
サッカーで片足首をケガしてから踏ん張れないあなたへ
ー体を固める力を取り戻す整骨院のアプローチー
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
サッカーにおいて「片足首のケガ」は非常に多いケガの1つです。特に、足首を捻った後から”踏ん張れない””体がブレる””安定しない”という感覚を訴える学生は少なくありません。
ケガの痛みは引いたのに、いざボールを蹴ったり、止まったり、切り返したりすると力が入らないーー。それは、単に筋力の問題ではなく、足首の安定性と体幹の連動がうまく働かなくなっている状態です。
今回は、整骨院の視点から「なぜそうなるのか」「どうすれば踏ん張る力を取り戻せるのか」を解説していきます。
1.なぜケガ後に「踏ん張る・体を固める」が苦手になるのか

サッカー動作は、すべて「片足支持」が基本です。片足で立ち、ボールを蹴り、相手と接触し、すぐに方向を変えるーー。このとき足首は、全身のバランスを取る”土台”として働いています。
しかし、足首をケガ(特に捻挫)すると、靭帯や関節包が損傷し、関節の”ゆるみ”が残ります。その結果、関節のセンサー(固有受容器)が正しく働かず、「どれくらい力を入れているか」「どこに重心があるか」を脳が正確に把握できなくなるのです。
つまり、脳と足首の連携がずれることで、踏ん張る感覚そのものが弱くなるのです。
さらに、ケガをしたことで無意識に「かばう動き」が身に付くと、反対側の足や体幹に負担が偏り、結果的に体全体でぶれやすい身体の使い方になってしまいます。
研究によると、サッカー選手の足首のケガのうち、約77%が捻挫によるものと報告されています。(リンク)それほど多いケガであるにも関わらず、「痛みが引いたらもう大丈夫」と思ってしまうケースが多いのです。
2.放置・不十分なケアがもたらすリスク

足首をケガした後、十分なリハビリやトレーニングを行わないままプレーに復帰すると、次のようなリスクがあります。
・関節がゆるんだままになり、再び捻挫を繰り返す
・踏ん張る・切り返す動作で膝や股関節に負担がかかる
・ボールキックやストップ時の安定感が落ち、パフォーマンスが低下する
実際、過去に足首捻挫をした選手は、再びケガをするリスクが約4.9倍高いという報告もあります。(リンク)
また、学生世代は筋力やバランス機能が発展途中の為、回復が不十分だと成長期の関節に悪影響を残す場合もあります。特に「体を固める」「姿勢を保つ」ための体幹の安定性が育っていないと、ケガが癖になりやすい傾向があります。
3.整骨院での改善ステップ

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、単に痛みを取るだけでなく、足首を”支え直す”ための再教育を行います。以下のステップで、踏ん張る力・体を固める力を段階的に回復させていきます。
まずは、関節の可動域・筋力・バランスを詳しく検査します。
・片足で立った時にぐらつかないか
・足首の角度や動きに左右差がないか
・体幹が安定しているか
これらをチェックすることで、「踏ん張れない原因」が足首か体幹かを明確にします。
足首周囲の細かな筋肉(前脛骨筋・腓腹筋・ヒラメ筋など)をピンポイントで刺激します。また、バランスボードや不安定な床の上で立つトレーニングを行い、足首から脳への神経伝達を再構築します。これにより、「どの位置で支えればいいか」という感覚が戻りやすくなります。
踏ん張る力は足首だけでは作れません。実は、股関節と体幹の安定が足首の支えを生み出しています。そのため、プランク・ヒップリフト・片足立ち+体幹固定といったトレーニングを組み合わせ、「体を固める」力を全身で育てていきます。
最終段階では、実際のプレー動作(キック・ストップ・方向転換)を想定して動作トレーニングを行います。「片足で止まって3秒キープ」「軸足を踏み込んでからボールを蹴る」など、実践的な感覚を戻すことで、再発防止と安定したパフォーマンスが実現します。
4.”踏ん張る感覚”を取り戻すための3つのポイント

整骨院での施術と並行して、次のポイントを日常から意識することが重要です。
1.片足での安定感を高める
毎日30秒でもいいので、片足立ちで姿勢をキープ。慣れてきたら目を閉じてバランスを取る練習も効果的です。
2.股関節と体幹を同時に使う
ランジ(前に一歩出て腰を落とす動作)やサイドステップなどで、「脚で支えながら体幹を固める」動きを覚えましょう。
3.動きの中で”止まる”練習をする
切り返しやキック動作の後、ピタっと止まる練習を取り入れることで、体を固める反応が自然に身に付きます。
5.学生アスリートに伝えたいこと

サッカーを頑張る学生にとって、ケガは「試合に出られない」「練習に遅れる」と不安なものです。しかし、焦って復帰しても、踏ん張れない体のままでは再発のリスクが高まるだけです。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、「痛みを取る」だけでなく、もう一度信頼できる体を作り直すリハビリを行います。
足首をケガした学生が再び安心してプレーに戻るためには、
・足首の安定性
・体幹の固定力
・動作の連動性
この3つをバランスよく整えることが鍵になります。
ケガをきっかけに、今の体の使い方を見直すことができれば、むしろ以前よりも強く、安定したプレーを手に入れるチャンスです。
6.おわりに
片足首をケガして「もう全力で踏ん張れない」と感じているあなたへ。その感覚は、”気のせい”ではなく、身体からの大切なサインです。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、専門的な評価と段階的なリハビリで、足首と体幹の連携を取り戻し、再発しにくい身体へ導くことができます。
プレー中の安定感や踏ん張りが戻ると、動きが軽くなり、何より「怖さ」が消えて、サッカーが再び楽しくなります。
もう一度、”踏ん張れる自分”を取り戻しましょう。整骨院は、その一歩を支える場所です。















