前十字靭帯損傷とは 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、スポーツでのケガで多い膝の前十字靭帯損傷について詳しく解説していきたいと思います。

前十字靭帯とは、膝関節の中で大腿骨と脛骨をつないでいる強力な靭帯です。主に、大腿骨に対して脛骨が前にずれないように安定させているのと、膝を捻ったときに必要以上捻り過ぎないように制御している機能を持っています。安定していないと、膝関節が外れてしまうような脱臼状態になるのを防いでいるということです。この靭帯が断裂などの損傷をしてしまった場合、どのようなことが起きるでしょうか。(膝関節の機能について)

ACLが損傷するということは、靭帯の一部分が傷ついて裂けてしまうか、完全に靭帯そのままがきれてしまう状態です。ACLが切れてしまったら、上記で説明したように膝関節自体の安定性が失われてしまうため、グラグラする不安定感や痛みが生じる怪我です。
ACLを単独損傷した場合は、だいたいバスケなどのスポーツ競技でジャンプして着地した時や、走っていて急に方向を変えようとした時(カッティング動作)、急停止などで起こりやすいです。
受傷直後
・受傷した瞬間、”ブチっ”や”ゴリッ”と断裂音を体感します。
・激しい痛みを伴い、完全断裂では立てなくなります。
・数時間以内に膝関節がめちゃくちゃ腫れてきて、関節の中で出血が起こります。
その後
・急性期の痛みや腫れは1ヵ月ほどで一時的に治まることが多いですが、損傷したACLは自然に治ることはほとんどありません。
・膝の不安定感が残り、ジャンプや急な方向転換する動きで”膝崩れ”(膝がカクっと外れるような感覚)が起こります。
・半月板や関節軟骨の損傷を合併している場合は、痛みや引っかかり感があったり、断裂した半月板が関節に挟まるロッキング状態になると、膝を伸ばせなくなることもあるんですよね。
ACL損傷の疑いがあるかどうかを、問診で詳しく怪我した時の状況をお聞きします。その際、患側が地面についていて、「後ろからぶつかられた」「外側からぶつかられた、ふんばった」「後ろに倒れた」などがあったら危ないキーワードです。徒手検査で、膝の不安定性を確認し、MRI検査では、前十字靭帯だけではなく、同時に損傷しやすい半月板や関節軟骨の状態も確認できるので、この検査を使うことが多いです。

大きく分けて、保存療法か手術療法のどちらかを行います。
・保存療法
スポーツ活動を望まない場合や、日常生活に支障の少ない軽度の損傷では、装具やリハビリを中心とした保存療法で経過をみることがあります。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、膝の運動に問題がある場合は、動かしやすくするために手技や温熱治療器を使って治療を行ったり、膝崩れ防止やより快適に日常生活が送れるように、膝の安定性を強化する運動や感覚のトレーニングを行うこともあります。
・手術療法
スポーツ活動を望む若い人は、特に手術を選択する場合がほとんどです。靭帯再建術といって、自分の身体の他の部位の腱を移植して靭帯を再建する手術が一般的です。
手術後も、装具やリハビリを行いながら、復帰させるように取り組んでいきます。だいたい復帰まで手術後から6カ月~1年くらいかかるといわれています。
いかがでしたでしょうか。私の知り合いにも20代の女性で、学生の頃に前十字を断裂して手術をしたという方がいましたが、スポーツをやっていない今でも、手術で切った膝の傷跡の周りは、浮腫みやすくて腫れぼったい感じでした。膝の曲げ伸ばしも人よりしにくい印象でしたね。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、手術後の早期復帰したい方にも、その人のスポーツで必要な身体の動きや再発防止のための膝を楽に使う使い方、パフォーマンスの向上のための治療やメンテナンスも行っています。前十字靭帯の症状をお持ちでない方でも、気になる膝の不調などありましたら、お気軽にご相談ください。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。


膝の靭帯損傷(内側)千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、膝の靭帯損傷(内側側副靭帯)について詳しく解説していきたいと思います。

膝関節の外傷は、日常生活でもしばしばみられる損傷で、打撲や軽度な捻挫から、靭帯の完全断裂、骨折、脱臼、さらには、神経や血管の損傷を合併しているものなど、程度は様々あります。膝関節について別の記事に詳しく載せていますので、あわせてご覧ください。(膝関節の構造・機能について)
捻挫とは、関節を構成する軟部組織の挫滅した状態(外部からの強い衝撃や圧迫によって、組織が押しつぶされて損傷する状態)であり、脱臼までに至らない状態のことを指します。意外と、捻挫のことを捻って伸ばした状態がごくわずかな靭帯損傷と解釈している人が多いようです。捻挫はこの程度の靭帯損傷だけではないんですよね。

膝関節の靭帯は沢山あるんですが、MCL(内側側副靭帯)損傷は、膝の靭帯損傷の中で最も頻度の高く、膝に大きな外反力(外部からの衝撃に対して押し返す力)が加わって発症するんですよね。
ラグビーなどの互いに衝突しあうスポーツやすきーなどで受傷することが多いです。私がこの疾患でみたことがあるのは、今くらいの蒸し暑い季節でインドアスポーツをしていた方が、体育館の床に汗が垂れていて気付かなくて汗の上で滑って膝を痛めるといったケースで起こりました。一瞬の出来事でしたね。
損傷部位は、膝の内側で同じ部位に圧痛を訴えることが多いです。膝を外反すると激痛があり、靭帯損傷の程度が重いと、膝のグラグラした不安定感もあり、ほとんどが十字靭帯という他の靭帯も一緒に損傷していることがあります。その場合、関節血症といって膝関節内部に出血が起こることが多いです。MCL損傷単独の場合は、関節血症はあまりみられないんですよね。
・外反ストレステスト
患者は仰向けで寝てもらい、術者が患側の膝を外反させて健側と比べて緩みがみられたらMCL損傷や十字靭帯の合併を疑います。
・内反ストレステスト
外反ストレステストの逆で、患側の膝を内反させて健側と比べて緩みがみられたらLCL(外側側副靭帯)損傷や十字靭帯の合併を疑います。
レントゲン検査やMRI検査などで、膝にストレスをかけた状態で撮影すると、損傷しているかしていないかの判断材料として使われることもあります。

膝の靭帯損傷では、年齢や受傷した状況によって損傷部位が異なるため、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、細かく問診を行います。例えば、スポーツでジャンプした後の着地で膝を痛めた成長期の男の子の場合は足の骨折も起こりやすいですし、同じ着地で痛めた青年だと前十字靭帯が断裂する可能性が高かったりします。あとは、受傷時に体の接触があるかないか。外部からの衝撃が直接損傷した部位と同じとは限らず、防御反応で違う部位の筋肉に瞬間的な収縮で生じる損傷もあったりします。なので、なかなか一般的には自分で判断できないから、整形でみてもらうか、整骨院で診てもらった方が良いと思います。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、MCL損傷の治療では、筋肉の組織を痛めるよりも靭帯組織の方が硬くて頑丈な分、組織の回復・修復に時間がかかってしまいますが、炎症を早くおさまるように、痛みが早く引くように組織を緩めたり、電気治療器で組織の修復を早めたりします。痛みが引いてきたら、スポーツに復帰できるように、患側の足でしっかり踏み込める、患側での片足立ちの安定性強化を行っていきます。わりと、MCL単独損傷の場合、MCLが膝の関節包とくっついているため、断裂しても自然とくっつく傾向があるので手術することは少ないです。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
どこの痛みでも、その人が今まで経験してきた痛みの程度や腫れてる具合などで、やばいか大したことないかなどを判断されると思います。でも、自分で勝手に判断して、何か月も放置していても症状が変わらないなんてことがあったら、自然治癒する程度ではなかった、ということになりますよね。手遅れになればなるほど、治療の選択肢が限られてきて、最悪手術しか良くなる方法がないと言われてしまったら、面倒ですし生活環境、仕事環境にも大きく影響してしまいますよね。そうならないように、目安としては、怪我して2,3日様子を見て、痛みが引いてくるようでしたらそのままでも良くなっていくと思いますが、痛みが引かない、腫れがひかないなどがあった時は、一度近くの整形外科で受診してもらった方が良いと思います。もし、気になる症状・よくわからない症状などがあってお困りな時は、お気軽にご相談ください!


膝の構造・機能 千歳市青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、膝関節の構造や機能について詳しく解説していきたいと思います。

膝関節とは、骨でみていくと大腿骨と脛骨(すねの骨)、膝蓋骨から構成されています。大腿骨と脛骨との間の関節のことを大腿脛骨関節(FT関節)といい、膝蓋骨と大腿骨との間の関節のことを膝蓋大腿関節(PF関節)といいます。膝関節はこの2つの関節で成り立っていて、膝の症状がある人がいたらこの2つの関節のどっちの問題なのかが診断や鑑別に重要になってくるんですよね。
膝関節は、股関節のように骨の形状で関節を安定していなくて、関節の周りに付着している半月板や靭帯、筋肉を中心に軟部組織で安定させています。骨で安定させた方が頑丈ですが、膝は軟部組織で安定させているから、交通事故や労働災害、スポーツなどでの外傷を直接受けやすい部位でもあります。しかも膝関節は、体重をかける関節のため、軟部組織の変性や炎症、骨棘などが起こりやすいです。
さらに膝関節は、joint by joint 理論でいう安定すべき関節です。近接の股関節と足関節(足首)は逆に動かすべき関節なのですが、膝関節はどっちの関節にも大きな影響を受けるんです。なぜなら、日常生活や運動において膝関節のみ使う動作はないからです。階段を昇る時、膝を曲げたら股関節や足首も一緒に曲がるように3つの関節を協調させて動かすからなのです。(関節の役割について)
皆さんもよく聞いたことのある「半月板」はFT関節の間に内側と外側に1つずつ存在し、関節接触面の安定性を補い、荷重を分散・吸収する働きを持っているんです。半月板は、膝の屈曲や伸展にあわせて前後に動くような仕組みになっているので、骨同士がぶつからないように保護しているんです。
ちなみに、歩行時には体重の2~4倍の負荷、走行時は体重の6~8倍の負荷が半月板にかかっているんです。そのため、負荷のかけ方が悪い状態を何年も続けていたら、半月板が変性してきたり、亀裂が入って損傷してしまうこともあります。この半月板損傷(特に外側)をした人では、身体のバランス能力が低下していることがわかっているんです。
半月板損傷している人に限らずですが、下半身に体重をかけると痛みがでていたり、力が入らないなどの症状を持っている人は、足のどこに重心を置いたらバランスがとれるのかとか、足のどこに力を入れれば身体が安定するのかの感覚が分からなくなっていることが多いんですよね。そんな人が負担の少ない歩行や階段の昇り降りなどの日常生活を快適に送れているはずはないですよね。

膝関節の特徴的な運動の1つに「スクリューホームムーブメント」があります。これは膝の伸展時に起こる大腿骨と脛骨の回旋動作(捻じる)のことです。膝の動きって曲げる伸ばすの動きに注目しやすいのですが、この回旋動作があることで関節がロックされて立位姿勢を安定させる働きがあります。
このスクリューホームムーブメントが低下しているということは、股関節の可動性が低下し、動かない分膝関節で動かそうとして過剰に負担をかけて膝の痛みを引き起こす仕組みなんです。この股関節の可動性が低下した原因は、腹横筋や殿筋などの体幹周りの筋肉たちが働きにくい体になっているケースが多いです。バランスがとれなかったら体幹も不安定になりますよね。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、膝の症状で悩んでいる方に、このように考えていったりして、膝だけの治療で終わらず、身体全体の機能から改善させることで膝の症状を改善させていくこともあります。


膝蓋骨は、膝の屈曲・伸展と一緒に大腿骨上を上下に動きます。「Qアングル」という膝蓋骨にかかる力の方向を示す、角度が男女で違います。男性は0~7度、女性は10~15度。女性は骨盤が広いため、角度も大きくなります。この角度が大きければ大きいほど、膝蓋骨やFT関節・PF関節の負担が大きくなり、立位時のバランス能力の低下につながっていきます。O脚・X脚ともいったりします。個体差はありますが、体重をかけてる時の角度で膝の向きが正しい方向を向いていないと膝を痛めやすいです。
いかがでしたでしょうか。膝関節はもともと荷重をかける関節ですが、荷重のかけ方で膝の不調を感じる人もいるし、対人スポーツをしている人では痛めやすい関節です。私たち人間は痛みとして感じないとその体重のかけ方、踏み込み方、使い方が正しいのか、負担がかかるのかわからないですよね。千歳市の青葉鍼灸整骨院での普段の治療で、身体全体を協調させて動かしていき、実際受けていただいた患者さんの反応は、中年くらいの方では「この感覚懐かしいなぁ」、小中学生では「この使い方の方が楽だ」といった気づきや驚きの反応もありました。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。もし、悩んでいる事、困っていることがあればいつでもご相談ください。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。


膝蓋軟骨軟化症 千歳市の青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、10代、20代にみられる膝蓋軟骨軟化症について詳しく解説していきたいと思います。

膝蓋骨(膝の皿の骨)の裏側にある関節軟骨の一部に軟化(病的に組織が柔らかくなる)、膨隆、亀裂などの障害を引き起こす状態を膝蓋軟骨軟化症といいます。この疾患は、陸上選手や膝蓋大腿関節(膝の皿と大腿骨で構成されている関節)の形態異常や膝蓋骨亜脱臼をしている人に多いことから、膝を使う動作で膝蓋骨にかかるストレスによって起きていると考えられています。子供のスポーツ障害で起こりやすい膝のオスグッドに関しては別の記事に載せてあります。合わせてご覧ください。(膝のオスグッドについて)

膝の周囲や裏側に鈍い痛みが起こり、膝に水が溜まっているような腫れがあります。特に、膝の屈伸をした時に膝の前側に痛みが出てくることが多いです。
痛みが起きやすいタイミングは
・階段の昇り降りでの痛み
・片足立ちで膝を屈伸したらきしむような轢音がして痛みがある
・しゃがんだ時の痛み
・走ってる時の痛み
などが挙げられます。
膝蓋軟骨軟化症の疑いがある時に、レントゲン検査を行ってもなにか異常を見つけるのは難しいため、MRI検査で軟骨の状態を詳しく確認していくことが多いです。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、今どういう症状があるのか、いつからその症状が続いているのか、膝の腫れがどの程度なのか、どれくらい膝を動かすことができるのかなどを、細かく問診や触診で確認していきます。まずは、膝が楽に動かせれるような状態にさせるため、手技や温熱治療器などを使って組織にアプローチして痛みを軽減させていきます。痛みが落ち着いてきたら、膝に体重をかけた時や、踏み込んでみた時の動作をチェックしていき、膝に負担をかけない使い方を身体に覚えこませるため、運動を入れていきます。引用:正しいスクワットフォームとは こちらもあわせてご覧ください。
膝蓋軟骨の病状が深刻な場合、膝蓋骨の病変が起きている軟骨の一部を切除する手術や、脛骨粗面前進術といって膝蓋腱が付着している脛骨粗面自体を前に移動させて固定し、患部のストレスを減らす手術などを行う場合があります。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
いかがでしたでしょうか。
どの疾患もそうだしこの疾患もですが、早期に発見してすぐ治療を行い改善させてしまった方が、良いに越したことはありません。今回のような疾患は、軟骨が正常ではない病的な組織に変化してしまう病態なので、痛みを我慢して何もしないでいる時間が長ければ長いほど、状態は悪化して回復するまでの期間も長くなったり、手術を選択せざるを得ない状態かもしれません。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


膝のオスグッドとは 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、スポーツをしている小学生で起こりやすい膝のオスグッド・シュラッター病について詳しく解説していきたいと思います。

大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前側の筋肉が膝の皿の下にある骨(脛骨粗面部)に付着しているんですが、その大腿四頭筋の使い過ぎによって繰り返し脛骨粗面部にストレスがかかり、骨がとんがってしまうことで痛みが起きる状態です。
付着部のストレスが大きいと、患部は腫れあがり、熱を持っていたりします。なので運動をしている時に、症状がでる特徴があります。
この疾患は、成長期の男の子に起こりやすいスポーツ障害の1つとされています。特にサッカーや陸上、バスケ、バレーボールなどのジャンプしたりボールを蹴ったりする競技で起こりやすいです。

膝の曲げ伸ばしをする時に大腿四頭筋が収縮したり弛緩を繰り返すのですが、負担が大きくなると大腿四頭筋の付着部である脛骨粗面部の膝蓋腱が引っ張られて、成長期の脛骨の軟骨が剥離することで起こります。それで骨がとんがってでてきたり痛みが起きるんですよね。この疾患は、成長期の10~15歳にみられやすいです。
主な症状は、脛骨粗面部(膝の皿の下)の痛み、腫れ、熱をもつ、圧したら痛いなどです。痛みは膝を動かしているとでてきて、休むと落ち着いていきます。また、一般的には片足に症状が起こりやすいです。
レントゲン検査で脛骨粗面部の骨の隆起がどのくらいの大きさなのか、剥離している程度などを確認し、必要に応じてCTやMRI検査を行うこともあるんですよね。

この疾患は、成長期に一時的にみられるというのもあり、どれだけ痛みが強いのか、週にどのくらいスポーツをやっているのかによっては、休んでもらったり練習の頻度を減らすことで、自然に治っていくケースもあります。よく、症状を悪化させないように大腿四頭筋のストレッチや練習後に患部を冷やすなどを行うことが多いと思います。
ですが、これだけでは根本改善にはならないのです。そもそもなぜ片足にだけこのような症状が起こるんでしょうか?成長期だけの問題だったら両足に症状が起こると思いませんか?
オスグッドになりやすいスポーツには特徴があって、ジャンプや踏み込む動作・機敏に動く方向を切り返す動作を繰り返すんですよね。人間には利き手があるように足にも利き足があります。利き足の運動動作時に問題があったり、逆足に問題があったとしたら片足にだけ症状はでますよね。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、オスグッドの症状で来られた方の治療として、膝の曲げ伸ばしのしやすさに問題があれば、動かしやすい状態にしてから、その子がやっている運動動作で膝に負担をかけていないか必ずチェックしていきます。そうすることで、将来の他の膝の症状でも予防ができることと、膝の負担が少ない動きができるようになると、身体を均等に使えるようになり疲れにくく、パフォーマンスも向上していきます!
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
結構子供が訴える「痛い」という感覚っていろいろあると思います。大したことない青たんくらいの痛さでも痛い痛いいう子もいるでしょうし、その子が経験したことのないいたみであったり、お父さんお母さんは病院に連れて行った方がいいのか、整骨院で診てもらったほうがいいのか、そのまま様子見て大丈夫そうなのか、悩んでいる方もいるかと思います。
基本、痛みが2,3日経って落ち着いているのであれば、そのまま様子を見てもらう形で問題ないことが多いですが、1週間経ってもずっと痛いと言っている場合は、医療機関で診てもらうべき基準になります。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。もし、悩んでいる事、困っていることがあればいつでもご相談ください。


変形性股関節症とは 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、股関節の代表的疾患である変形性股関節症について詳しく解説していきたいと思います。

変形性股関節症とは、股関節の軟骨が変性していたり、大腿骨頭と寛骨臼の関節面の摩擦による破壊がおこり、骨棘や骨硬化がおこる疾患です。(股関節の基礎知識について)原因がよくわかっていない一次性股関節症と、何かの疾患に続いて起こる二次性股関節症に大きく分かれています。日本では、一次性股関節症が起こる頻度は少なく(15%前後)、二次性股関節症での変形性股関節症になる人の方が圧倒的に多い(約80%)ため、今回は二次性股関節症について詳しくお伝えしていきたいと思います。
二次性股関節症の原因には多くのものがありますが、大半を占めるのが亜脱臼性股関節症です。亜脱臼性股関節とは、股関節がはまってなくて外れかかった状態を指し、特に日本人に多くみられ、股関節が正常な位置からズレやすい状態なんですよね。
これは、臼蓋形成不全が原因で起こるんですが、股関節の骨盤側の受け皿になっている臼蓋という部分が浅くて大腿骨頭がきちんとはまらず、股関節が正しい位置で動かせていない状態です。そのため、股関節での力の伝達が上手く行えず、軟骨がすり減ってしまい、変形性股関節症を進行させてしまいます。

1,疼痛
股関節痛がメインですが、他にも大腿部痛、臀部痛、背中や腰痛なども現れてきます。進行度がまだ軽い状態では、長距離を歩くとだるさや動き始めの痛みが起こりやすいです。進行度がだいぶ進んでる状態では、持続性に痛みがあり、安静時痛や夜間痛も起こります。
股関節痛の原因
・摩擦による関節軟骨の炎症の痛み
・特に股関節外転筋(中殿筋・小殿筋・大腿筋膜張筋)の疲労によるだるさや痛み
・症状が進行した際の関節軟骨の破壊や硬化の痛み
2,可動域制限
進行程度がまだ軽い時はそうでもないが、だんだん動かしづらくなっていきます。特に、股関節の内旋(お姉さん座り時の体勢)、外転(足を外側に開く)、屈曲、伸展制限が起こりやすいです。
3,跛行(足をひきずるように歩く)
痛みが強いと、痛い動きを避けるような歩き方をしたり、股関節周りの筋肉を正しく使えていないので、お尻を揺らして歩いていたり、身体全体を横に揺れながら歩いていたりします。(トレンデレンブルグ歩行、デュシェンヌ歩行など)症状が強い場合は痛みがある足側に体重をかけたくなくて、杖をつきながら歩くのがやっとといった状態にもなります。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、どの程度の進行状況なのか、当院での治療で回復が見込めるケースなのかなどを詳しく問診を行ったり、触診で確認していきます。まずは、股関節のストレスを減らすために股関節の動きやすさに問題があったら、手技や温熱治療器を使って動かしやすくして、痛みが落ち着いてきたら、股関節が正しい位置での運動を積極的に入れていきます。自分で歩く時に股関節の負担がないようにコントロールできないで、永遠と治療に通うことになってしまわないように運動を入れていきます。
病状がかなり重度な場合、手術を行う可能性が高いです。人工関節をいれる手術や、股関節の臼蓋を深くするものなど沢山種類があるため、その人の進行状況によってどんな手術が必要か異なります。

①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
いかがでしたでしょうか?
変形性股関節症になって運動ができなくなってしまった人がいて、その当時は本当に歩くのも辛そうでした。でも、千歳市の青葉鍼灸整骨院で治療を続けていき、今となっては運動ができるようになり、最悪手術も考えていたようでしたが、手術をしなくて済んだ方もいます。何週間も続いてる痛みは放っておかないのがその症状の悪化を防ぐことになります。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


股関節の機能とは 千歳市青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、下半身の力を生み出している股関節の機能について詳しく解説していきたいと思います。

股関節は骨でいうと、寛骨臼と呼ばれる骨盤のへこみがあるところに、大腿骨頭(大腿骨の先端で丸みのある部分がはまっている球関節という特徴があります。(肩関節も球関節に当てはまります。)球関節は、色んな方向に動かすことができる自由度の高い関節です。肩関節の場合、浅いソケットからできている球関節のため、不安定感がありますが、股関節の場合、3次元的な動き以外に体重や荷重に耐えられるように大腿骨頭が寛骨臼を深く包み込むように作れています。その為、肩関節よりも圧倒的に安定感がある関節です。
直接大腿骨頭と寛骨臼が触れる部分では、関節唇や軟骨が間に入って骨と骨が擦れないように付着しています。大腿骨頭と寛骨臼の横を連結しているのが、主に細かい色んな靭帯や関節包、滑膜、滑液包といった軟部組織がついているんです。
股関節は冒頭でお伝えしたように、色んな方向に動かせる関節なので、沢山の靭帯が活躍しています。
・腸骨大腿靭帯:骨盤の前面の突起(下前腸骨棘)から大腿骨をつなぐ一番強力な靭帯
・恥骨大腿靭帯:恥骨と大腿骨をつなぎ、立位を安定させる靭帯
・坐骨大腿靭帯:寛骨臼の後ろから大腿骨をつなぐ靭帯
・大腿骨頭靭帯(円靭帯):関節がはまる部分にある靭帯で、股関節の安定性には関係ない
・寛骨臼横靭帯:円靭帯と股関節の関節包をつなぎ、股関節が脱臼しないように固定する役割

私たちは普段股関節を動かす時は、骨盤と大腿骨だけで動かしているわけではなく、”腰椎“も連動して動かしています。よく整骨院などで「骨盤が前傾・後傾している」という言葉を聞いたことありませんか?骨盤が前に傾くと、連動して腰椎は伸展方向に動いていきます。骨盤を後傾させたら腰椎は屈曲方向に動きます。これを「腰椎骨盤リズム」と呼んだりもします。
このように、骨盤が前後に傾くことで、腰回りの筋肉が収縮しやすい体勢になったり、お腹周りの筋肉が収縮しやすい体勢をとることができるのですが、偏った体勢が多くなり、この筋肉のバランスがくずれてしまうと股関節が動かしづらくなったり、腰痛を引き起こす原因になってしまうのです。
joint by joint 理論で考えたら、股関節は”可動すべき関節”であり、腰椎は”安定すべき関節”にあてはまるのですが、股関節や腰に症状を抱えている人の多くは、この関節の機能が逆転してしまい、股関節は動かしづらい、腰椎はグラグラになっているんですよね。(関節の役割について)
例えば、前かがみの姿勢が多い人で、股関節が伸展しづらい状態になっていたとしたら、股関節が屈曲位で姿勢を維持しているため、骨盤は前傾し腰椎は伸展状態で姿勢をキープしていると、だんだん腰が重くなってきたり、痛くなってきたりします。このケースは、腰部脊柱管狭窄症の人に多いです。
大事なのは、骨盤を前傾もできて後傾もできる柔軟性、重たいものを持つときには骨盤を中間位でキープできる体幹の安定性が身についていると、不調は起こりにくいはずです。座りっぱなしの人は股関節が固まりやすいため、適度に股関節を動かすことが(スクワットやストレッチなど)必要になってきます。スクワットについて詳しい内容はこちらを合わせてご覧ください。(引用:正しいスクワットフォームについて)
股関節は動かした方が良い関節なのはわかったけど、どれくらい可動域があればいいのか、疑問になると思います。
股関節を構成する骨盤や大腿骨頭の形状には、個体差があるんです。もちろん女性は男性の骨盤に比べたら、子供を産むために広く大きい形のことが多いですが、男性も女性も関係なく骨盤のひろがる角度などに違いがあります。大腿骨頭も成長して出来上がった形状が、大腿骨と大腿骨頭との角度や大腿骨頭の捻れに差が出てきます。
これらによって、形状上体幹が安定しづらい人もいれば、開脚をしたときに開きにくい人やめっちゃやわらかい人もでてくるんですよね。そのため、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、股関節や腰の症状で来院された方には、その人がどれくらい元々股関節を動かすことができる人なのか、どういった体勢が多くてどこに負担をかけやすいかなどを確認してから治療をしていきます。そうしないと、骨の形状がこれ以上動かせれないものを無理矢理動かそうとしても骨同士がぶつかり痛みが悪化するだけだからです。
だから、その方には、このくらい動かせれたら問題ないよっていう角度を知っていもらったり、股関節が動かしづらい原因が股関節周りの筋肉や軟部組織が硬くなっている場合は、緩めたり伸ばしたりして動かしやすさを実感してもらい、症状を改善させていきます。
過去に、開脚の可動域を拡げるのに、ヨガに通ってから股関節の痛みを抱えた方がいて、股関節の形状を確認してヨガをやめてもらっただけで股関節の痛みは改善されたケースがあります。

この股関節のテーマでお伝えしたかったのは、股関節は股関節だけで動かしているのではなく、その周りの腰椎や大腿骨などを連動させて動かしているということです。ということは、股関節に症状がある人に股関節だけの治療を行っても大きな改善はみられません。全体的に診ていくことが重要になります。
そして、その症状は骨の形状の問題なのか、筋や軟部組織の問題なのかなどによって治療内容が変わります。千歳市の青葉鍼灸整骨院では、股関節が動かしやすくなった状態で治療は終えず、その人自身で股関節を動かす能力を身につけられるように、運動を積極的に行っていきます。そうすることで高齢者の場合は特に、自然に片足立ちなどをした時の体の安定性が向上していき、日常生活の質の向上につながっていきます。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


脊椎分離症とは? 千歳市青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、スポーツをしている学生で起きやすい脊椎分離症について詳しく解説していきたいと思います。実は、私が高校1年生のころ、分離症になった経験があるので、その時の様子や感情なども一緒にお伝え出来たらと思っています。

腰椎(腰の背骨)の上関節突起と下関節突起と呼ばれる部分が本来くっついているんですが、そこに亀裂が入って分離している状態(疲労骨折ともいいます)のことを脊椎分離症といいます。この疾患の多くの症例が過度にスポーツをしている学生に多いことが分かっています。
遺伝的な要因で元々腰椎が弱くて分離症になるケースもありますが、成長期での活発な運動をすることによって特に腰椎の過度な伸展・屈曲を繰り返し行うことで、関節突起部にストレスをかけている状態というふうに考えられています。分離を起こす部位は、だいたいがL5椎(第5腰椎)です。
特に野球・バレーボール・バスケ・サッカーなどなど頻回に体幹の前後屈(腰椎の屈曲・伸展と同じ動き)、回旋(捻る)を行うスポーツに多くみられるんですよね。私は高校生のころ、ソフトテニスをしていてポジションは前衛でした。ストロークを打つときやスマッシュを打つときには特に体幹の回旋動作が必要なスポーツなんですよね。(引用:腰椎分離症になりやすいスポーツ)
関節突起部が分離してしまうと腰椎自体の安定性を失ってしまいます。これを放置して関節突起部がくっつかないまま(分離したまま)椎体が前にすべっていき、分離性の脊椎すべり症になるんですよね。そうなると、分離症の症状の他に神経症状がでてきます。脊椎すべり症について別の記事で詳しく載せています。合わせてご覧ください。(脊椎すべり症について)
分離症の多くは、腰痛をきっかけに発見されることがあります。分離症の特徴として、体勢によって腰に痛みが出ます。上体を後ろにそらして捻る動きをすると痛みを感じる(ケンプテスト陽性)ケースが多いです。ピンポイントでの痛みがあるのも分離症の特徴になります。
ちなみに私が分離症になったきっかけは、部活の朝練でスマッシュの基本練習を行っていて、ラケットにボールが当たる瞬間に体に力を入れたときに背中全体に電気が走った感覚で腰痛が起こりました。あの時の感覚はなかなか味わえないものでしたね(笑)
それから、スマッシュや上からサーブを打つたびに腰の痛みが強くなり、力が入りづらくなっていた感じです。
病院の整形でレントゲン、CT,MRI検査を行います。レントゲンやCTでは、分離している部分の進行状況がわかりやすく、MRIではレントゲンでは判断しにくい疲労骨折の具合を鮮明にみることができます。
なので、検査をすれば分離症が早期発見できたのか遅かったのかがわかるため、骨がくっつく可能性や今後どのくらい症状が改善されるかなども判断できるのです。早期に治療できた方が骨もくっつきやすくなります。私が整形で診てもらった時は、分離症が初期段階で見つかったため、だいたい3か月くらいで骨はくっつきました。これが遅かったら、骨がくっつく確率が低くなり、くっつくにもより期間がかかってしまうのです。

分離症は疲労骨折とも言われており基本的には、痛みが起きることをやらなければ痛みもでないし悪化もしないため、一時的に運動を禁止して身体を休ませます。それから運動禁止期間中に骨をくっつけさせるのにコルセットをつけることが多いです。目的としては、腰椎にかかるストレスを減らすことだったので、私は当時のお医者さんからは、学校に持っていく荷物もなるべく軽くしてねと言われたことがあります。その期間中は学校に事情を伝えて置き勉OKでした!(笑)
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、分離症を起こす原因で、腰椎に過度なストレスを与えてしまっている要因が、joint by joint 理論で考えると腰椎は安定させる関節なのに可動し過ぎてしまっている事、腰椎の近接部位である胸椎や股関節は可動させたい関節なのに硬くなっているという考え方になります。
この考え方は理解できると、身体全身の仕組みがなんとなくわかるようになって面白いと思います!別の記事に載せています。是非こちらもご覧ください。(関節の役割について)
ということは、腰椎の痛みを減らす治療だけでなく、腰椎が安定するように体幹や呼吸を診ていったり、胸椎や股関節が動かしやすくなるように治療やストレッチなどを積極的に行っていきます。
痛みが強くて生活に支障がでている場合や神経症状がある場合は、手術が適応されます。分離している部分を固定する手術が多いようです。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。

結構整骨院や治療院にいったら、患者さんはされるがままに治療してもらうことが多い印象にある人もいますよね。ちゃんとその疾患の原因を理解したら、治療だけでは改善されないことがわかるかと思います。なので、大事なのは今の自分の身体がどういう状態で、だから腰に負担をかけやすいからこういう治療と運動をやっていく必要があるっていうことを理解しないといけないのです。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


呼吸と身体の関係性 千歳青葉鍼灸整骨院

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
「肩こりがひどくて,,,」「ずっと腰が重だるい,,,」
などの慢性の痛みに悩んでる方は多いと思います。
この不調の原因は、運動不足や肩・腰の筋肉が硬いからだって思ってる人も多くいると思います。
確かにそうなんですが、原因はそれだけではないんです。実は”呼吸”にも原因があることも多いのです。私たち治療家は、慢性痛で悩んでる方には患部の治療はもちろん行いますが、呼吸も診ていくと改善されるケースも多いのです。
今回は、なぜ呼吸を変えたら慢性痛が改善されるのか、呼吸と身体の不調について話していきたいと思います。
「酸素を身体に取り込んで、二酸化炭素を吐き出す換気の役割」
っていう働きがあるのは皆さんも知っていると思います。実はそれだけではないのです!
そもそも呼吸とは、運動動作であって私たちは生まれてから死ぬまでずっと行う運動動作なんです。しかも、私たちは1日に2万回以上の呼吸という動作を行っています。歩くよりも多い動作なんですよね。つまり、呼吸という運動動作に問題があったとしたら、どこかしらの身体の不調も起こるということなんですよね。だからこそ、治療をするうえで呼吸に問題はないか、確認しなければいけないのです。
もっと具体的に呼吸を確認する重要性として以下のような項目が確認できます。
- 体幹部の安定性
- 神経系の状態
- 姿勢
- 手足の運動制御(コントロール)
- 内臓の状態
意外と確認できるものは多いんですよね!この項目がどう呼吸と関係しているのか、まずは呼吸のメカニズムからお伝えしていきます。引用:呼吸と肩こりに関する記事
呼吸をするのに必要な筋肉を大きく分けて、2つに分類されます。
①呼吸筋:横隔膜・肋間筋(横隔膜は呼吸の基盤になるドーム状の筋肉、肋間筋は収縮・弛緩することで肋骨を拡げたり、縮めたりする筋肉)
②呼吸補助筋(1):斜角筋・胸鎖乳突筋・胸筋・前鋸筋・広背筋(息を吸う時にこの筋肉たちが収縮し肋骨や胸骨・鎖骨を上に持ち上げる)
②呼吸補助筋(2):腹筋・内肋間筋(息を吐く時にこの筋肉たちが収縮し肋骨を下げる)
この呼吸に必要な筋肉が、その時の姿勢、心理状況などによってどの筋肉を多く使っているのか変化していきます。
1分間であなたは何回呼吸をしていますか?(吸気・呼気あわせて1回)
年齢によって呼吸回数の目安は少し違いますが、赤ちゃんで30~60回、成人で12~16回と言われています。ここで、理解しておきたいのが呼吸回数は、その時の精神状態、運動強度、薬などによって変化するものだという事です。
たとえば
- 気持ち的に焦ってる時の呼吸回数って落ち着いてる時よりも増える
- 全力疾走後の呼吸はめっちゃ早いし、荒くなる
特にコロナが大流行していた頃なんて、みんなずっとマスクしてましたよね。あれも息が吸いづらくて自然と呼吸が浅くなり運動しているわけでもないのに息切れしてきたり、疲れやすい状態になっていたと思います。

ここまでで、状況が変わると呼吸も変わるということがわかってきたと思いますが、まださらに踏み込んでいきますよ!(笑)
呼吸は自律神経と深い関係を持っています。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
ストレスが高い時=交感神経優位(スーパーマリオでいうずっとスターを持っていて覚醒状態。その分アドレナリンも分泌するなどで、筋肉は常に緊張して心拍数・血圧・血糖値・呼吸回数が上昇している状態)
落ち着いている=副交感神経優位(心拍数・血圧・呼吸回数の減少、消化能力の向上)
これを知ると、もし自分が寝ている時も交感神経優位な状態だったとしたら、どう身体に影響するでしょうか?
まず寝れない、疲れが取れない、睡眠の質が悪くなる、朝スッキリ起きれないなどが考えられますよね。これを何年も続けていたら”慢性の不調”につながるということなんです。かといって、何かスポーツをしている時に、副交感神経が優位すぎてもパフォーマンスは発揮しにくくなります。
なので、交感神経も副交感神経もバランスよく切り替えられるのが大事という事なんです!
まとめると、ストレス、トラウマ的な出来事、問題があると、不安障害を起こす→呼吸回数が増える→心拍数が増え、多汗・筋緊張、震えが生じる→常に続く→肩こり、首コリ、頭痛を引き起こす

最初の方で呼吸筋に横隔膜があるとお伝えしました。が、横隔膜にはもう1つ大事な働きがあります!
それは、姿勢筋としての機能をもっているということです。
横隔膜は、肋骨の周りをかこっているように付着しているため、横隔膜が正しく収縮・弛緩すれば、呼吸が安定し、体幹部も安定することによって、手足の動作制御ができるんです。
でも、私たち人間は地球で生きている動物ですから、重力という負荷が常にかかっています。そのため、仰向けの体勢でかかる負担や座ってる体勢でかかる負担など、姿勢を変えると負担になる部位が変わってくるものです。なので、同じ姿勢でい続けると、負担がかかる場所が同じなので、肩や腰の痛みなどが起こってくるんですね。やー面白いですよね。わかっちゃうと。(笑)姿勢に関する記事

ここまでで、身体の不調と呼吸がどう結びつき、何で大事なのかわかってきたと思います。
最近、首や肩こりを感じてる、さらに腕にだるさを感じてる患者さんが多くみられます。その多くは呼吸が浅くなって、身体がリラックスモード(副交感神経)になりずらくなっています。
そこで、横隔膜が使えてるか=副交感神経優位の呼吸(腹式呼吸)に意識的に変えれるかチェックしていきましょう!
チェックする前に、リラックスしやすい体勢で行ってもらいたいので、仰向けで膝を立てた状態で行います。
- 鼻から吸って口から吐く(ポイント:勢いよく吸うと身体に力が入るので音を立てないようにゆっくり吸う、吐けなくなるまで長く吐き切る)
- 息を吸った時に肋骨が360°全体が拡がるのを感じる(ポイント:肋骨に両手を置いておくとわかりやすい)
- 息を吐く時は、肋骨が縮んだり、下腹部方向に下がる(ポイント:肋骨が絞られてるイメージで、感じない場合は、しっかり息が吐き切ってないサイン)
あなたの身体は、あなたの生活習慣の鏡です。
今回お伝えした呼吸は今からでも始められるケアです。ケアは特別なことではなく、日常に自然に取り入れるべきもの。
そして、自分一人では気づけない部分や、うまくいかない動きの改善は、プロのサポートがあってこそ、確実かつ効率的に進めることができます。
「腹式呼吸意識してみてもあってるかわからない…」
「ストレッチをしてもスッキリしない…」
そんな方はぜひ一度、青葉鍼灸整骨院で“身体の土台”を整えるところから始めてみませんか?
気になる方は、まず試してみて下さい。


脊椎すべり症とは? 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、腰の疾患で起こりやすい脊椎すべり症について詳しく解説していきたいと思います。

背骨1つ1つの骨(椎骨)が首から骨盤あたりまで自然な湾曲で並んでいますが、その1つの椎骨が前にズレて滑っている状態のことを脊椎すべり症といいます。椎骨が前にずれることで、すぐ後ろに通っている脊髄などの神経に触れてしまい疼痛や神経症状を引き起こしてしまいます。
いろんな原因があるので、5つご紹介していきます。
1.先天的な骨の形成異常によるすべり症
2.脊椎分離(背骨が一部分くっついてない状態)に伴うすべり症
3.椎間板や椎間関節など可動部分の変性によるすべり症
4.外傷性のすべり症
5.悪性腫瘍や感染など骨破壊によるすべり症
この中でも、2と3の原因で起こるすべり症が多いです。今回は、2・3のすべり症について詳しくお伝えしていきます。
症状
L5(第5腰椎)によく起こり、腰椎の前弯(腰部の背骨のカーブが前に弯曲している状態)が強くなります。すべってる具合が強いと、腰を後ろから触って背骨を確認した時に、背骨と背骨の間に段差ができてるように感じます。(階段状変形ともいいます)
それから、前かがみのような腰を曲げる体勢になると、腰がずれるような不安感や張った感じの腰痛があるんですよね。太ももの裏に重圧感を感じる人もいます。片側・両側の下肢痛があり、間欠性跛行(歩いたら腰痛が起こり、休むと回復してまた歩けるようになる)といった特徴もあります。
レントゲンを撮ったら、すべってる具合や腰椎の前弯の具合が確認できます。
治療

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、その人の年齢や活動量によって異なりますが、基本的に身体を動かした時に症状が出やすいため、腰部や股関節回り、臀部に問題がないか診ていき、身体を動かしやすい状態にして腰部にかかるストレスを減らしていきます。痛みが強い人では腰にコルセットを巻いてもらうことで腰椎が固定されて痛みが軽減していきます。痛みが少しずつ落ち着いてきたら、その治療と並行して胸郭の柔軟性や体幹・殿筋の安定性を高めて、歩行時などの腰部にかかるストレスを減らしていきます。
痛みが強すぎて日常生活にかなり支障がでてるくらいひどい場合は、手術することもありますが、具体的には前にすべっている椎骨を固定させる手術を行うことが一般的に多いです。
変性すべり症とは、椎体自体が前にすべっていて、どこか一部分が分離していない状態のことを言います。このすべり症は、40代以上の女性に発症しやすいのが特徴的です。そして、すべり症が起こってる部位全体の安定性が低下し、椎体がずれると考えられています。女性に多いことから、ホルモン分泌が何か関係しているのではないかと言われていますが、分離性脊椎すべり症の治療の部分で説明していますが、結局胸郭の柔軟性や体幹・殿筋の機能低下が起こっているため、男性よりも起こりやすいと考えられています。
さらに、変性すべり症は、腰部脊柱管狭窄症になるとセットでこの疾患になりやすいという特徴があるんですよね。腰部脊柱管狭窄症につきましては、別の記事に詳しく載せていますので、併せてご覧ください。(腰部脊柱管狭窄症について)
症状
徐々に発症した腰痛なことが多く、脊柱管狭窄症の症状と似ています。下肢の疼痛やしびれ、間欠性跛行がみられます。
レントゲン検査では、すべりがある椎間板の隙間が狭くなっているのが見えたり、不安定性がわかります。
治療
分離性脊椎すべり症の治療と同様の内容を行っていきます。プラス、脊柱管狭窄症の治療も併せて行います。

いかがでしたでしょうか。すべり症にも原因がさまざまありましたが、治療としてやらなきゃいけないことは決まっているんですよね。あとは、発症してしまった方の年齢や活動量に合わせてどのくらいのペースで治療を行っていくのか、どのくらいの運動負荷をかけるのかなどは変わっていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。















