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2025.11.06

腕相撲で手首痛めた 千歳青葉鍼灸整骨院

腕相撲で手首を痛めたあなたへ

ー整骨院が伝える「手首の痛みを早く正しくケアする方法」ー

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

「腕相撲でグッと力を入れたら、手首が「ピキッ」とした」「それから手首が重だるい、内側がズキズキする、握ると痛い」「手首を返す時や支える時に違和感が残る」ーー

そんな体験をされた方はいませんか?

腕相撲は、一瞬の強い力・手首の回旋・前腕や上腕の筋力・関節の安定性などを総合して使う競技(あるいは遊び)です。そのため、手首に過度な負荷やねじれがかかると、「手首を痛めてしまった」というケースが案外多くあります。

今回は、整骨院の視点から、

・なぜ腕相撲で手首が痛くなってしまうのか?

・その痛みを放っておくとどうなるのか?

・今日からできるセルフケア

・整骨院でのケアで何ができるか?

という流れでご説明します。

なぜ腕相撲で手首が痛くなるのか?

腕相撲では、主に次のような手首・前腕に対する負荷がかかります。

〇手首のねじれ(回内・回外)と急激な負荷

腕を支えている状態から「力を入れて返す」または「抑え込まれる」動作では、手首が捻られたり強く捻じられたりします。このねじれが、手首の関節(手関節)、その中の小さな骨(手根骨)や靭帯、関節包、軟部組織にストレスを与えます。特に手首を少し返した状態(手のひらが少し上を向いた状態)で力を入れた場合、手首の回内・回外・掌屈・背屈が複雑に入り混じり、靭帯・腱が過剰に伸びたり収縮したりして「手首を痛める」原因になります。

〇前腕・上腕・手首の筋力バランス・安定性の乱れ

腕相撲では、手首だけで支えるわけではなく、前腕(回内筋・回外筋・伸筋・屈筋群)、上腕(二頭筋・三頭筋)、肩甲帯・体幹も連動して、安定性を保ちながら力を出します。もし前腕や手首まわりの筋肉が弱かったり、動作で手首がぶれたりしていると、手首に”代償負荷”がかかります。つまり、手首が安定していない状態で大きな力を出すと、手首の靭帯や関節に不必要なストレスが集中します。

〇手首の関節・靭帯・腱・軟部組織への微小損傷・蓄積が痛みを出す

手首には多くの靭帯があり、手根骨をつなぎ、手首を安定させています。手首の捻れ・反復使用・不安定な支えがあると、これらの靭帯・腱・関節包に「少しずつの損傷(微細な損傷)」が蓄積され、ある日”痛み”として出てきます。例えば、急に強い力をかけたり、手首を無理な角度で使ったりした時に「ピキッ」ときて、その後手首が重い・握りにくい・支えにくい、という状態になります。

〇放置すると”手首の違和感が常態化”する恐れ

手首を痛めて「でも動けるから」と放置し、無理に使い続けると、関節のアライメント(骨のずれ)、靭帯の緩み、筋力低下、動作のクセ(手首が常に返っている/支点がずれている)などが固定化されてしまいます。結果として、「手首を決まった方向に捻じると痛い」「握力が出しづらい」「日常的に手首が重だるい・違和感がある」という状態になることがあります。

手首の痛みに関する統計データ・傾向

腕相撲というスポーツ・遊びでの統計は少ないですが、手首・手・前腕のスポーツ関連・日常活動関連の痛みや怪我のデータは参考になります。

1.手・手首のスポーツ傷害は全体の約25%を占める(リンク

2.手首痛は、スポーツ・身体負荷の高い職業で中期的に24%ほど存在する

Systematic reviewによると、「身体負荷の高い職業・スポーツ選手では、”中期”(1年以内)で手首痛の有病率が24%」とのデータがあります。(リンク

3.手首・手のスポーツ傷害の学部生アスリートデータ:例えば4,851件の手/手首傷害、うち手首捻挫が14.7%

大学アスリートの調査では、4,851件の手傷害中、「手首捻挫」が14.7%を占めていました。(リンク

これらのデータからも、手首・手の関節はスポーツ・高負荷動作時に”痛めやすい部位”であることが分かります。腕相撲でも手首に強い力がかかるため、まったく油断できないポイントです。

今日からできるセルフケア3つ

腕相撲で手首を痛めた後、整骨院に行く前でも今日からできるケアがあります。痛みを悪化させず、回復を促すためにぜひ取り入れてみて下さい。

①無理に使わず、休ませる・アイシングする

痛めた直後は、手首に腫れ・熱感・押すと痛む・動かしにくい等の症状があれば、まず以下を実践してください。

・患部を可能な限り安静にする(腕相撲の練習を控える、手首を極端に使う作業を減らす)

・氷や冷却パックで、痛み・炎症の軽減:10~15分程度、1日数回

・手首を少し高くして(枕などで腕を少し上げて)、腫れを軽減

この段階で無理に手首を返したり、力を込めた握りをしたりすると、さらに靭帯・関節の損傷が広がる恐れがあります。

②軽めの可動域チェック&ストレッチ

腫れ・強い痛みが落ち着いてきたら、「手首をゆっくり動かすこと・前腕を軽く使う事」を始めましょう。例えば、

・手首を前に倒す(掌屈)→ゆっくり元に戻す→手首を少し反らす(背屈)→戻す(各5~10回)

※痛みが出ない範囲で、無理はしないでください。

・手首を左右に回す(回内⇔回外)動きをゆっくり。前腕を固定して行う。

・前腕の伸筋・屈筋を軽くストレッチ:机に肘をつき、手の甲をテーブルにつけて手首をゆっくり曲げる/掌をテーブルにつけて手首を反らす。

これらにより、「手首がどの方向で動きにくいか」「どこが詰まっているのか」「痛みが出るかどうか」の感覚を手首自身が思い出し、動きの回復が始まります。

③安定性を高める筋トレ・動作修正

手首の痛みが少し落ち着いたら、「手首を支える筋肉・前腕・肘・肩回り」の筋力・安定性を整えていきましょう。腕相撲で手首を痛めた人には以下がお勧めです。

前腕回内・回外筋の強化:軽いダンベル(1~2キロ)を手に持ち、肘を机や膝につけて前腕を回す動作を5~10回×2セット。

手首のグリップ強化:軽い握力器・タオルを巻いたペットボトルを握る/開くをゆっくり5~10回。

上腕・肩甲帯・体幹を使った安定動作:腕相撲姿勢をイメージして、肘を90度にして壁に手を付け、前傾して「手首がぶれないように支える」練習をしてみましょう。

また、腕相撲の”姿勢・手首の角度・肘の位置”を見直すことで、再び手首を痛めるリスクを下げることができます。手首を真っすぐに保ち、捻れ・過伸展・無理な角度を避ける意識を持つことが大切です。

整骨院でできること

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、手首を痛めてしまった方に対して次のようなケアを行っています。

詳細な動作・姿勢チェック:腕相撲で痛めた手首でも、「どの角度/どの動き」で痛みが出たか「前腕・肘・肩の動きに偏りがないか」「手首の角度やねじれがどうか」などを丁寧に分析します。

筋・筋膜・靭帯・関節調整:手首まわりの靭帯・腱の緊張を手技・電療法・超音波・ストレッチで緩め、手根骨・手首関節の動きを改善します。

前腕・肘・肩甲帯・体幹の連動強化指導:手首だけでなく腕まわり・体幹も含めて「安定した力が出せる状態」を作ります。

再発予防の動作指導:腕相撲に戻る際の姿勢・手首の角度・肘の位置・体の使い方を具体的にアドバイス。痛みを出さず「また楽しめる腕相撲」へつなげます。

手首を痛めた直後だけでなく、”再び手首を気にせず使える状態”を取り戻すまでサポートいたします。

こんなときは早めの相談をおすすめします

・手首を動かすと「ぽきっ」「がくッ」と音がする・違和感・ぐらつきがある

・握る・返す・支える動作で痛みが強く、手首が安定しない感じがする

・腕相撲や前腕トレーニングを控えても手首の痛みが引かない/翌日も残る

・手首の曲げ伸ばし・回内回外で「痛みが出る方向」が明確で、その方向を避けてしまっている

このような状態は、手首の靭帯・関節内部・腱に損傷がある可能性もあります。痛みを我慢して競技・練習を続けると、慢性化・関節の不安定化・握力低下などにつながるリスクがあります。早めに整骨院でのチェックをおすすめします。

まとめ

腕相撲で手首を痛めてしまうのは、決して珍しい事ではありません。手首にかかる「捻れ」「力」「支えのバランス」という要素が揃いやすいため、手首が”痛む・違和感が残る”という状況をつくってしまうのです。

しかし、手首を「痛みのまま使い続ける」必要はありません。適切な休息・可動域回復・筋力・安定性強化・そして整骨院での専門的なケアを気にせず握る・返せる」「安心して腕相撲に戻れる」体に近づきます。

もし今、

・手首を返す時に痛む

・握る時・支える時に手首がふわつく/ぐらつく感じがする

・主体的に腕相撲ができない・控えている

という場合は、ぜひ一度ご相談ください。手首を痛めたその後から、”また自由に腕を使える日常”をめざして、整骨院でともに整えていきましょう。

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