
サッカーで急に止まった瞬間に股関節(鼠径部)が痛むあなたへ
サッカーをプレー中、「急にストップしたら股関節の付け根(鼠径部)にビリッと痛みが走った」「切り返しや方向転換のとき、もも付け根がつらい」――そんな経験はありませんか?大人になってからのこうした痛みは、軽く見過ごせないサインです。千歳市の 青葉鍼灸整骨院 では、サッカーによる股関節や鼠径部の痛みに悩む方を対象に、専門的なケアと予防のサポートを行っています。
この記事では、なぜ急停止や切り返しで股関節に痛みが出やすいのか、セルフケアのポイント、当院での治療・リハビリ内容、そして長期的にサッカーを続けるための考え方をまとめました。
なぜ、急停止や切り返しで股関節が痛くなるのか?

1. 非接触による過度なストレス
サッカーでは、加速・減速・止まる・方向転換などの動きが頻繁に出てきます。これらの繰り返し動作によって、鼠径部周辺の筋肉(内転筋、腸腰筋、外転筋など)や腱が急激に伸ばされたり収縮したりして強いストレスを受けます。特に接触がなくても痛みが出る「非接触型」の怪我が多いことが報告されています。 PubMed+2オスロスポーツトラウマ研究センター+2
2. 股関節の可動域・柔軟性の問題
股関節の柔軟性が不十分だと、急にストップしたり方向転換したときに関節に余裕がなく、筋肉や腱、軟部組織に負荷が集中しやすくなります。実際、股関節の回旋可動域(内旋・外旋)が狭い選手は、鼠径部の痛みを起こしやすいとの研究があります。 PubMed
3. 構造的な異常(FAIなど)の可能性
「FAI(股関節インピンジメント)」という構造的な問題が潜んでいる場合もあります。FAIは、骨の形状や関節のかみ合わせの異常によって、動作時に骨同士がぶつかるような摩擦が起こり、痛みや軟部組織の損傷を生じさせるものです。サッカー選手では、FAIを持っていても無症状のケースも少なくありません。 PMC+1
4. 反復負荷・オーバーユース
サッカーは練習量が多く、加速・減速・方向転換が頻繁にあるため、鼠径部や股関節まわりの筋肉・腱に対して反復的な負荷がかかりやすいスポーツです。この積み重ねが慢性的な痛みや炎症を引き起こす原因になります。 Barça Innovation Hub
痛みがあるとき、放っておくのは危険?チェックしてほしいポイント

- 痛みを無視しないで
「一瞬だけ痛い」「プレー中だけ違和感がある」といった軽い症状でも、繰り返されるなら要注意です。慢性的な負荷が軟部組織や関節を痛めている可能性があります。 - 腫れ・熱感・クリック感(ひっかかり感)がある
痛みだけでなく、腫れや部位の熱感、関節を動かしたときのひっかかるような感じ、ポキポキ・カチカチという音がある場合は、炎症や構造的な問題(ラブラム損傷など)が潜んでいるかもしれません。 - フォームや動きの癖を確認する
ストップや切り返しの際、骨盤が傾いていないか、膝の向きが不自然ではないか、体幹がぶれていないか、などを見直すことが重要です。不安定な体幹や偏った体重移動が、股関節に余分なストレスをかける原因になります。 - 休息をとることも大事
痛みがあるときに無理して練習を続けると、症状が悪化したり慢性化するリスクが上がります。まずは休息を入れて、負荷をコントロールすることを優先しましょう。
セルフケアと予防 — 自宅や練習後にできること
次のようなセルフケアやトレーニングを習慣にすることで、股関節や鼠径部の痛みを和らげたり、再発を防ぐことができます。
- アイシング
痛みや熱感があるときは、氷や冷湿布で20分ほど冷やすことで炎症を抑えます。 - ストレッチ
- 腸腰筋(股関節前部):片膝を立てて前傾姿勢をとり、股関節の前側をゆっくり伸ばす。
- 内転筋(ももの内側):開脚ストレッチや横座り、足を左右に広げて体を傾けるなど。
- 外転筋・殿筋:仰向けで足をクロスさせ、膝を引き寄せてお尻と外側の筋肉をほぐす。 - 筋力トレーニング
- 体幹安定性:プランクやサイドプランクでコアを鍛える。
- ヒップ強化:グルートブリッジ、バンドを使ったヒップアブダクション(外に足を開く運動)など。
- バランストレーニング:片脚立ち・バランスパッドを使った練習で、切り返し時のコントロール力を高める。 - 動作・フォームの意識
切り返しやストップ時の姿勢を意識して練習。骨盤の位置、膝の向き、体幹の傾きなどを整えることで、股関節への負荷を分散できます。疲れてきたら無理せずフォームを落ち着ける練習も取り入れましょう。 - 段階的な復帰
痛みが落ち着いてきたら、いきなり激しいプレーに戻すのではなく、まずは軽めの練習やドリルから始め、徐々に強度を上げていくスケジュールを作るのがおすすめです。
青葉鍼灸整骨院でできるサポート

当院(千歳市・青葉鍼灸整骨院)では、サッカーによる股関節・鼠径部の痛みを抱える方に対して、以下のようなサポートを提供しています。
- 詳しい問診+動作評価
まず、痛みのタイミング(ストップ時、切り返し時、練習後など)をしっかりお聞きします。そして、実際に体を動かしてもらい、痛みが出やすい動作や負荷のかかる部分を分析します。 - 筋力・可動域・関節の評価
股関節、内転・外転筋、臀部、体幹などの筋力チェックや、可動域(関節の動き)を丁寧に評価します。必要な場合は、構造的な問題(例えばFAIの疑いなど)について専門医と連携をとることも可能です。 - 手技療法
痛みや炎症がある箇所には、手技で血流を促進し、筋緊張を緩和させます。また、指圧や筋膜リリースなどを用いて、筋肉や腱、軟部組織のバランス調整も行います。 - リハビリ・トレーニング指導
体幹やヒップの強化、バランス改善、柔軟性向上のためのトレーニングメニューを作成・指導します。また、切り返しやストップ時のフォーム改善のポイントも具体的にアドバイスします。 - 復帰プランの作成
痛みが引いてきた段階で、練習復帰のための段階的なプランを一緒に設計します。無理なく、でも確実にプレーに戻れるようにサポートします。
長期的な視点でのメリット — ケアを始める意味
- 痛みの早期改善
適切な治療とセルフケアを組み合わせることで、痛みを悪化させずにコントロールすることができます。 - 再発予防
フォーム改善や筋力強化、バランス訓練を行うことで、同じ痛みが再び出るリスクを下げられます。 - より質の高いプレー
安定した体幹、コントロールのきいた切り返しができるようになると、プレーの精度やスピードも向上しやすくなります。 - 長くサッカーを続けられる
痛みを抱えたままプレーを続けると、怖さがあって思い切った動きができなくなることもあります。きちんとケアすれば、安心して長く楽しめる体づくりができます。
関連統計・研究データ(引用リンク)
サッカーにおける鼠径部/股関節の痛み・傷害について、信頼性の高い研究・統計データを以下に示します。
- サッカー選手の季節性鼠径痛(グロインペイン)有病率
ある研究では、サッカー選手の 32.5% が「グロイン(鼠径部)痛み」を1シーズンに経験し、痛みが原因で平均 約60日 の競技離脱があったと報告されています。 PubMed+1 - 過負荷・オーバーユースによる鼠径部問題の頻度
マッチ連戦期間(試合が連続する時期)における調査で、サッカー選手の 平均週次有病率(痛みあり) が 29% に上るとの報告があります。 PubMed+1 - 構造的な問題(FAI)へのアプローチと復帰率
FAI(股関節インピンジメント)で手術を受けた競技サッカー選手の研究では、**74.7%**が手術後にサッカーに復帰し、そのうち 49% が手術前と同じレベルまたはそれ以上で復帰しているという結果があります。 PubMed

まとめ:痛みを見逃さず、サッカーも体も大切に
- サッカーで急ストップ・方向転換をするたびに股関節(鼠径部)に痛みがあるのは、筋・腱・関節にかなりのストレスがかかっているサインです。
- 放置すると慢性化や大きな損傷につながる可能性があるため、軽視しないことが大切です。
- 自宅でのストレッチや筋力トレーニング、動作改善を取り入れることで予防できる部分が多くあります。
- 青葉鍼灸整骨院では、痛みの原因を丁寧に評価し、鍼灸・手技治療、トレーニング指導、復帰プランなどトータルでサポートできます。
- 長期的に見て、適切にケアをしながらプレーを続けることは、将来にわたってサッカーを楽しむためにも非常に価値があります。















