テニス肘とは? 千歳市青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
最近、千歳の患者さんでテニス肘になっている方が多いので、今回はテニス肘について詳しく解説していきたいと思います!

肘の外側に骨の突起(外側上顆)があるんですが、その突起部に手首や肘を動かす時に使う筋肉が付着しています。この筋肉たちを使い過ぎることで、筋が微小断裂や変性、炎症が起こる状態のことをテニス肘(上腕骨外側上顆炎)といいます。日常生活で発症する場合は、30~50代の女性に多く、名前の由来の通り、テニスなどの手を使うスポーツに起こりやすいです。スポーツをする際は最近かなり気温が暑くなっていますのでこちらも併せてご覧ください!(引用:熱中症対策に関する記事)最近通院されてる患者さんでは、美容師やお酒や飲料などの品出し、硬いものをハンマーで叩いて潰す作業などのお仕事をされてる方がいます。

主な症状は、手を使った時に肘から前腕にかけての痛みが多いです。手を回内位(手のひらを下にした状態)で物を持ったり、ペットボトルの蓋を開ける時などの動作でも痛みが出やすいんですよね。外側上顆に圧痛があり、前腕の重だるさを感じる場合もあります。
整形でレントゲン検査を受けると、骨には問題がないことが多いです。この症状の原因は骨ではなく、筋肉の問題なので、病院ではシップや痛み止めの薬を処方してもらい、他に何かしてくれるところは少ないと思います。なので、この症状を改善させるには、整骨院の出番です!(笑)
基本的には、安静にして筋肉を使わないことが一番回復が早いのですが、仕事を休めれない方や大事な試合が近いから練習はやりたい学生もいます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、日常生活で無意識に手を使う動作などで、肘にかかる負担を最小限にさせる使い方などを患者さんと確認することを行っています。意外と女性でテニス肘になっている方では、男性に比べて力がないのはもちろんなんですが、かなり腕に負担をかけて使う方が多いように感じます。それから、手を使う際に痛みを減らすために肘にバンドをしてもらったり、手首や肘の動きを動かしやすい状態にするため、テーピングなどを使ってもらうこともあるんですよね。
千歳市の青葉鍼灸整骨院でのテニス肘の治療は、使い過ぎて硬くなってる筋肉を緩めて伸ばすことを主に行っていきます。そうすることで、肘の曲げ伸ばしや、手首・手指が動かしやすくなり、負担を軽減させていきます。
特に、使い方が負担になっている場合は、治療して良くなってもまた痛みが起こったり再発しやすいんですよね。なので、負担が少ない使い方を知っていただくことがポイントになってきます。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今肘や腕にどんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。慢性の痛みで困っている方はこちらの記事もあわせてご覧ください。(慢性痛の原因)


肩こりの意外な原因 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

日頃のデスクワークやスマホの見過ぎで肩こりに悩んでる方って多いと思います。ストレッチをしても、マッサージを受けてもなかなかスッキリしないんだよなあって思っていませんか?
肩こりは肩甲骨の動きが硬くなるからおこるってよく聞くと思いますが、何で肩甲骨の動きが悪くなるのでしょうか?
・デスクワークなどで猫背姿勢が続く
・運動不足で肩回りが固まる
・呼吸が浅くて胸郭が動いていない
などが原因として考えられますが、実は見落とされやすい原因が1つあるんですよね。胸郭の動きについては別の記事で詳しく説明しています。併せてご覧ください。(胸郭の動きについて)
それが”目の使い方”なんです。今回は、肩こりと目の関係性について解説していきたいと思います。
デスクワーク中やスマホを見ている時、私たちは一点を集中して見続けていますよね。この視るという行為で働いている筋肉があるので、ご紹介していきます。
外眼筋:目を動かす時に使う筋肉。上下・左右・斜め上・下などの見る方向によって使われる筋肉も変わります。
毛様筋:水晶体と呼ばれる物を見た時の遠近などのピントを調整する時に使われる筋肉であり、不随意筋自分で意識してなくても勝手に働いてくれる筋肉)です。
毛様筋は近くを見る時には収縮して、遠くを見る時は弛緩する働きがあります。ということは、スマホやパソコンの画面を見続けてしまうと、距離が一定であるため、毛様筋は常に収縮している状態が続きますよね。こうすると、筋肉は疲れてきます。例えば二の腕の盛り上がるところをずっと力を入れていたらだんだんプルプルしてきて疲れて力が入らなくなるような状態が目でも起きている感じですね。
筋肉は本来、収縮と弛緩を繰り返すことで正常に働きますが、長時間収縮しっぱなしは筋肉に血流不全が起こり、酸素や栄養も届きにくくなります。それが目の毛様筋におきると、”目の奥が痛い・重い”とか、目がショボショボしてきたり、かすんで見えるような疲労を感じてくるんです。
特に、長時間のPC作業の後に遠くをみたらぼやけてみえるのは、ピントをあわせたいけど毛様筋が疲労して硬くなっているからそう見えるんですよね。

長時間同じものをみるのは、姿勢にも影響を及ぼします。巻き肩や猫背、頭が前にでている姿勢が定着しやすいんですよね。
この姿勢は、肩こりや首の不調に限らず、腰痛などの全身のバランスを崩す原因にもなります。なので、通勤・通学中にスマホを見過ぎているのも姿勢に影響を与えるので、大人も子供も姿勢不良が起こってくるのです。今の時代は、いろんなことが便利になっている分、身体に掛かる負担も大きくなっているということなんですよね。
ここまで話した内容からつながって、目が疲れてくると、肩こりなどに影響しやすい僧帽筋も過剰に使われてしまうんです。僧帽筋は絵でみたらめちゃくちゃでかい筋肉なんです。首から肩・背中にかけて付着している筋肉で、上部・中部・下部に分けられます。主な役割として、肩甲骨の動きや首の安定化に働いています。ちなみに、肩こりで過剰に使い過ぎるのが、上部線維で、逆に使われてないのが下部線維なことが多いです。

特に、長時間のデスクワークが多い方には、デスクワークをしていない時間に目の筋肉を動かして緊張をほぐし、肩こりの負担を減らしていく必要があります。
1.ゆっくり目を動かす
まずは、何か的になるものを目で追うようにゆっくり動かしましょう。滑らかに動く目の動きで、外眼筋をバランスよく使うことができます。
例:遠くに走っている車を目で追う、車窓から遠くの景色をみる
意外と日常生活で簡単にできる運動ですよね。スマホをよくみる人は、街を歩いていてもつい歩きスマホをしてしまいますが、街並みや走る車などをみてリフレッシュしましょう!1つ注意点として、車を目で追う時に顔も一緒に動かしてしまうと、首の運動になってしまうので、目だけで追うようにしましょう。
2.素早く目を動かす
次は視線を素早く動かす運動です。視線を一瞬でジャンプさせるような動きになります。
例:車窓から流れる景色・人・建物を追う、横断歩道で信号待ちしてる時に目の前を走る車を追える範囲だけ目で追う
電車通勤・通学している人は、よくSNSや動画サイトを見てしまいがちだと思いますが、こういった隙間時間だけでも目を動かしてみましょう。
いかがでしたでしょうか。目の使い方が肩こりや姿勢に関わっていることが理解できたのではないでしょうか。
日常の中で自分の姿勢や目の使い方を客観的にチェックするのは難しいですよね。目の使い方も大事ですが、肩こりや姿勢不良での不調を改善するためには、自分の姿勢がどういう状態で、どこに負担がかかりやすくて、どう身体を動かしていったら良くなるのか、知る必要があります。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、姿勢や肩こりの原因を丁寧に分析し、その方に必要な治療やエクササイズ・ストレッチなどを行っています。無理のない範囲で”不調が起こりづらい体”づくりをサポートします。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


姿勢が崩れる原因 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
「運転中、だんだん頭が前にいってて首・肩こりがきつくなる」
「立ってる・座ってる姿勢がなんかかっこ悪い」
「ぽっこりお腹が気になる」
仕事でなかなか身体を動かせてない方からこういった言葉をよく聞きますが、その原因を理解している人は少ないのではないかと思います。今回は、そんな方へ”姿勢が崩れやすい原因”について解説していきたいと思います。

・長時間のデスクワーク・座りっぱなし
デスクワークの方は、残業があった日では1日に10時間以上座っていることがあると聞いたことがあります。実際イギリスの研究によると、成人の平均座位時間は9.5時間にも及ぶといわれています。めちゃくちゃ長いですよね。今の時代、ネット・ゲーム関係の仕事も多彩になり、幼少期から画面をみる時間も増えているのが現状です。今となっては、大人も子供も座っている時間が長いように感じます。
座っている時間が多いと、背骨の自然なカーブが失われやすく、背中を丸めて画面を見続けることで、猫背姿勢が出来上がってしまうんですよね。しかも、目線は画面上で動いているけど、動いてる範囲はかなり狭くなっているんです。だから、目を動かす筋肉が硬くなってきたり、乾燥して疲れやすくなってしまうのです。それが慢性化すると、目の奥が痛くなってきたりすることもあるんですよね。
・運動不足による筋力低下とバランス不良
運動不足によって、姿勢を保つために使う筋肉(抗重力筋)が筋力低下を起こして、姿勢を維持できなくなってしまうんです。姿勢を維持できないから背中が丸くなりその姿勢でい続けることで、同じ動きしか行わなくなるので、肩こりなどの不調を引き起こします。
具体的に機能低下(筋力低下を含む)を起こしやすい筋肉は、横隔膜・腹横筋・椎前筋・菱形筋・僧帽筋下部線維・前鋸筋があげられるため、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、治療の一部として、呼吸や体幹の評価を行い、正しく働いているかをチェックします。問題があれば、使いやすくなるようにエクササイズなどで筋に刺激を入れて動かしたり、必要に応じて背骨・関節の動きを自分でコントロールできるように運動を行います。
逆に、筋のアンバランスにより、使い過ぎてしまっている筋肉(後頭下筋群・肩甲挙筋・斜角筋・大・小胸筋・広背筋)に対しては、手技や物療を使って緩めたり、ストレッチで緩めることもあります。
自分が子供のころは、こんな動きも何も考えずにできていたのにって思う方も沢山いると思いますが、単なる年齢のせいだけではなくて、動かしたいところを普段動かさずにいて、使いたくないところばっかりを使い過ぎてしまうから身体も硬くなっていくんですよね。
私も最近、股割りとか開脚みたいに足を開く動きをしたら、全然開かなくなってるのを感じるようになりました。自分も少しは歳を取ったみたいです(笑) 姿勢は”胸郭”といわれる場所の動きにも関係してきますので、胸郭については別の記事で詳しく載せています、是非併せてご覧ください。(胸郭の動きに関する記事)
姿勢の乱れは“筋の短縮と抑制のパターン”によって説明ができることと、”筋の不均衡が姿勢異常の根本にある”という論文があります。
これらの観点からも千歳市の青葉鍼灸整骨院では、1人1人の目的に合わせて治療を行うだけではなく、いろんな運動を行うことで皆さんの健康をサポートしています。
・スマホ・PCの使用による頭部前方位
PC作業中に画面へ顔を突き出すような姿勢(頭部前方位)は、首や背中にかなり大きな負担をかけることになります。ある論文では、首を前に45度倒すと、頭部に約22㎏の負荷がかかるといわれています。やばくないですか?(笑)この姿勢で何時間もいたらそりゃあ肩や首は凝るよねってなりますよね。
こんな姿勢が続くと、脳への血流が悪くなり、ボーっとして頭の回転が遅くなったり、頭痛症状をおこすこともあります。
・ストレスやメンタルの影響

「気分が落ちて自然と背中が丸まる」
「緊張して肩があがる」
言われてみれば、こんなことありませんか?
ストレスによって身体は防御反応(胸を閉じる・背中を丸める)になりやすく、呼吸も浅くなり筋緊張を引き起こします。”猫背の姿勢がネガティブな感情を助長しやすい”という論文もあるようです。ということは、姿勢は自分の感情などの心にも影響を与えています。芸人のオードリー春日さんは、姿勢から自信に満ち溢れている感情が伝わりますよね!(笑)
姿勢の崩れる理由を長々とお伝えしていきましたが、大事なのは今の自分の姿勢がどうなっていて、どこに負担をかけやすいのか。それに対してどんな動きを積極的に取り入れていったほうがいいのかを知るということです。
あなたの身体は、あなたの生活習慣の鏡です。
ケアは特別なことではなく、日常に自然に取り入れるべきものであり、
そして、自分一人では気づけない部分や、うまくいかない動きの改善は、プロのサポートがあってこそ、確実かつ効率的に進めることができます。
「朝起きたら肩が重だるい…」
「ストレッチをしてもスッキリしない…」
千歳市の青葉鍼灸整骨院は慢性痛をお持ちの方が多く通われています。
そんな方はぜひ一度、青葉鍼灸整骨院で“身体の土台”を整えるところから始めてみませんか?
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


慢性痛の原因 千歳市青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
ずっと肩こりや腰痛から抜け出せない方へ、今回は慢性痛の原因の1つでもある”胸郭”について解説して重要性を知ってもらいたいと思います!

胸郭という言葉を知っていますか?胸郭とは、胸椎(背骨)・胸骨・肋骨を総称した言葉なんです。鳥かごみたいな形をしていて、胸郭の中には心臓や肺などの臓器を守る働きもありますが、実は、他にも役割があって、”姿勢や腕の動きのベース”になっているんです。
社交ダンスでは、しなやかな動きを身体で表現するのに、「胸郭を拡げる」といった言葉を使ったり、野球のバッターやゴルフでのスイング時には「胸郭を柔らかく使う」と表現されています。こういったスポーツパフォーマンスを向上させるためには胸郭の柔軟性がとても大事になってきます。
でも、実際は胸郭の柔軟性が足りないと、肩こりや腰痛などの慢性痛に繋がるため、スポーツをしている人だけでなく、していない人にとっても重要な機能という事なんです。

この図が胸郭です。冒頭でこの胸郭が「姿勢」・「腕の動き」のベースになっているとお伝えしましたが、どう関係しているのか解説していきます。
胸郭が硬いとどうなるのか
胸郭の動きが硬いと、肋骨の動き(拡張・縮小など)も硬くなりますよね。つまり、呼吸に関わる筋肉が硬くなりやすく、身体を緊張させる呼吸補助筋たちが多く使われるということなんです。呼吸の重要性に関しては別の記事で載せていますので、併せてご覧ください。(呼吸に関する記事)
呼吸補助筋を多く使うことで、肩や首・腰などを緊張させて、無駄に疲れやすくさせてしまうのです。しかもそれが慢性化すると、肩こり・腰痛の原因になってしまうんです。だから胸郭は常に柔らかく、楽に動かしやすい状態でいることが重要なんです。
胸郭の理想可動域
慢性痛予防として、胸郭はどのくらい動けばいい状態なんでしょうか。3つお伝えします。
・胸椎伸展(背中を反らす動き):座位約25度(胸椎だけでみた参考角度です、頸椎や腰椎も一緒に伸展します)
・胸椎回旋(身体をねじる動き):座位約35度(伸展と同様です)
・胸郭の拡張:呼吸時に上部は前後に、下部は左右にしなやかに広がる
実際にやってみてもらうとわかるのですが、硬すぎるとそれ以上動かそうとしたら勝手に力が入り、身体の動きを防御反応で止めてしまうのです。ぎっくり腰になりやすい方も胸郭の柔軟性は足りてないことが多いです!でも、このくらいの胸郭の動かしやすさがあれば、肩首・腰回りに負担をかけず、スムーズな動きができます。
肩こりをjoint by joint 理論でみる
身体の構造には、動かすべき関節(モビリティー)と安定すべき関節(スタビリティー)が交互に備わっています。この考え方をjoint by joint 理論といいます。詳しくはこちらをご参照ください。(引用:joint by joint 理論)
この考え方に基づくと、胸郭はモビリティーにあてはまります。が、胸郭のモビリティーが足りていないとしたら、安定性が重要な肩甲胸郭関節(肩甲骨と胸郭で構成される)が正しく働かなくなるので、肩を回すのが重かったりなどの肩こり症状に繋がるんです。人間の体って複雑にできてますよね~(笑)
しかも、肩甲骨には首まわりに付いている筋肉が17個も付着しているんです。つまり、胸郭の動きが悪いと、肩甲骨についてる17個の筋肉も動きが悪くなり、固まるんです。さらには、この沢山の筋肉の隙間から神経や血管が通ります。なので、適切に関節が動いていない=その関節の周りの筋肉が硬くなる=神経・血管を圧迫する=腕や指先にしびれ・重だるさの症状がでてくる。こともあります。
でも、それぞれの各関節に必要なモビリティー・スタビリティーが正しく使えていたら、何年も痛みを感じることは確実に減っていきます。

この絵以外にも沢山の筋肉たちが関節を動かすために働いています。
いかがでしたか?
胸郭の柔軟性が向上することで、肩や腰の緊張が自然と緩和され、慢性的な肩こり・腰痛の改善が期待できます。
もし、「長年悩んでいる症状がなかなか良くならない」と感じている方がいれば、まずは胸郭の動きに目を向けてみるのがおすすめです。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、慢性の不調・症状で悩んでる方、困ってる方には、胸郭の動きがしやすくなるように手技や物理療法を使って治療を行い、最後に自分で身体をコントロールできるようになるためにストレッチなどで身体を動かしていきます。
あなたの身体は、あなたの生活習慣の鏡です。
ケアは特別なことではなく、日常に自然に取り入れるべきものであり、
そして、自分一人では気づけない部分や、うまくいかない動きの改善は、プロのサポートがあってこそ、確実かつ効率的に進めることができます。
「朝起きたら肩が重だるい…」
「ストレッチをしてもスッキリしない…」
千歳市の青葉鍼灸整骨院は慢性痛をお持ちの方が多く通われています。
そんな方はぜひ一度、青葉鍼灸整骨院で“身体の土台”を整えるところから始めてみませんか?
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


腰ヘルニアの解説 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、腰の疾患で代表的な腰椎椎間板ヘルニアについて詳しく解説していきたいと思います!

1つ1つの背骨の間にある椎間板の中に存在する髄核が椎間板の外に飛び出してしまい、神経を圧迫して腰痛・下肢痛(腰部から臀部・足先までの痛みやしびれ)を引き起こす病態です。(椎間板に関する記事)
原因は、加齢に伴う椎間板の退行変性(椎間板に繰り返しストレスをかけた結果、老化した状態)で、重いものを持ちあげる作業が多かったり、スポーツなどでの負担がきっかけとなる症例が多いようです。
一番多いのが20~40代で次に10代、50~60代の活動性の高い男性に多いんです。腰椎は5個の椎体で構成されていますが、ヘルニアが起こりやすいのは第4~5腰椎間の椎間板(L4~5と呼ぶこともあります)で、次に第5腰椎~第1仙椎(L5~S1)間、第3~4腰椎(L3~4)間なんですよね。多発性ヘルニアといって2つ以上の椎間板が問題を起こしているケースもありますが、複数のヘルニアが同時に症状を起こすことはあまりみられないです。
人間の身体の感覚は、正常な神経が通っているから感じるものです。その神経の基盤は、脳や脊柱(背骨)にあり、そこから神経が枝分かれして全身を走行しています。身体の部位や場所によってその神経を支配している元の部分も違ってくるのです。上記にヘルニアが発生しやすい高位をお伝えしましたが、この高位によって症状がでる部位も変わります。
・L4~5椎間の場合
足の親指・人差し指~すねの外側にかけての領域で、皮膚感覚の低下・痛み・筋力低下などの症状が起こります。この領域は前脛骨筋・長母趾伸筋・長趾伸筋が支配されているため、足の親指を上に向ける動き(伸展)や足首を上に向ける動き(足関節の背屈)がしづらくなります。
・L5~S1椎間の場合
足の小指・薬指~踵にかけて(前面も後面も)の領域で、皮膚感覚の低下・痛み・筋力低下などの症状が起こります。この領域は下腿三頭筋(いわゆるふくらはぎ)・長母趾屈筋・長趾屈筋が支配されているため、主に足首を下に向ける動き(足関節の底屈)がしづらくなります。
・L3~4椎間の場合
すねの内側~太ももの内側にかけての領域で、皮膚感覚の低下・痛み・筋力低下などの症状が起こります。この領域は大腿四頭筋(前側の太もも)が支配されているため、膝を伸ばす動き(伸展)、股関節を曲げる動き(屈曲)がしづらくなります。

主に腰痛と片側の下肢痛を訴えることが多いです。運動や労働で症状は悪化し、安静にすると症状は落ち着いてきます。症状には、急性で起こる場合とだんだん起こる場合とがあります。(比較として、腰部脊柱管狭窄症に関する記事も併せてご覧ください)
・急性で起こる場合
頻繁にぎっくり腰になっていたところに、いきなり激しい腰痛と下肢痛が起こることもあるんですよね。多くは、重たい物を持ち上げた瞬間などをきっかけにおこり、初めは痛みが強いから身体を動かせないケースもあります。1~2日経つと、腰痛は落ち着き、圧迫された神経の支配領域に放散する下肢痛としびれが起こってきます。下肢痛は、咳やくしゃみで増すこともあるんです。聞いただけでもめっちゃ辛いですよね,,,
・だんだん起こる場合
同じ姿勢を保つのが、辛くて腰・臀部の痛み、下肢の重苦しい痛みがでてきます。下肢の筋力が低下すると、スリッパが脱げやすかったり、ちょっとした段差でつまずくこともあるんです。
・ヘルニアが重症の場合
両方の下肢の感覚障害・運動障害、さらに排尿障害(尿閉・残尿・りきみによる尿漏れなど)がいきなり起こってきます。この場合は早急に手術をしないといけないくらいの状態です。
①疼痛性跛行
症状が激しい急性期にみられ、痛みをかばうようにして歩きます。
②脊柱所見
痛みを避けようとして、身体を異常 に曲げたりします(側弯)。立ってる姿勢が背骨のカーブが少なくて背中や腰部が緊張しています。身体を丸めようとしても下肢痛がでるため動かせないのが特徴です。
③徒手検査
ヘルニアが起こった高位によって、支配神経領域の部位に感覚障害が生じるため、その支配神経周囲の筋肉を伸ばしたり圧迫する検査によってどこに感覚障害があり、どの高位にヘルニアが起こっているかを調べます。
④画像所見
・レントゲン:ヘルニアが起きている部分がはっきりとわかる検査ではなく、ヘルニアが起きてる可能性が高い部位の椎間板の隙間が狭くなってるかをみるものです。そして、転移性の腫瘍などの重い病気がないかの判断材料の1つです。
・MRI:椎間板の状態(形態や変性具合など)がどうなっているか明確にわかる検査です。ヘルニアの疑いがある人は必ずこの検査を受けます!
・その他(脊髄造影・椎間板造影など)
MRIの検査を行ったうえで手術が必要なほどの重い状態だった場合に行う検査です。

椎間板の髄核がどのくらい脱出しているかによって、治っていく期間も違えば、手術するしないも大きく影響してきますが、ヘルニアの主な原因は、垂直荷重に対する腰椎の安定性不足なんです。
手術をしてもしなくても、腰椎の安定性を出せば症状は改善されるんですよね。痛みを減らすために、腰やお尻・お腹・股関節回りの動きに制限がありそうな部分を治療で動かしやすくしていったり、腰椎に負担をかける動作があったとしたら、負担をかけない使い方を指導していったり、安定性を改善するために体幹に刺激をいれたりなどを行っていきます。痛みが強い場合は、コルセットをしていた方が腰椎が安定するので、効果的ですが長時間巻いていると腰回りの筋肉も硬くなりやすいので、コルセットをつけなくても自分の身体を安定させる能力は身につけておきたいですね!体幹について詳しい内容はこちらをご覧ください!引用:腹圧について
重症の場合(下肢の感覚・運動・排尿障害が持続している)は、手術を選択します。一般的には、腰椎の骨の一部分を切って圧迫しているヘルニアの腫瘤を取り除く手術が多いです。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


腰の狭窄症を解説! 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、腰の疾患で代表的な腰部脊柱管狭窄症について詳しく解説していきたいと思います!

背骨の中に神経の通り道(脊柱管)があり、背骨の変形やズレ、椎間板が肥大化、脊柱管周りの靭帯の肥大化などが原因で、脊柱管内が狭くなり神経を圧迫し、腰やお尻・足に痛み、痺れをおこす病態のことをいいます。(椎間板に関する記事)
これらの原因は、主に繰り返し腰椎への圧迫をかけることでだんだん症状が起こり始めます。
脊柱管狭窄症が起こるのに、いくつか種類があります。
先天性脊柱管狭窄
生まれた時から脊柱管が正常よりも狭く成長したために起こる狭窄症。特に、軟骨無形成症の人が成人すると脊柱管狭窄は起こりやすいです。(軟骨無形成症:軟骨が正常に作られないため、正常な骨の成長を阻害する病態。詳しくはこちらをご覧ください。引用:軟骨無形成症)
後天性脊柱管狭窄
①変性脊柱管狭窄
だいたいの狭窄症はこの原因で起こります。加齢による繰り返し腰椎に負荷をかけることで、椎間板の老化、腰椎周囲の組織(骨・靭帯・筋肉)も変性し、神経を圧迫した狭窄症。この神経を慢性的に圧迫し続けると、下半身のしびれ、間欠性跛行(歩行中に下半身の痛み・痺れが起こるので歩き続けることが困難な状態で、休むと症状は回復してまた歩けるの繰り返し)といった症状が起こります。
変形性脊椎症による狭窄は男性が多く、変性すべり症による狭窄は女性が多く起こりやすいんですよね。(変性すべり症:本来きれいなカーブを描きながら1つ1つの背骨が並んでる状態が、負担がかかりすぎた部位の背骨(椎体)が前にずれて滑っている状態)
②合併狭窄
先天性脊柱管狭窄と変性脊柱管狭窄が合わさってる状態や、変性脊柱管狭窄と椎間板ヘルニアが合わさってる状態などがあります。
③医原性脊柱管狭窄
腰椎の疾患があり、過去に腰椎の部分に手術をしたことがある人で手術後に起こる狭窄症。
④外傷後の脊柱管狭窄
交通事故などの一瞬で大きな衝撃が腰椎に加わったことで、起こる狭窄症。

脊柱管狭窄症の代表的な症状が間欠性跛行です。どこの神経を圧迫しているかによって間欠性跛行の特徴に違いがあるので、分けてお伝えしていきます。
神経性間欠跛行
主に姿勢が深く関係する特徴があるんです。姿勢を変える(腰を丸めたり、しゃがんだり)ことで下半身の痛み・しびれなどの症状がなくなり、また歩けるといった特徴です。他の疾患(特に閉塞性動脈硬化症)で血管を圧迫することで起こる間欠性跛行による症状と似ているんですよね。
馬尾性間欠跛行
両方の下半身、お尻、会陰部のしびれ・灼熱感・ほてり・力が入らないなどの異常感覚が特徴的です。それから排尿した後も尿意を感じたり(残尿感)、排尿後にも尿が残っているように感じる催尿感などの膀胱直腸障害も起こりやすいです。でも、痛みがないのが特徴です。
神経根性間欠跛行
下半身やお尻の痛みを訴える人が多いんですよね。片側に症状が出る人が多いですが、両方に出る場合もあります。
他覚所見
どういう時に痛くなるかを聞き出して、腰部伸展(腰が反っている状態)が起こっているか=腰椎に負担がかかっている動作を確認します。立位姿勢などでも評価していきます。
簡易的な徒手検査で、腰部伸展位と屈曲位での足の筋出力をみて、伸展位で力が入りづらいと陽性とみなします。
画像検査では、レントゲンよりもMRIを撮った方が判断しやすいといわれています。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、基本的に、腰椎にかかるストレス・圧迫などを軽減させていくことを治療のポイントとして施術をさせていただいております。軽減させるためには、体幹部の安定性があるのか、腰椎への負担を減らすために必要な歩行時の胸郭回旋の可動性(背骨を捻る動き)、股関節がある程度動きやすい状態にあるのかなどをメインにチェックしていき、問題のある部分を改善していきます。
特に高齢者で狭窄症の場合は、体幹部の安定性がだいたい低下していることが多いです。安定させるために、最初は呼吸から安定させてくことも治療として行っていくこともあります。
症状がかなり重く、日常生活にかなり支障が起きてる場合は、脊柱管を拡げるための手術を行うこともあるんですよね。ですが、脊柱管が狭くても生活習慣での負担のかけ方次第で症状がおこらない人もいるんです。そう考えたら、手術は最終手段として考えて、まずは普段の動作で何の時に腰椎に負担をかけているのかに注目し、取り除いていけば、症状も改善していきます。そこを私たち治療家は治療のゴールとして行っています。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今腰にどんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


首のヘルニアの解説 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、首の疾患としてよく知られている頸椎椎間板ヘルニアについて詳しく解説していきたいと思います!

多くは首の骨と骨の間に挟まれている椎間板の退行変性(加齢などによる椎間板の老化)の原因で、椎間板の中心にある髄核を覆っている線維輪という組織が断裂して、髄核が線維輪からはみ出して神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす状態のことをいいます。通常は、後ろ、もしくは斜め後ろ方向に髄核が飛び出して背骨の中を通る神経(脊髄や神経根)を圧迫させます。だいたい30~50代の男性に多いんですよね。(椎間板についての記事)
特別痛みや痺れがない健康な人でも、30代から椎間板の退行変性は始まると言われています。どれだけ首に負担をかけるか次第で、みんなヘルニアになってもおかしくはないんです。
症状については、髄核がどの方向に脱出しているかによって異なります。その特徴を分けてお伝えしていきます。

自覚症状
共通する頸椎症状:後頭部・後頸部から肩甲骨・背部のこり、違和感、痛みがあり首の動きが制限されます。起床時に痛みがあり、頻繁に寝違えることがあります。上を向く動き(頸椎の伸展)で痛みがでて安静にすると痛みが減ったり、咳・くしゃみによって痛みがおこることもあります。外傷発症(交通事故など)の場合、受傷直後だけではなく、数時間後・1,2日経ってから症状がでることもあるんです。
神経根を圧迫していた場合の症状:髄核が斜め後ろ方向に脱出している場合は神経根を圧迫している可能性が高いため、片側の肩甲骨周辺の痛み、腕への放散痛、前腕や指先の痺れ・力が入らないなどの感覚障害が現れます。
脊髄を圧迫していた場合の症状:髄核が後ろに脱出していると脊髄を圧迫します。指先や手のひら全体の痺れ感がメインで起こります。字を書く・服の脱着でのボタンをとめたりチャックをしめたりなどの指の細かい運動に支障がでてきます。圧迫具合が大きいと、下半身の麻痺が起こることもあって、走れない・ジャンプできない・排尿不全などを起こすことが特徴的です。かなり重症なケースの一つです。
他覚所見(客観的にみた症状)
局所:急性期では色んな方向の頸椎運動の制限がみられ、屈曲・伸展運動(下を向く・上を向く)で後頚部~背中の痛み、腕への放散痛が起こります。
神経:簡易的なテストを行い、力が抜ける・入りづらい形であれば陽性とみなします。特にヘルニアの場合、頸椎の伸展時に痛みがあるが、頸椎を後ろから指で押した状態で伸展すると痛みがないのが特徴です。これは、頸椎を指で押すことで脱出した髄核を一時的に中に戻しているので、神経を圧迫していないから痛みは起きないのです。
画像:レントゲンで首の背骨の中の神経(脊髄)が通る空間(脊柱管)がどれくらい狭いかを確認します。そこで、頸椎に骨棘と呼ばれる突起が作られてないかも確認します。骨棘があると頸椎一個一個の隙間が狭くなります。MRIを撮ったら髄核がどの方向に脱出しているか、椎間板の変性状態がわかります。

病院での保存療法の処置では、頸椎を動かさないようにプラスチック製などの頸椎カラーという固定装具をつけます。炎症を抑えたり、筋肉を硬くしないように血流改善のための薬などが処方されます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、椎間板の変性を治すとか、脱出した髄核を治すことはできませんが、普段の姿勢で首や肩の負担がなるべくかからないように、関節を動かしやすい状態にさせる、頸椎や肩回りに問題のある硬さがあったら緩めるなどを行い、症状改善のための治療を行っていきます。普段から負担をかけないように日常生活での動作・気をつけた方がいいことなどをお伝えしていきます。そして、症状が落ち着いてきたら、家でできるストレッチなどを行い負担をかけないようにしていきます。肩こりなども改善していくケースも多いです!(引用:肩こりに関する記事)
症状が重く、手術が必要な場合(脊髄症状)、主に椎間板を取ってそこに骨移植(他の部位から採取した骨を移植する)をして髄核の脱出を抑える手術が一般的です。元々、脊柱管が狭い人では脊柱管を拡げる手術もあわせて行う場合もあるようです。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


関節の構造とは!- 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、自分が怪我をした時に、関節の構造や病態を大まかに知っておくと、身体に何が起こっているのか不安要素が少なくなってくれたらいいなという思いで、お伝えしていきます。

関節とは、相対する(向き合う)2つ以上の骨を連結する構造体のことをいいます。
柔道整復師が従事する”整骨院”は、この関節に対しての『脱臼・亜脱臼』や『捻挫』に対する、処置を行う機関として、国から開業権を得ています。
その関節は可動関節と不動関節に大きく分けられています。
可動関節(滑膜性関節)
皆さんが知っている関節の多くが可動関節に分類されていて、可動性がある関節です。手足の関節の多くが当てはまるんですよね。そして、相対する骨端は軟骨や関節包と呼ばれる袋で覆われていて、関節包の中に滑液が入っているんです。これは、可動関節の特徴でもあり、摩擦が起きないように関節がスムーズに動くために必要な液体なんですよね。さらに関節包の周りに靭帯や筋肉の腱が付着する仕組みになっているんです。関節を安定させるためにいろんな組織が骨の周りについているということなんですよね。可動関節には、可動性と支持性の2つの機能が備わっています。例:肩関節・肘関節・膝関節など
不動関節
あまりイメージが無いと思いますが、可動性がほとんどない関節のことをいいます。言い換えれば動かす必要のない関節ということです。関節面には軟骨はあるけど可動関節のように関節包や滑液などはなくて、靭帯などで頑丈に作られている身体を支える役割があるのが特徴です。例:椎間板・頭蓋骨など

関節をなす骨の表面には、関節軟骨がついています。この関節軟骨の主な役割は、外からの刺激(荷重・衝撃)を吸収・分散させてその関節への負荷を軽減させる機能を持っているんです。よくおじいちゃんおばあちゃんが軟骨がすり減ってるという言葉を聞いたことありませんか?それは、関節への負担を繰り返しかけた結果、軟骨がすり減ってしまった状態ということです。
この関節軟骨は、身体が成長するとともに骨を長くするのに必要な骨の構成成分であり、主に水分からできていて、コラーゲンなども含んでいます。弾力があった方が衝撃を吸収しやすいですよね!でも、弾力は年齢と共に残念ながら減っていってしまいます。若い人ほど、分厚くて軟骨の中に存在する細胞も沢山います。高齢になればなるほど、衝撃の吸収力が衰えちゃうんですよね。そしたら関節への負担が大きくなってしまうのです。しょうがないんですけどね,,,
そして、関節軟骨がすり減ってしまったり、何かの衝撃で部分的に損傷を受けてしまうと、軟骨組織は自然に修復はされないものなんです。なので、今のうちから関節への負担がかかっているところがあるなら、改善した方がいいですよね。
関節包と靭帯はくっついてる部位もあったり、別々に存在する関節もありますが、それぞれは関節や関節内の部位によって厚さが違うんですよね。靭帯と関節包は主に関節の安定性として働きます。肩関節では薄くできていて、股関節や膝関節では分厚くて強靭に作られています。ということは、構造的に膝や股関節よりも肩は元々不安定な関節だという事なんですよね。
引用:肩の痛みに関する記事
関節包の中に元々溜まっている液体(正確には関節包の中には、繊維膜と滑膜があり、その滑膜の中の液体)。この液体があることで、関節の動きを滑らかにして、関節軟骨に栄養を送っています。この滑膜や滑液包と呼ばれる袋状の組織が外からの刺激でぶつけたり、擦れたりすると炎症が起こってしまいます。これを、滑膜炎、滑液包炎と呼ぶんです。この炎症の場合は、筋肉の問題ではないのですが、炎症が強いと、患部周りの筋肉なども痛みや腫れることもあるんですよね。
つい先日、何のきっかけもなく朝起きたら足のアキレス腱辺りが痛くなって、だんだん歩くのも引きずるくらい痛みや腫れが強くなって来院された患者さんがいました。ここ2,3日普段は履かないヒールで歩いたりすることがあったようで、アキレス腱の付着部である踵には、滑液包が存在します。足首の動きを滑らかにするためにありますが、ヒールの踵の硬さやフィット感などで普段よりも踵が擦れる状態だったのが要因かと思われます。その方は、足首の底背屈時に痛みがあり、患側に加重をかけると痛みがありました。腫れを引かせるように治療と安静にして、その方は次の日の昼くらいから痛みが引いていきました。こんな症状もあるんですよね。
膝でよくみられる半月板は、相対する関節軟骨同士が擦れないように、間に存在します。膝の他には、手や肩鎖関節、顎関節などにもあるんですよね。機能としては、関節の衝撃を和らげる、吸収する、関節の安定化、回旋運動の補助(捻る動きをサポート)など沢山あるんです。関節軟骨と同様で半月板も一度傷がついてしまうと、自然に治ることはありません。なので、状況にもよりますが、手術で半月板を取り除く人もいれば、関節に負担をかけないようにそのままにする人もいます。(年齢や傷の度合い・生活環境・その人が望んでいる状態によって対応は変わります)

最初に記載していた、不動関節に該当する椎間板は、首や腰の疾患で聞きなじみのある言葉ですよね。椎間板には、背骨を1つ1つ連結することで支持性と運動性の役割があります。頸椎・胸椎・腰椎など部位によって大きさや形は違いますが、構造は同じなんです。椎間板の中心には、髄核と呼ばれるゼリー状の組織で、腰椎に繰り返し圧迫刺激が入ると椎間板が潰れて髄核が突出して、神経にあたる状態を腰椎椎間板ヘルニアというんですよね。首のヘルニアも同じような仕組みで起こるのです。椎間板は20歳を過ぎると髄核の成分が減少してクッション性も低下していきます。なので20歳以降で日頃の労働やスポーツなどでどれだけ椎間板の圧をかけるかで、かかりすぎると椎間板の周りを覆う線維輪に亀裂が入り、次第には髄核がその亀裂から飛び出すといった流れでヘルニアがおこるということなんです。
いかがでしたでしょうか?
私たちの身体は、主に骨、筋肉、靭帯、内臓で作られていますが、細かい組織を知ると、必要のない組織はないということがご理解いただけたのではないでしょうか?特に、関節をなしている部分には、いろんな組織が存在していて、いろんな役割をそれぞれが担っています。痛みが起きている部分があるなら、それは身体が出してる危険サインであり、半月板や関節軟骨のように、関節に負担をかけすぎた状態をそのままにして使い続けると、元に戻らないものだってあるんです。
そうならないためには、痛みがあるなら自分の身体に何が起きているのか、知って解決していく必要があります。
”整骨院”では、これらのどこの組織にトラブルが生じているかの評価と検査を行い、根本からの解決を目指していきます。
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みなど悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


筋断裂と腱断裂の違い 千歳青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
北海道も30℃を超える暑さが続くようになってきましたね💦猛暑の中、走っている人を良く見かけますが、今回は、ランナーに多い代表的な怪我の一つでもある、筋断裂(肉離れ)と腱断裂の違いについてお伝えしていきたいと思います!

スポーツでのケガに多い病態ですが、筋断裂とは、その名の通り筋肉の線維が裂けたり傷ついて損傷・断裂している状態のことをいいます。直接的な原因としては、急激な筋肉の過伸展、筋肉が伸びた状態で衝撃が加わることです。筋肉の柔軟性不足、拮抗筋(主動筋の反対の動きをする筋肉の事)の筋力バランス不良などが要因として挙げられます。断裂には3つ分類があります。(ゴルフでの肩の痛みに関する記事)
・Ⅰ度(微細な断裂→一般的に肉離れと呼ばれる)
・Ⅱ度(より大きい断裂)
・Ⅲ度(完全断裂)
※Ⅰ度・Ⅱ度を不全断裂と総称することもあるようです。
・大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)
・ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)
・腓腹筋(ふくらはぎ)
断裂した部位は、身体の仕組みとして修復しようとして瘢痕組織(盛り上がった傷跡)を作ります。そのため、筋肉線維がごちゃごちゃしているような塊みたいな形になっているんですよね。そのまま放置してしまうと筋肉自体の伸びが悪くなり、ツッパリ感、違和感などが残るんです。なので、しっかり断裂して瘢痕化した組織を滑らかな線維に伸ばす必要があるのです。これは、一般的なストレッチでは残念ながら伸びなくて、ピンポイントで患部を伸ばすことで筋肉が動かしやすくなっていきます。そうすれば、再発予防にも繋がっていきます。一度、肉離れを経験するとまた同じところを断裂しやすいと言われていますが、原因は瘢痕組織を取り除いてないことなんですよね。

名前の通りですが、腱が裂けるといった断裂が起こっている状態のことをいいます。筋肉は一般的に骨から骨に付着していて、その端っこのピーンっと突っ張る線維が腱です。それがだんだん筋腹に変わってモリモリの筋肉になります。なので、ざっくり言えば、どこに断裂が起きているかの違いという事なんです。
腱断裂の場合、スポーツの怪我以外では、退行性変性(加齢に伴い、細胞・組織・機能が衰えて回復しなくなる現象=老化)、関節リウマチ、骨折などによって起こることもあるんですよね。つまり、その腱が老化、使い過ぎ、こすれるなどの原因で起こります。
・アキレス腱
痛みは断裂している部分に起こり、受傷した本人でもわかる断裂音がします。つま先立ちや歩行すら困難な状態になってしまいます。
・上腕二頭筋長頭腱
中年以降の男性で筋肉労働者に多く、上腕骨の結節間溝と呼ばれる部分に断裂が起こりやすいです。
・手指の屈筋腱・伸筋腱
屈筋腱は、指や手を握る・曲げる動きで収縮する腱のことで、腱が骨と付着しているところや、筋肉から腱に移行している部分に起こりやすいです。伸筋腱は、指や手を開く・伸ばす動きで収縮する腱ですが、リウマチの病変で薬指・小指に起こりやすいです。屈筋腱では、バレーボールでのブロック時に突き指以上に損傷がひどいと断裂する可能性もあるようです。(引用:バレーボールで起こりやすい怪我)
基本的には、筋断裂と同じ治療内容ですが、アキレス腱断裂の場合は手術するのが主体でしたが今は、保存療法が増えてきています。メリットとして、手術痕が残らない・感染の心配がない・手術に対する精神的な負担がない・金銭面の負担が少ないなどが挙げられます。
しかし、デメリットもあるんです。ギプス固定期間がだいたい6~8週くらいと長い事、長く固定している分、ふくらはぎの筋力低下が起こるため、固定期間中にどれだけ断裂部位の瘢痕組織がとれるかが復帰のキーポイントになっていきます。

結局、筋断裂も腱断裂もスポーツ外傷で起こっている原因には、足首や膝、股関節のそれぞれ関節にどのくらいの割合で負担をかけているか。なんですよね。特に走っている時って、身体全身の筋肉を使っていて、一部分だけを動かしているわけではないので、どの関節にも均等に負担がかかるように、分散されるように走るのが怪我の防止につながります。なので、千歳市の青葉鍼灸整骨院では、具体的に片足で地面を踏み込んだ時の足首・膝・股関節の角度の確認などを行います。関節の角度が正しくないと関節周りの筋肉のバランスが悪くなり、そこばっかりに負担をかけて怪我につながるからです。そして、角度を修正することで楽に走ることができてパフォーマンスが向上していきます!
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今どんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
身体の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
ご自身の原因がわからない不調・痛みや今回の記事にあてはまる症状など悩んでることがあったら、是非ご相談ください。


五十肩の原因 千歳市青葉鍼灸整骨院
千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

「何年も腕が上がらない,,,」「ちょっとした動きで肩が痛い,,,」
こんな悩みをお持ちの方いませんか?
整形外科で診てもらうと、五十肩だね。四十肩だね。って言われて痛み止めの薬や湿布をもらうだけで何も良くならないと思ってる方も多いと思います。
自分で肩の痛いところを揉んだり押したりしても全然腕上がらないし、痛みもあまりとれないと思う人もいると思いますが、この症状は良くならないのかって疑問になりますよね。
実は、原因が違うところにあって、そこに対して何も施してないから症状が変わらないのです。
今回は、五十肩・四十肩の状態や原因、改善方法などをお伝えしていこう思います。
五十肩と四十肩の呼び名が違うだけで起きていることは同じ事です。
肩関節周囲炎とも呼ばれますが、40~50歳代に何か外傷があるわけでもないのに、肩の関節の中や周りが硬くなってしまい腕を動かすと痛みが出る状態のことをいいます。
明確に原因はわかっていませんが、加齢による肩の関節を動かす時に使う筋肉(腱板・上腕二頭筋長頭腱など)が劣化で伸縮性が低下し、肩の関節で炎症を起こしていると考えられています。
20代の若い人では、何か肩を使うスポーツなどを行い、負担がかかって肩の関節で炎症を起こすケースもあるんですよね。自然に治ってくケースもありますが、その理由もわかっていないのです。
特に、肩の関節の中で炎症が強ければ強いほど、本来離れている組織がくっついてしまう”癒着”という状態が肩の関節内にあると、なかなか自然には治っていきません。欧米では、五十肩・四十肩のことを癒着性関節包炎と呼んでいるそうです。
40~60代に発症する傾向があり、肩甲骨周りの痛みと運動制限がだんだんおきてきます。
痛みは、寒い時や身体が冷えてる時、夜中に強く出て、上腕(二の腕)や肘まで響いたり不快な感覚になることがあるんですよね。
肩の色んな方向に制限されます。腕を前からあげる屈曲制限、横から上げる外転制限、腕を後ろに回すなどの捻る外旋・内旋制限がおこります。
典型的な五十肩・四十肩の段階がありますので、ご紹介させていただきます。
炎症期
初期段階であり、炎症が強いので痛みで肩の自動運動が困難な時期。
拘縮期
肩の関節自体に拘縮(筋肉や皮膚などの関節周りの軟部組織が伸縮性を失って固くなる状態)がおこり、他動運動が制限される時期。肩甲帯筋(上腕・肩甲骨・鎖骨・胸骨・肋骨に付着している筋肉)が動かないため、萎縮してきます。(廃用性萎縮)
回復期
痛み・可動域共に改善する時期。
この段階を理解できると、五十肩・四十肩がなかなか治らない人のだいたいが”拘縮期で行き詰っている”ということなんです!おそらく、自然に治っていった人は、炎症具合が軽症で肩甲帯筋が萎縮せずに動かせていた可能性があります。
でも、良くならない人の多くは、肩甲帯筋の萎縮してしまった部分に積極的にアプローチをしていないからだということがわかってくると思います。肩甲帯筋は具体的に僧帽筋や前鋸筋・菱形筋・小胸筋・小円筋などなど沢山あります。が、これらの筋肉を緩めるだけでは足りないのです。
理由は腕をあげる動作は関節運動であり、関節の周りの筋肉を緩めても、肩の関節を構成している肩甲骨の関節窩と上腕骨頭の間などに癒着している組織が残っていると、関節運動すらできないからなんですよね。肩は自由に色んな方向に動かせる関節なので、沢山の関節で成り立っています。(例:肩甲上腕関節・肩甲胸郭関節・肩鎖関節など)だから、肩の表面の筋肉だけを揉んだりしていても腕が上がらなかったのです。

千歳市の青葉鍼灸整骨院では、五十肩・四十肩の症状に対して、まずは、肩甲胸郭関節・肩甲上腕関節の動きが出るように手技や温熱治療器を使って治療をしていくことがメインになってきます。
どのくらいの角度まで腕が上がるのかによって、拘縮がおきてる部分も変わってくるので、状態を把握したうえで治療を進めていきます。
そして、ある一定の角度から治療をしても腕が上がりにくくなるタイミングがあります。その時は、腕の上げ方に問題があったりもするんですよね。腕を動かすと痛みが起きてた人は、痛みがでないように腕を動かす代償動作という動かし方で身体が覚えてしまうのです。肩甲骨に過剰に力を入れながら腕を動かしたり、必要以上に肩を上げながら動かしたりなど。つまり、正しい肩の関節運動になっていないのです。だからこそ、肩の関節運動の再教育も治療として入れていかないと、痛みがなかったころの動きにはならないんですよね。そこまで治療を行う必要があります。さらに関節運動に関する記事はこちらをご覧ください。引用:肩こり解消の関節運動
①カウンセリング
ヒアリングをさせていただき、今肩にどんなお悩みをお持ちなのかを確認します。
②アセスメント
肩の状況(姿勢、痛みの原因)を確認しながら、現在の状況を把握していきます。
③施術
痛みの原因となる筋肉、関節などに温熱治療器、高周波などを使ってアプローチします。
④エクササイズ
必要に応じてストレッチ、ピラティスなどを行い柔軟性を出していきストレスを改善します。
⑤プランニング
①~④を行った後に今後のプランを一緒に決めていきます。
五十肩・四十肩だけの症状に限らずですが、同じ五十肩・四十肩でも人それぞれ問題のある硬さがある部位や範囲、深さは異なります。どこをメインで治療を積極的に行う必要があるのかを施術者も患者自身もお互いが理解したうえで治療をしていかないと、治る症状であっても良くなるとはいえません。
千歳市の青葉鍼灸整骨院では、患者さんと適切なコミュニケーションを取り、身体の状態がどうなっているのか、だからこういうところに痛みが出ていて、こういう治療をしたら、こういう身体になるというところまで、お話をさせていただいております。
五十肩・四十肩の症状だけではなく、ご自身の原因がわからない不調・痛みなど悩んでることがあったら、是非ご相談ください。















