
部活で球拾いしていたら腰が痛くなった学生へ
~千歳市の青葉鍼灸整骨院からのアドバイス~
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
部活の練習中、何気なく行っている「球拾い」。しゃがんで立って、走って拾って、またしゃがんで,,,この繰り返しの動作、実は腰にかなりの負担がかかっていることをご存知でしょうか?
「腰が痛いけど、練習を休むのは気が引ける」「試合が近いから、何とか我慢してやってしまう」そんな学生の声を、当院(千歳市の青葉鍼灸整骨院)でもよく耳にします。ですが、腰の痛みを我慢して続けると、思っている以上に長引いてしまうことが多いのです。
球拾いで腰が痛くなる原因とは?

球拾いの動作を分解すると、「中腰」「前かがみ」「ひねり」「立ち上がり」の連続です。これらの動きが繰り返されると、腰の筋肉・関節・骨盤まわりのバランスに負担が集中します。
特に原因になりやすいのは以下の3点です。
①中腰姿勢の維持
中腰は腰の筋肉(脊柱起立筋)を常に収縮させた状態です。特に、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)が硬くなると、腰を曲げる動きが制限され、腰部に余計な緊張が走るようになります。
②前かがみでの拾う動作
腰を丸めると、背骨の「腰椎」が前方に押し出される形になります。この状態で何度もボールを拾うと、椎間板に強い圧力がかかり、腰椎椎間板ヘルニアのような状態を引き起こすことも。
③体をひねる動作
片手でボールを拾いながら体をひねると、腰椎の回旋ストレスが発生します。特に野球・テニス・バレーなどでは、拾ってすぐに投げ出す動作が入るため、腰椎・骨盤まわりの筋バランスが崩れやすいのです。
学生の腰痛は意外に多い!

文部科学省と日本体育協会の調査によると、中高生の約30%が「腰の痛み」を経験していると報告されています。(リンク)
また、整形外科学会の調査では、腰痛の原因の約7割が「筋肉や姿勢の問題」によるものとされており、骨や神経の病変によるものは少数です。(リンク)
さらに、スポーツ庁のデータでは、高校生アスリートのうち約25%が腰痛で練習を制限した経験があると発表されています。(リンク)
つまり、「若いから大丈夫」ということは決してありません。部活動で日常的に腰を酷使する学生ほど、早めのケアと予防が重要です。
整骨院での治療とアプローチ

当院(千歳市の青葉鍼灸整骨院)では、学生の腰痛に対して次のようなステップでアプローチします。
①原因の分析
まず、どの動作で痛みが出るのかを確認します。しゃがむ時、立ち上がる時、捻じる時など、動作の中でどこに負担が集中しているかを見極めます。これにより、「筋肉性の腰痛」か「関節由来」かを明確に出来ます。
②筋肉と関節のバランス調整
腰だけでなく、骨盤・股関節・太もも裏(ハムストリングス)・背中の柔軟性を整えることがポイントです。特に学生は成長期で筋肉の伸びが骨の成長に追い付かず、硬くなりやすい傾向があります。そのため、筋肉の緊張を緩め、骨盤の動きをスムーズにすることで、腰の負担を軽減します。
③再発予防トレーニング
治療と同じくらい大切なのが再発防止です。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、「体幹の安定」「股関節の可動域向上」「姿勢改善」を目的とした簡単なエクササイズを指導しています。
たとえば、
・お尻の筋肉(大殿筋)を活性化させるブリッジ運動
・ハムストリングスと腰の連動を整えるストレッチ
・骨盤を立てて支える腹横筋のトレーニング
など、これらを継続することで、腰への負担が軽くなり、部活中の動きもスムーズになります。
自宅でできるセルフケア

もし痛みが軽い段階であれば、次の方法を試してみましょう。
・入浴でしっかり温める:血流が良くなり、筋肉のこわばりが和らぎます。
・痛みが強い時は冷やす:炎症がある場合は、最初の48時間は冷やす方が有効です。
・ストレッチは無理せず少しずつ:前屈で痛みが強い時は、太ももの裏を軽く伸ばすだけでもOK。
ただし、「動くと痛みが強くなる」「朝起きると痛くて伸びない」などの場合は、自己判断せず整骨院へご相談ください。
放置するとどうなる?

最初は「軽い筋肉痛」でも、繰り返すことで次のような状態に進行することがあります。
・腰の慢性的な張り(筋筋膜性腰痛)
・椎間板ヘルニア
・分離症(特に成長期男子に多い)
一度この段階になると、数週間~数か月の安静やリハビリが必要になることも。早めに治療を始めることが、最短の回復への近道です。
最後に:痛みは「努力の証」ではなく、「体のSOS」
球拾いで腰が痛くなるのは、頑張っている証でもあります。しかしその「頑張り」が続けられるように、体のメンテナンスを習慣にすることが大切です。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、学生一人一人の体の状態や練習量に合わせた施術とセルフケア指導を行っています。「少し違和感がある」「最近腰が重い」と感じたら、早めにご相談ください。未来のパフォーマンスを守るためにも、今のケアが大切です。















