
これらのデータからも、「小中学生の体が怪我にさらされやすい環境」にあることがわかります。
成長期の体は「ケガしやすく」「治りにくい」

子どもの体は日々成長しています。骨や筋肉、関節、靭帯が未発達な段階では、強い負荷や繰り返しの動作に耐えきれず、痛みや炎症が起きやすくなります。
・足首の捻挫・膝の靭帯損傷:サッカーやバスケットボールで多発。
・オスグッド病:成長期に膝の前側が痛む代表的な障害。
・シンスプリント:走り過ぎによるすねの痛み。
・腰椎分離症:野球や体操で体を反らす動作が多い子に発症。
・野球肘・テニス肘:同じ動作を繰り返すことで肘関節が炎症を起こす。
・シーバー病:成長期に踵が痛む代表的な障害。ジャンプや走る競技で多い。
これらの症状は「最初は軽い痛み」から始まります。しかし、放置したまま練習を続けると、慢性的な痛みや関節変形につながることもあります。
どうしてケガが起きるのか?主な原因
1.オーバーユース(使い過ぎ)
毎日の練習で、筋肉や関節の修復が追い付かず疲労が蓄積。休む間もなく使い続けることで、炎症や損傷が発生します。
2.柔軟性の不足
特に思春期前後は急激に身長が伸び、筋肉や腱の柔軟性が一時的に低下します。その結果、関節への負担が増え、捻挫や肉離れを起こしやすくなります。
3.フォームの乱れ・技術不足
正しい体の使い方が身についていないまま強度を上げてしまうと、関節や筋肉の一部に負担が集中します。
4.休息と栄養の不足
体は「練習で壊し、休息で強くなる」もの。休みなく練習を続けると、回復が追い付かずケガに直結します。
整骨院でできる事

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、ケガの治療はもちろん、「ケガをしにくい体づくり」までトータルにサポートします。
①痛みの軽減と炎症ケア
電気治療・手技療法・冷却などを用いて炎症を抑え、痛みを軽減します。
②筋肉・関節バランスの調整
硬くなった筋肉や関節を丁寧に緩め、可動域を改善。姿勢や動作のクセも整えます。
③成長期に合わせた運動指導
ストレッチや体幹トレーニング、バランス練習などを取り入れ、フォームを改善。「ケガをしない体の使い方」を身につけていきます。
④再発防止とメンテナンス
痛みが取れても、再発しやすい部分を定期的にチェックし、予防を続けます。
青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
保護者・指導者の方へーーケガを防ぐために出来る事
・練習前後のストレッチを習慣化する
・痛みを訴えたら「我慢させない」
・睡眠・食事・休養をしっかり取らせる
・週に1回は完全休養日を設ける
・適切なシューズ・用具を選ぶ
子供たちの「痛い」は小さなサインです。無理をさせるよりも、早期に対応することで、結果的に競技への復帰も早まります。
整骨院からのメッセージ
私たち整骨院は、スポーツで頑張る子どもたちを応援しています。「痛みを取る」だけでなく、「再発しない体づくり」「正しい体の使い方」「休む勇気」を伝えることが私たちの役目です。
スポーツは本来、楽しく、健康を育てるもの。ケガを恐れず、でも無理をし過ぎないように。そのバランスを整えるためにも、体の専門家である整骨院をぜひ活用してください。もし、気になる症状や当てはまる症状などありましたら、お気軽にご相談ください。















