
重いものを持って体を捻ったら腰を痛めた,,,その原因と対処法
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
重い荷物を持ち上げた瞬間、あるいは体をひねった瞬間に「ピキッ」と腰に痛みを感じた経験はありませんか?このような動作で起こる腰の痛みは、筋肉や靭帯の損傷、関節の炎症などが関係しています。放置してしまうと慢性化や再発に繋がるため、早めのケアがとても大切です。
今回は、整骨院の視点から「なぜ腰を痛めるのか」「どう対処すべきか」詳しくお伝えします。
なぜ”ひねった”だけで腰を痛めるのか

腰を支える筋肉や関節は、前後方向の動きには強いのですが、「ひねり」や「回旋」の動きには弱い構造をしています。重いものを持つことで、腰椎(腰の骨)や椎間板、靭帯には大きな圧力がかかります。その状態で体を捻ると、関節や筋膜にねじれが生じ、急なストレスが加わります。
特に、以下のような状況ではリスクが高まります。
・片側に体重をかけながら荷物を持ち上げた
・膝を使わず腰だけで物を持ち上げた
・床にある重い荷物を体を捻って持ち上げた
・中腰の姿勢で長時間作業した
これらの動作では、「回旋+荷重」が同時にかかり、筋や靭帯の微細な損傷、椎間関節や椎間板の炎症を引き起こしやすくなります。
症状の特徴と注意すべきサイン
重いものを持って腰を痛めた時は、次のような症状がみられます。
・腰を捻る・起き上がると痛みが走る
・腰の片側がズキッと痛い、または張って動きづらい
・動き始めが特に痛く、安静にしていると楽になる
・翌日になっても痛みや違和感がとれない
・まっすぐ立つことや歩行がしづらい
このような症状が出た場合は、無理をせず安静を保ち、早めに専門家へ相談することが大切です。強い炎症があるうちは、マッサージやストレッチを自己判断で行うと悪化することもあります。
放置するとどうなる?
腰を捻って痛めた場合、「数日で良くなるだろう」と放置してしまう方も多いですが、注意が必要です。初期の炎症が治まっても、腰の深部筋肉が硬くなり、関節の動きが制限されることで再発しやすい”慢性腰痛”に移行するケースがあります。
実際、労働者の約54%が1年以内に腰痛を経験し、そのうち36%が3カ月以上続く慢性腰痛に悩んでいると報告されています。(リンク)
腰痛は日本の自覚症状ランキングでも男女ともに上位であり、最も多い症状の1つです。(リンク)
さらに、職業性の腰痛は労働災害の中でも発生件数が最も多く、2019年だけでも約5,000件が報告されています。(リンク)
つまり、腰痛は「誰にでも起こる身近なトラブル」であり、早めにケアを行うことが慢性化を防ぐ最善策です。
整骨院での主な治療・対応

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、重いものを持って腰を痛めた方に対し、次のような流れで施術を行っています。
①問診・検査
痛みが出た動作、発症時の状況、体の使い方などを丁寧に確認します。腰だけではなく、骨盤や股関節、背中の動きまでチェックして原因を特定します。
②炎症の鎮静
痛みが強い初期は、温熱や電気治療を用いて炎症を抑えます。無理に動かすよりも、痛みを落ち着かせることが優先です。
③筋・関節の調整
痛みが落ち着いてきたら、硬くなった筋肉や関節を手技で緩めていきます。腰方形筋・大殿筋・腹斜筋など、捻じり動作に関わる部位を中心に施術し、動きをスムーズに戻します。
④再発予防のための運動指導
腰を痛めた方の多くは、普段の姿勢や身体の使い方に癖があります。荷物を持つときの正しい姿勢、骨盤を安定させる体幹トレーニング、ストレッチなどをお伝えし、再発を防止します。
自分でできる予防・セルフケア

腰を捻って痛めないためには、日常のちょっとした意識が大切です。
1.荷物を持ち上げる時は「膝を使う」
腰だけで持ち上げず、膝を曲げて重心を下げましょう。荷物はできるだけ体の近くで抱えるようにします。
2.体を捻らない
物を運ぶときは、腰を捻るのではなく、「足ごと向きを変える」のがポイントです。
3.長時間同じ姿勢を避ける
座りっぱなし・立ちっぱなしの状態が続くと腰の筋肉が硬くなります。1時間に1回は軽く伸ばす習慣をつけましょう。
4.体幹を鍛える
腹筋や背筋などの体幹筋を鍛えることで、腰にかかる負担を分散できます。無理のない範囲で、軽いストレッチや呼吸を意識した運動を行いましょう。
整骨院での早期対応が回復を早める
腰を捻った直後の正しい対応は、その後の回復スピードに大きく影響します。痛みを我慢して動き続けていると、筋肉の緊張や関節のズレが固定化し、治りが遅くなってしまいます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、腰を支える筋や骨盤周りを整え、痛みを早く鎮めるだけでなく、再発しにくい体の使い方を身につけるお手伝いができます。
「まだ少し痛いけど我慢できる」「仕事が忙しくてそのままにしている」ーーそんな方こそ、早めの来院がおすすめです。初期のケアが、今後の腰の健康を守ります。
まとめ
重いものを持って体を捻った時に起こる腰痛は、筋肉や靭帯、関節に急な負担がかかることで起こります。初期対応を誤ると慢性化しやすく、再発を繰り返すこともあります。
・荷物は体の近くで持ち上げる
・腰を捻らず、足ごと向きを変える
・痛みが出たら早めに整骨院でケアを受ける
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、痛みの原因を正確に見極め、施術・動作指導・予防までトータルサポートいたします。腰を痛めてしまった方も、早期の対応で健康な身体を取り戻しましょう。















