
長く歩くと股関節が痛くなる人へー整骨院からのアドバイス
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
「長く歩くと股関節が痛くなる」「歩き続けているとお尻の横や前側が重くなる」ーーそんな経験はありませんか?
歩くことは健康にいい反面、股関節には想像以上の負担がかかっています。特に最近では、通勤・立ち仕事・買い物などで1日当たりの歩行距離が増え、股関節の痛みを訴える方が増加傾向にあります。今回は、なぜ長く歩くと股関節に痛みが出るのか、その原因と整骨院での対処法、自宅でできるケア方法を詳しく解説します。
なぜ長く歩くと股関節が痛くなるのか?

股関節は「体重を支える」「足を前に出す」「体を安定させる」という3つの重要な働きを同時に行っています。そのため、歩行時には体重の約3倍の負荷が股関節にかかるといわれています。(リンク)
長時間の歩行は、この負荷が何千回と繰り返されるため、股関節周辺の筋肉や靭帯、関節包に疲労が溜まり、痛みや違和感につながります。
さらに、次のような要因が加わると痛みが出やすくなります。
骨盤の傾き、反り腰、猫背などがあると、歩く時に股関節の動きが偏り、一方の足に過度な負担がかかります。特に女性では骨盤が広く、筋力バランスの影響を受けやすい傾向にあります。
股関節を支える筋肉(臀部・腸腰筋・太もも前後の筋肉)が硬くなったり、弱くなったりすると、関節の動きがスムーズに行えなくなります。その結果、股関節に「ねじれ」や「圧縮力」が加わり、痛みの原因になります。
「歩くと痛い」という人の中には、変形性股関節症の初期段階である場合もあります。成人の約10%に股関節痛を抱えているという報告もあります。(リンク)
放置して歩行制限が強まると、将来的に人工関節が必要になるケースもあるため、早めのケアが重要です。
歩く時に出やすい股関節痛の特徴

長く歩くと痛みが出る人には、以下のような共通点があります。
・歩き始めて10分ほどで股関節の前や外側に痛み・重だるさを感じる
・坂道や階段で特に痛みが強くなる
・歩いているとだんだん歩幅が狭くなる
・座った後に立ち上がると、股関節が突っ張る・引っかかる感覚がある
・片足立ちになると不安定で、股関節が抜けそうな感覚がある
こうした症状がある場合、単なる「歩きすぎ」ではなく、体の使い方や関節のバランスに問題があることが多いです。
整骨院でのアプローチ

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、股関節の痛みを単に”筋肉痛”と捉えるのではなく、全身のバランスや動き方を重視して施術を行います。
①問診・動作分析
どの動作で痛むのか、どのくらい歩くと痛みが出るのかを丁寧に聞きとります。さらに、骨盤や腰の傾き、足の長さ、歩行時の重心移動などをチェックして、股関節への負担ポイントを特定します。
②筋肉・関節の調整
・硬くなった股関節まわり(お尻・太もも前後、腸腰筋など)を手技で緩め、血流を改善
・股関節の可動域を広げ、関節への圧迫を軽減する
・歩行時のバランスを整えるため、体幹・臀部の筋肉を安定化させる施術を実施
③再発予防のアドバイス
歩く前後のストレッチや、正しい姿勢・歩行動作の指導も欠かせません。「どんな靴を履くか」「坂道の歩き方」「休憩の取り方」など、日常生活で実践しやすい方法をお伝えします。
青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
自宅でできるセルフケア

股関節痛を予防・軽減するためには、日常のケアがとても大切です。整骨院では次のような方法をおすすめしています。
・仰向けになり、片膝を胸に引き寄せて10秒キープ
・椅子に座り、片足を反対の膝に乗せて軽く前に倒れる(お尻の筋肉を伸ばす)
・立った状態で足を後ろに引き、お腹を前に出すようにして腸腰筋を伸ばす
入浴や温熱パッドで股関節を温めることで、筋肉や関節の柔軟性を高め、痛みを和らげます。
歩幅を少し広めにとり、踵からつま先に重心を移すイメージで歩くと、股関節への衝撃を分散できます。
統計でみる股関節痛の現状
1.成人の約10%が股関節痛を経験(リンク)
2.50歳以上の約9.7%が慢性的な股関節痛を訴える(リンク)
3.股関節痛を持つ人は、健常者よりも股関節の伸展動作が有意に少ない(リンク)
これらの統計からもわかるように、「歩くと股関節が痛む」症状は決して珍しくありません。多くの方が気づかないうちに、股関節へ過剰な負担をかけているのです。
まとめ
長時間歩いて股関節が痛くなるのは、体からのSOSサインです。痛みを我慢し続けると、関節や筋肉に負担が蓄積し、日常生活の動作にまで影響が出てしまいます。
大切なのは、「痛くなってから対処する」ではなく、「痛くならない体を作る」という考え方。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、関節・筋肉・姿勢・動作を総合的に整えながら、再発しにくい体づくりをサポートします。
「最近歩くと股関節が重くなる」「疲れが取れにくい」と感じている方は、是非一度ご相談ください。早めのケアで、再び気持ち良く歩ける体を取り戻しましょう。















