
畑作業の後腰が痛い,,,骨に異常がなくても要注意!
~千歳市の青葉鍼灸整骨院から~
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
春から秋にかけて、北海道では家庭菜園や畑作業が盛んになります。しかし、「畑作業をしていたら腰が痛くなった」「腰が伸びなくなった」「夜になると腰が重い」ーーこうした声を整骨院でも多く聞きます。
実は、長時間の前かがみ姿勢やしゃがみ動作は、腰に大きな負担を与える代表的な動作。しかも、骨に異常がなくても「筋肉や関節の硬さ」から痛みが出ることが非常に多いのです。
畑作業で腰が痛くなる3つの原因

①腰の筋肉(脊柱起立筋・多裂筋)の過緊張
畑作業では、前かがみ姿勢を維持したまま草むしりや収穫を行うことが多くなります。この姿勢は、背中の筋肉が常に引き伸ばされたまま緊張状態になり、血流が悪化します。その結果、筋肉の中に疲労物質が溜まり、「重だるさ」「ピキッとした痛み」を感じやすくなります。
②腰椎・骨盤周囲の関節の可動域制限
長時間の同一姿勢により、仙腸関節(骨盤の関節)や腰椎の動きが悪くなります。関節が動かない分、筋肉が代わりに頑張るため、筋緊張と痛みが増してしまいます。
③太ももやお尻の筋肉の硬さ
「腰が痛い=腰の問題」と考えがちですが、実はお尻(大殿筋・中殿筋)や太もも裏(ハムストリングス)の硬さが原因で腰に負担が集中しているケースも多いです。特に畑でしゃがんだり中腰になる動作が多いと、下半身の筋肉に負担が蓄積し、それが腰痛に繋がります。
腰痛に関するデータ

腰痛は日本人の国民病ともいわれ、次のような統計があります。
1.厚生労働省 国民生活基礎調査(2022)
症状別の有訴率で、男女ともに「腰痛」が第1位。(リンク)
2.日本整形外科学会 腰痛診療ガイドライン
腰痛患者の約85%は、レントゲンやMRIで明確な異常が見つからない「非特異的腰痛」。(リンク)
3.農林水産省 農作業安全データ
農作業中の身体負担として「腰痛」が最も多く、全体の約40%を占める。(リンク)
これらのデータからも、腰痛の多くは骨や神経の異常ではなく、筋肉や関節の機能性の問題であることがわかります。
整骨院でのアプローチ

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、畑作業後の腰痛に対して次のような施術を行っています。
①筋肉の緊張を緩める手技療法
背中~骨盤~お尻の筋肉を丁寧にほぐし、血流を改善して回復力を高めます。特に多裂筋・腸腰筋・大殿筋など深部の筋肉を緩めることで、姿勢が自然に立ちやすくなります。
②姿勢・動作指導
畑作業では「腰を曲げる」よりも「股関節を曲げる」意識が大切。しゃがむ時には、背筋を伸ばしてお尻を引くように動くことで、腰への負担が大きく減ります。
青葉鍼灸整骨院での治療の流れ
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
ご自宅でできるセルフケア

1.腰を丸めて伸ばすストレッチ(キャット&カウ)
四つん這いで背中を丸めたり反らせたりをゆっくり10回。→背骨の動きを出して、血流を改善します。
2.太もも裏のストレッチ
椅子に座って片足を前に伸ばし、つま先を上げて体を前に倒す。→ハムストリングスを伸ばすことで、腰の負担を減らします。
3.お尻のストレッチ
仰向けで片足をもう一方の太ももにのせ、手で引き寄せる。→大殿筋を緩めて骨盤の可動域を広げます。
放置するとどうなる?
軽い腰痛でも、「痛みがあるまま畑作業を続ける」ことで、筋肉や坐骨神経痛に移行するリスクがあります。また、筋肉のアンバランスから背骨の歪みや骨盤の傾きを引き起こすことも。
早めに整骨院で施術を受け、正しい体の使い方を学ぶことが、再発防止のカギになります。
最後に:畑作業と上手に付き合うために
畑仕事は体を動かす素晴らしい活動ですが、姿勢や使い方を間違えると腰に大きな負担がかかります。「畑に出た後は腰が重い」「前かがみがつらい」などの症状を感じたら、我慢せずに一度整骨院にご相談ください。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、地域の方の生活に寄り添った腰痛ケアを行っています。あなたの腰痛の原因を一緒に見つけ、再び快適に畑作業ができる体づくりをサポートします。















